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【AIイラストの考え方】遠くにあるものが、近づいてくる|望遠レンズ

望遠レンズ、と聞いて最初に思い浮かべるのは「遠くのものを引き寄せる」というイメージだと思います。

使ってみると、それだけではない何かがありました。


🎨 望遠レンズとは何か

望遠レンズは、焦点距離が長いレンズです。200mm、300mm、600mmといった数値で呼ばれます。

遠くにあるものが大きく映る、というのが基本的な特性です。野鳥を撮るとか、スポーツの瞬間を切り取るとか、そういう用途で使われることが多い。

プロンプトでいうと、`telephoto lens` や `200mm` と書くと、この質感に近い絵になります。

ただ、「遠くが大きく映る」だけではないんです。


🎨 奥行きが、つぶれる

望遠レンズを使って最初に気づいたのは、奥行きの感覚が変わることでした。

「圧縮効果」と呼ばれる現象です。つまり、遠くにある2つのものの距離が、実際より縮んで見える。

たとえば、手前に犬がいて、その奥に山がある、という場面を考えます。標準レンズで見れば山は遠く、犬は近くに見えます。でも望遠レンズで同じ場面を見ると、山と犬が同じ平面に並んでいるように見えてくる。奥行きがつぶれて、すべてが同じ距離に押し付けられる感じがします。

これは失敗ではなく、望遠レンズの性質そのものです。


🎨 試してみたこと

「木のある道と、その先の建物」を描きました。

`telephoto lens, 200mm, compressed perspective, tree-lined path, building in background` と書いたら、木と建物が同じ奥行きに並んだような絵になりました。奥にあるはずの建物が、木のすぐ後ろに立っているように見える。

最初は「なんか変だな」と思いました。距離感がリアルじゃない気がして。

でも眺めていると、これはこれで絵として成立しているな、と思い始めました。現実の空間とは違うけれど、絵としての密度が出ている感じがします。その密度が、なんとなく好きだったりもしました。

現実の奥行きを再現することと、絵として面白い構図を作ることは、別の話なのかもしれない。


🎨 プロンプトへの翻訳

望遠レンズを指定するときのプロンプトです。

telephoto lens, 200mm, compressed perspective, distant subject

望遠レンズ、200mm、圧縮されたパースペクティブ、遠くの被写体

`compressed perspective` が圧縮効果を指示するキーワードです。これだけでも効果が出ることがありますが、`telephoto lens` と組み合わせると安定して出やすくなります。

`300mm` や `600mm` と数値を上げると、圧縮がより強くかかります。どこまで非現実的な奥行き感にするかで数字を調整する感覚です。


🎨 距離を詰めずに、距離を見せる

望遠レンズの一番おもしろいところは、「遠くにいながら、近くを見せられる」ことだと思っています。

ポートレートレンズも似たような話をしましたが、望遠はさらに極端です。被写体から100メートル離れていても、顔がはっきり見える絵が作れる。物理的な距離と、絵の中の距離感が切り離されています。

プロンプトで言うと、これは「主役を大きく映しながら、主役のいる環境も残せる」ということでもあります。背景を溶かすのではなく、背景ごと引き寄せる。

どこまで引き寄せるかは、毎回少し迷います。
ま、いっか。


あとがき

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

望遠レンズは、アップにしたいときに使えるかも?
個人的には、あまり効果を感じられなかったです。

よければご活用ください〜

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