「実務経験が足りません」と言われたあの日。
約1年前のことです。
猫専門ペットシッターとして開業したいと思い、調べ始めた私は、大きな壁にぶつかりました。
「動物取扱責任者になるには、実務経験が必要です。」
その言葉を知ったときは、正直、頭の中が真っ白になりました。
「猫が好き。」
「猫のために働きたい。」
その気持ちだけでは、開業できない現実があったのです。
そこから求人を探し始めました。
でも、思うようには見つかりませんでした。
年齢のこと、勤務条件のこと、生活との両立…。
「50歳から新しい仕事を始めるって、こんなに難しいんだ。」
そう感じることもありました。
それでも、不思議と「もうやめよう」とは思いませんでした。
少し時間がかかっても、遠回りになっても、猫に関わる仕事をしたいという気持ちは変わらなかったからです。
今振り返ると、あの時すぐに思い通りに進まなかったからこそ、開業への覚悟が少しずつ育っていったように思います。
夢は、一歩で叶うものではありませんでした。
でも、一歩ずつ進めば、昨日できなかったことが、今日できるようになる。
そんなことを、この一年で何度も経験してきました。
だから私は、これからも焦らず、一歩ずつ進んでいこうと思います。
あの日の私に伝えたいことがあります。
「大丈夫。ちゃんと前に進めるよ。」
そう言える今日が来たことを、少しだけ誇りに思っています。
