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【AIイラストの考え方】水面を変えたら、床と壁に網目が現れた|コースティクス

水面は揺れている。光も当たっている。それなのに、床や壁は静かなまま。水のある絵なのに、水面だけで話が終わって見えることがあります。

今回は、水面の形だけを変えた2枚を比べました。先に1枚目からいきます。


💧 画像1:水面はある。床の光は一枚だった

English:1:1 aspect ratio, a perfectly flat, mirror-still sheet of clear water transmitting one strong directional beam as a broad, even patch of light onto the floor and wall, no rippling mesh patterns or caustic cells

日本語訳:1:1。完全に平らで静かな透明の水面を通った強い光が、床と壁へ大きく均一な光として届く。揺れる網目模様や、動くコースティクスは入れない。

天窓の下に水槽があり、床と曲面の壁へ明るい光が落ちています。光の内側は、ほぼ一枚の明るさです。

コースティクスの記事なのに、1枚目にはコースティクスがありません。これで合っています。比較は、ときどき順番が少しややこしいです。


💧 画像2:水面を動かすと、床と壁に網目が出た

English:Use the attached baseline as environment reference image 1. Change only the water geometry from a perfectly flat surface into small coherent ripples, focusing the same light into a rippling caustic network across the same floor and curved wall.

日本語訳:添付した1枚目を参照し、一つの変数だけを編集する。変えるのは水面の形だけ。完全に平らな水面を小さく連続した波紋へ変え、その結果として、同じ光を床と曲面の壁へ揺れるコースティクスの網目として集める。

場所もカメラも、光の方向もほとんど同じです。変わったのは水面の形だけでした。2枚目では細かな波が入り、床と壁には、明るい縁と暗い隙間がつながった網目が広がっています。

水の話なのに、比較ではだんだん壁のほうが気になります。少し迷子ですが、今回はそれで合っていそうです。


💧 変わったのは、水ではなく別の面

この明暗の網目がコースティクスです。つまり、水面や曲がったガラスで光が曲がり、集まった光が別の面へ模様として現れる現象です。

NVIDIAのレイトレーシングに関する公式資料では、曲面で反射・屈折した光が集まり、別の面へ投影されるものとして説明しています。Epic Gamesの水表現に関する公式資料にも、水の下の面へコースティクスを見せる例がありますが、見た目だけを作る実装も含まれます。

画像生成AIが同じ計算をしている、という話ではありません。ここで借りるのは、強い光が水面を通り、別の面へ届くという条件だけです。


💧 AIは、壁の網目を大きくした

柱、水槽、配管、天窓、カメラ位置はそのままで、水面と光模様が変わりました。一変数比較として見やすい形です。

ただ、水面の細かな波と、壁の大きな網目は同じ縮尺ではありません。床の模様もかなり明るく、一目で分かるように強く整理されています。

それでも、空中の光線やレンズフレアには置き換わらず、網目は光の当たる床と壁へ出ました。今回見たかったつながりは残っています。


💧 いつものプロンプトへ、光の行き先を足す

下のコードブロックは、いつもの場面プロンプトの後ろへ足す部品です。水と強い光だけでなく、光を受ける面まで場面に入れておきます。

今回なら、天窓から入る強い光が、波打つ透明な水面を通り、石の床と曲面の壁へ届く。そこで明暗の網目を作る、という順番です。

strong directional light passing through a visibly rippled clear water surface, rippling caustic light patterns cast onto the nearby floor and wall, bright-edged cells with darker gaps, the pattern confined to the surfaces receiving the transmitted light, preserve the scene geometry and camera, not lens flare, not volumetric light rays, not rainbow light

日本語訳:強い方向性のある光が、目に見えて波打つ透明な水面を通り、近くの床と壁へ揺れるコースティクスの模様を落とす。明るい縁と暗い隙間のある網目にし、透過光を受ける面の中だけへ出す。場面の形とカメラは保ち、レンズフレア、空中の光線、虹色の光にはしない。

`caustics` と名前だけを足しても、模様を出す面までは決まりません。光がどこへ届くかまで続けて書くほうが、今回の2枚には合っていました。


💧 このプロンプトが役に立つ場面

コースティクスは、水そのものより、水のまわりが静かすぎるときに使いやすそうです。

  • プールや浅瀬で、水底が均一に明るく見えるとき

  • 水槽のある部屋で、床や壁まで水の存在を広げたいとき

  • ガラスの器や透明な曲面を通った光を、机や人物へ見せたいとき

反対に、曇り空のような広くやわらかい光や、模様を受ける床や壁が画面にない場面では、網目だけが浮きやすくなります。水、強い光、受ける面。この三つが見える場面から試すと、差を追いやすくなります。

全部を作り直さず、水面と、その先にある面だけ見直してもよさそうです。

水の現象なのに、比較でいちばん大きく変わったのは、水から少し離れた壁でした。次の水辺でも、しばらく水面を見たあとで壁に気づきそうです。
ま、いっか。


あとがき

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

光でも水面を通すことで網目状になる。
これも美しいですね!

記事のボリューム感については、まだ調整中なので、
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