「問題解決」は基盤の枠外なのか?学習の基盤の資質・能力について考える
国の教育資料にある少し不思議だと感じた「図」についてお話ししますね。
皆さんは「学習の基盤」と聞くと、何を思い浮かべますか?
実は、次の学習指導要領での考え方は、これまで学習の基盤として位置付けられていた「問題発見・解決」だけが、少し特別な場所に置かれています。

1. なぜ「基盤」の枠の外なの?
図を見ると、言語能力等(読み書き等)の 「基盤」の枠から、あえて外れてどっしり構えています。
それは、この力が 「単独で練習できる道具」ではないという見解からです。
例えば、算数の解き方と図工で作品を作る工夫では、「解決」の中身が違いますよね。
つまり、教科という 「本番の舞台」があって初めて発揮される力だからということです。
2. 道具(OS)としての力
一方で「情報活用能力」「言語能力」はオレンジ色の「基盤」の枠にしっかり残っています。(情報活用能力はこれまでの解釈から少し守備範囲が狭くなっています。このことについては、後日お伝えしたいなと思います)
これは、パソコンを使ったり文章を読んだりする力が、「学びのOS」だからです。
これらはいわば、 学習を探究的に学びを進めるための 「エンジン」の役割です。
道具を使いこなすからこそ、 難しい問題にも挑めるようになるのですね。
3. 学びのゴールであり、道筋
「問題発見・解決」が 特別な場所にいる理由。(教科等の絡みもあるのかなと感じています・・・。特に総合的な学習の時間)
それは、それが教育の 「ゴール」そのものであり、「学ぶプロセス」だからです。
単に教えられるものではなく、 実際に頭を動かし、挑戦する中で育っていくものなのです。
学校も、子どもたちが自律して問題を解決できる「場」でありたいと考えています。
【今日のアクション】
今日、お子さんが何か困って いたら、すぐに答えを教えず 「どうしたらいいかな?」と一緒に作戦を立ててみて ください。それが「解決する力」 を育てる第一歩になりますよ。
