サザエさん時空の似非ヨーロッパ国取り合戦 (Knights of Honor)
ゆる~い国家運営RTS(リアルタイムストラテジー)が遊びたいなぁと思って積み箱から召喚したのがこのKnights of Honor(ナイツ オブ オナー)でした。
なんというか日々の身内トラブル由来のストレスとゲームを遊べていない鬱憤で大爆発しそうだったので、満水前のダム放流の如く積みゲーに救いを求めたわけです。

ひとまずはゲーム欲を満たしてひとつひとつ感情をコントロールしたかった故の緊急避難措置だったのですが、どうにか無事に目的を達することが出来ました。
そんな点滴の様な扱いのKnights of Honorについて同じ症状をもつ方々に私同様投与可能かを判断して貰うべく、雑にはなってしまうのですが簡単にご紹介できたらなと思います。
・・・本来ならもう少しやり込んでから底の浅いレビューを書きたかったのですが、日常にあまり余裕がないことと未完成とはいえ目に触れる機会が多い程Knights of Honorと出会う人が増えるかなと思い雑なレビューを投稿するわけです・・・え、いつも雑じゃないかって?(゚∀゚) スマネェ スマネェ
先ずどんなゲームかというと冒頭に述べた通りゆる~い国家運営RTSとなります。どちらかというと内政よりは(戦術ではなく)戦略寄りな気がします。
その戦略というのは主にどのような場所にどのような人員(部隊)を配置するかという点が特に重要となります。RTSなら当然じゃん?と言われそうな話なのですが、Knights of Honorにはちょっとした制限があり力押しがやり難い・・・選択と集中を要するゲームデザインが採用されているのですよ。

どんなものかと言えばKnights of Honorの特徴的な点に大国だろうと小国だろうと家臣数に一定の制限がかかることがあります。
この手の制限はたいてい支配地域の規模や賃金等で枷をはめる感じなのですが、Knights of Honorは単純に王様除く家臣の数が9人というボードゲームを彷彿とさせるシンプルなルールで制限しています。
家臣はいくつかの専門職の中から選択する必要があり、それによってこなせる仕事が変わってきます。特に個性的なのはスパイですね。これは相手の国に潜伏させておきいざ雇われると、その国にとって致命的な埋伏の毒となります。攻め込んできた敵国の将軍2人が自分の家臣だったとしましょう。 「フフフ、あとは分かるな?」的な大逆転ロールプレイが可能です。(効果には個人差があります。)
逆に士官浪人となって家臣枠を埋めるだけの穀潰しになる可能性もあります。
ただゲームバランス的には専門職の有用性に偏りがあり・・・その辺りはMODで手を入れることが出来る模様。
なので国が大きかろうと小さかろうと働ける人数は固定ですのでその労働量は大国程ブラック企業じみて来ます。
但し大国程給料がいいというか、兵士や教育に予算を割けるのでその点は恵まれています。
さて、そんな国家が乱立する舞台は皆様おなじみのヨーロッパ周辺。よく見ると当時の国家群がそれっぽい地図にひしめいています。

私は日本史専攻だったので世界史はあまり詳しくないのですが、所謂ナーロッパ等の異世界ではなく中世ヨーロッパの世界地図そのまんまのようです。
同じパラド神(Paradox Interactive)から発売されているEuropa Universalisの様に時代毎で史実に沿った歴史イベントがあるのかといえばそんなことは殆どなく、あくまで中世ヨーロッパという舞台を借りただけといった体裁でゲームは進行します。
その傾向はシステム全般に及んでおり先程世界地図はまんまと述べましたが世界史に詳しい人間程Knights of Honorの罠に引っかかります。
何故かというと国家運営の基盤たる資源その他が史実ガン無視でランダムに生えるのですよ。なので馬がいない騎馬民族みたいなおもしろ国家が出来上がります(笑)
結果推し国家で毎度新鮮なヨーロッパ統一が楽しめるわけです。ものは言いようかもしれず
史実性がないとは書きましたが世界史でお馴染み十字軍(+α)イベントがあります。内容は十字軍遠征への参加を要請され家臣を差し出すかどうかの選択を迫られたりと。

