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nanairo_55
読書ノート:夏の庭-The Friends-/湯本香樹実
第39回読書感想文コンクール(1993年度の中学校の課題図書だった)でいわゆる児童文学の類らしい。図書館にいつもお薦め本として掲げられていたので、今回手に取って読んでみた。だいぶ古い本で、30年前のものか・・時折り、昭和の価値観のようなものが出てきて懐かしく感じた。
内容は、小学六年生の3人組が、死にかけたおじいさん、というよりも、放ったらかしの家に住んでいるおじいさんを観察していく中で、子供たちとおじいさんが仲良くなっていく物語だ。そもそも、子供の一人が、祖父の死に直面し、お葬式に参加して、死に顔をみたところから始まる。
死ぬところを見たいという気持ちが、変な方向に向かって、死にそうなおじいさんの観察に向かうのだが・・。
死って身近だったような気もするが、なんか切ない。
ひと夏の交流というか、子供の成長というか、おじいさんの生き様というか、死・戦争・生き方などを考えさせられる一冊であった。
