【AIイラストの考え方|実践】自分の型を使って描く
前回の「自分の型ができる瞬間」を読んでいない方は、先にそちらをどうぞ。
🎨 今回やること
前回、自分の型は意識して作るものではなく、繰り返しの中から浮かび上がってくる、という話をしました。
今回は、ひとつの型を仮に決めて、それを使った場合と、あえて外した場合の2枚を並べてみます。
🎨 今回使う型
実験用に、こういう型を設定してみます。
やわらかい光。色数を抑える。要素を少なめにして余白を残す。ネガティブで派手さを弾く。
静かめの絵に寄った型です。人によって型は違うと思いますが、今回はこれで試してみます。
🎨 画像1:型どおりに描く
意図メモ:
題材は「雪の日の朝」。設定した型をそのまま使う。やわらかい光、色数を抑える、要素少なめ、余白を残す。
prompt: 1:1 aspect ratio, snowy morning, small dog sitting quietly on a porch, soft white and pale blue tones, thin layer of fresh snow, gentle diffused morning light, minimal composition, open empty space around the dog
negative: vivid colors, busy background, many objects, text1:1、雪の朝、ポーチに静かに座る小さな犬、やわらかい白と薄い青の色調、薄く積もった新雪、穏やかな拡散する朝の光、最小限の構図、犬の周りに開けた余白
ネガティブ:鮮やかな色、にぎやかな背景、多くの物体、テキスト

型の通りの空気が出ています。静かで、落ち着いていて、余白がある。
この型が好きな人には安心できる絵だと思います。ただ、この型だけで描き続けると、似た絵が並んでいくことにもなる。
🎨 画像2:型を外して描く
意図メモ:
同じ「雪の日の朝」。型を意識的に外す。色数を増やす。要素を増やす。光を強くする。型の中にはない選択肢を入れてみる。
prompt: 1:1 aspect ratio, snowy morning, small dog running through snow, bright golden sunlight breaking through clouds, red scarf on the dog, colorful houses in background, children's footprints in snow, sparkling snow particles in air, lively winter scene
negative: muted colors, empty, minimal, text1:1、雪の朝、雪の中を走る小さな犬、雲間から差す明るい金色の日差し、犬の赤いマフラー、背景にカラフルな家々、雪の上の子どもの足跡、空気中にきらきら光る雪の粒、にぎやかな冬の景色
ネガティブ:落ち着いた色、空っぽ、最小限、テキスト

型の中にはなかった絵が出てきました。
にぎやかで、色が多くて、動きがある。同じ「雪の日の朝」なのに、ずいぶん違う絵になります。
🎨 2枚並べてみて
型どおりの方は、狙った空気がちゃんと出る。安定しています。
型を外した方は、予想していなかった絵が返ってくる。落ち着かないけれど、知らなかった選択肢が見える。
どちらも同じ題材で、どちらも嘘はない。ただ、切り取り方が違う。
型を使うことが正解でも、外すことが正解でもなくて。両方やってみると、型の輪郭がはっきり見えてくるのがおもしろかったです。
🎨 型は変わっていくもの
自分の型がいつの間にかできていたとして、それがずっと同じままかはわからないです。
描いていくうちに好みも変わるだろうし、外してみた要素の中に、そのうち型に混ざっていくものがあるかもしれない。
型は完成品ではなくて、途中経過なのかもしれません。
あとがき
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
画像生成をするたびに、もっとこうしたい、こうなればいいのにっていうことが増えてきますよね。
その度に、プロンプトに追加して、修正して、そしてどんどん膨れ上がる。
いったいどうやって管理してるんすかこれw
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