【拘置所日記】控訴期間8日目〜14日目
(待ち人しろねこが、本人から届いた日記を抜粋してアップしています)
拘置所生活も1週間過ぎ、ここでの生活にもだいぶ慣れてきた。
毎日の食事も醤油のおかげで格段に幸せになっているし、簿記や英語の勉強のおかげで独居の寂しさも紛らわせている。この先のことを考えると不安に襲われることもあるが、何とか前向きな気持ちを保てている。
日々の楽しみといえば、食事。
朝食は、麦飯・味噌汁の基本セットに何かのおかずの組み合わせ。
意外と千葉県名産のピーナツ味噌の登場頻度が高い。自分では買ったことなかったけど、意外とおかずとしていい仕事するできる子だ。
昼食と夕食は日によってメニューが異なるが、肉と野菜の炒め物や餡掛けなんかが多い。
調理担当者の個人差なのか、味付けの当たり外れが大きく、素材の味しかしないこともしばしば。今の僕には心強い味方である醤油様がいらっしゃるから問題ないけど、実は醤油を使えるのは未決期間のみ。14日間の控訴期間が過ぎて既決になったら醤油様はいなくなってしまう。今のうちに薄味に慣れるしかない…
たまに、なぜこんな組み合わせ?って不思議になる日もある。例えば、、、
・ハヤシライス+激甘ぜんざい
・卵焼き+大根おろし+かぼちゃ入りぜんざい
・里芋の煮っころがし+激甘ぜんざい
・麦飯+きな粉(これは朝ごはんだが)
この14日間でぜんざいの登場頻度が高いのが気になる。甘いものは精神安定的にもいいからなのかな?
ぜんざいは丼で出てくるので、なかなか完食するのが辛い。申し訳ないと思いながら残してしまった。
そして、勉強の話。
ここに来てから簿記の勉強を始めたのに、もう簿記3級の合格点に届き始めた。外にいたらこんなに貪るように勉強なんてできなかっただろう。
実は拘置所では電卓が買える!しかし1,210円もする。ここではお金は無駄遣いできない。数日悩んだけど、もう手計算では限界を感じる。思い切って購入することにした。
簿記に加えて、英語の勉強も続けている。学生の頃は英語はそれなりにできたはずなのに、今や中学英語もおぼつかず、あまりの忘れっぷりに愕然としてしまう。
ちなみに、控訴期間14日が過ぎても、1~2週くらいは今の未決房のままで、しばらくしたら既決房に移動になるらしい。
いろいろ教えてくれた親切な職員さんによると、房が移るまでは未決扱いとのこと。それは有難い!手紙も出せる!きっと醤油も使える…と思いたい。
また、入所時の健康診断の結果も聞けた。僕は外にいる時には処方薬を飲んでいたが、健康診断でもやはり投薬が必要と判断され、ここでも引き続き薬を出してもらえることになった。特に整腸剤を出してもらえたのがありがたい!大部屋になって、就寝時間にお腹痛くなってバケツで流すトイレに籠城なんてしたら、トラブルになりそうだし。
しろねこからの手紙が来ると、その時だけ普段の僕に戻れる気がする。
手紙によると、僕が居なくなった後、残してきた犬は自動餌やり器のダイヤルを自力で回して開ける技を身につけたらしい。しろねこの頭を抱えている様子が目に浮かぶ。クスッと笑みがこぼれたが、同時に寂しさもやって来た。老犬なので、僕が出る頃にはもう寿命を迎えているだろうな…

控訴期間の14日間は、思っていたよりあっという間だった。留置場で最初に一緒だった人が、「体感時間が遅く感じるのも、辛いのも、留置場が一番だよ。拘置所、刑務所と進むほど早いよ」と言っていた。本当にその通りだと実感する。
さて、今晩寝て起きたら一歩先に進めるぞ。
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