家臣を差し出すと戦略性も何もなく十字軍が目標とする国々へ無謀な突貫をさせられます。では断れば・・・と思いきや小学生のいじめの様に周辺国からハブられる未来が待っています。
ではどうするか・・・いじめられないように強くなるしかないよなぁ?(゚∀゚) ニチャァ

ちなみにこの雑な十字軍イベントはロールプレイ的にはなかなか面白いものがあります。無茶振り戦場を辛うじて生き残ったと思えば、敵に囲まれあえない最期を遂げたり、派遣した騎士がそのまま一国一城の主となったりと。
その後も実際に国を立ち上げた初代は宗主国と良い関係だったのが2代目3代目と世代を経るにつれて高まった独立欲求を抑えきれずに反旗を翻したりと妙に生々しい反応を見せてくれます。
他にもローマ教皇の就任イベントがあり、これはまんま家臣(聖職者)がローマ教皇になってしまうという罰ゲームとても光栄なご褒美です。
そしてローマ教皇となったら何が出来るかといえば「破門」です(゚д゚)
ちょっとむかつく相手信心が足りず教会の権威に泥を塗る者に対しカトリックの輪から取り除くことができます。
試しにローマ教皇領(義理の実家)の破門を試みたところ逆破門されました(;´Д`) ナニヤッテンノ
他にも王族同士の婚姻や投票によるヨーロッパ統一等、ロールプレイを存分に楽しんでくれよ的な仕掛けは冒頭に「ゆる~い国家運営RTS」と書いた割にここで紹介しきれない程のボリュームがあります。
ナイツ オブ オナー(原題:Knights of Honor)は
デモ版さえあればSteam版も日本語化出来るよ!
ちなみに2005年発売でした。改めてこのKnights of Honorですが、人様にお勧めできるかと言えば首を傾げて数分悩んでしまいそうな立ち位置のゲームです。 いや、それなりに評価も高いし私個人は楽しめましたよ?
ただ独特なインターフェースに濃い顔(笑)のグラフィックと現代的に受ける要素はあまりなかったりします。

では何が良かったかというと冒頭で述べた通り適度な負荷で遊べる国取りRTSという立ち位置でしょうか。やり込めばまた違った評価をしそうではあるのですが、プレイのきっかけとその過程で得られた栄養素的にもこの感想がぶれない感じでした。
そして何より登場人物の個性が薄い顔は濃いのでロールプレイが捗るというか、捗らせなければ面白さが半減する地味なゲーム性でしょうか。
地味とはネガティブ気味な評価ですが、これはそれだけ遊び方がユーザーに委ねられているわけで調理すれば絶品料理になるだけの素材自体は用意されているわけです。調理しなければ素材かぶりつきになっちゃうわけで・・・あれ、火が通ってないぞみたいな(゚д゚)

これは以前に紹介したHinterlandと同じ空気を感じます。発売時期も数年差ですしね。
なので底が浅いのかと言われればそれは評価の方向性の違いだと思うわけで。
まぁ明らかにシビライゼーションやEU4等の超大作と比べればやれることは少ないと思います。むしろあっちが多すぎる
ですが毎日満漢全席を食べたいかといえばそうではなく、例えば貴方がハリウッド星人ならテイクアウト中華の白い紙箱片手にメジャーリーグを観ながらビールをあおる的な夕食も捨てがたいのではないでしょうか。

いえいえ、様々な推し要素が
摂取できるバランス栄養食でした!
要はその時の食欲に応じて選択する料理の組み合わせなわけですよ。そこに優劣はありません。でも他人のお金で食べる焼肉は至高
さて、ここからはおまけというか私が楽しんだロールプレイの一環を皆様にも体感して頂きたいなと。我がスウェーデン王朝の足跡(ダイジェスト版)をご覧あれ!

隠された悪意を見逃してしまったのだ。

彼は商才に溢れ元々は気ままに諸国を
巡る生活に喜びを見出していたが・・・
それは幻ともいえる一時の自由だったのだ。
そして策略により弟と国を割る手前迄
いくものの、弟のアーヌンドは自ら兄へ
剣を捧げ、また兄であるエイリクも弟の
覚悟を無駄にはしなかった。
父は死んだがスウェーデン王朝は
仕組まれた悪意に打ち勝ったのだ。

スウェーデン王朝は一歩も引かなかった。
幸運なことに弟であるアーヌンド以外にも
忠臣達がエイリクを支えたのだ。
そしてエイリクの後を継ぐのは
もはや英傑とでもいうべき存在。

ただ全てが完璧と言われたニャル王だがひとつだけ望み通りにならぬことがあった。
それは・・・優秀な次世代に対しての教育。
(び、微妙!)

反乱者は殆どが城の前に吊るされた。
そして先代の搾りかすと迄揶揄された
ソールシュタインであったが重要な
仕事を成し遂げたと伝わる。
それは自らの能力を継ぐ次世代を
残さなかったこと。
酷い言われようであるが、彼の時代
国が大きく荒れたといった醜聞はない
ことだけはここに記しておきたい。

しかしそれは王家の血が絶えることを
意味するが・・・そこには腹案があった。
先々先代の弟であり忠臣の道を選んだ
アーヌンドが遂に王として表舞台に立ったのだ。

アーヌンド王もまた子を成さなかった。
彼は自らの手でその血筋を封じたのだ。
跡を継いだのはアーヌンドと共に先々先代を
影から支えたコルマクであった。
古参の忠臣ではあるが家臣筆頭に立つ
ハルヴダンを差し置いての戴冠。
先々々先代の隠し種とも噂されるが果たして。

先代コルマク自身が隠し種でなくとも王妃
シーニュの血筋もまたはっきりしないのだから。
もしもこれら憶測が証明されずとも正統性は
保証されていく・・・王とはそういうものなのだ。
エイジョルフは周囲の憶測をいつの間にか
沈黙させることに成功した。
再度王太子であるフロスガーの血筋が
疑われようともスウェーデンは繁栄してゆくのだ。
ダイジェストで振り返った我がスウェーデン王朝の足跡ですが、ほんと跡取り問題に悩まされています。もしかすると王様が暇をしてる程世継ぎが生まれやすい等の隠しパラメーターがあるのかも知れませんが、基本運任せなので高齢からのハッスルフィーバータイムに恵まれたかと思えば逆もまたしかりなわけです。
なんというか[暴れん坊将軍の爺や]の気持ちを追体験出来るシミュレーターですね(笑)
「上様、早くお世継ぎを〜」というセリフがいかに切実なものであるかが身にしみます。その証拠に江戸の町をぶらぶらと彷徨い続ける貧乏旗本の三男坊はいまだ世継ぎがいない筈(;´Д`)
なんと2025年1月4日に17年ぶりの新作として新・暴れん坊将軍が放映されてました・・・なんと息子が3人もいるぞ!
さて、執筆者の息も絶え絶え且つ雑なKnights of Honorレビューはいかがでしたでしょうか?
以前投稿したHinterlandの記事が思ったより好反応だったので隠れた同士は結構いるのかな?とマイナー気味な国(街)づくりゲーとして今回のKnights of Honorを紹介したわけです。
この手の良作と出会う為の機会は同士達の何気ない一言や有志達による日本語化やMOD開発等、発売を継続してくれるメーカーも合わせて様々なバトンリレーで繋がっています。
当方の記事も雑ながらその一助になればと思いつつこの後は投稿ボタンをポチったら即沈没です(;´Д`) ツラタン アトハマカセタ
あと何かに似てるなぁ・・・とうんうん唸っていたらやってることのベースは「半熟英雄」であることに気がつきました。正確にはエッグモンスターを召喚できないパラレルヨーロッパ史版半熟英雄なのかなと。内政やら外交やらこちらはだいぶ複雑ですけどね(笑)
<次のお話>
<前のお話>
<電子の光に魅入られて>
先行する4マガジンに放り込めないビデオゲームへの迸る熱い妄想を放り込んでいきます(゚∀゚)
