【企業】何から準備したら良い?

「起業したいのですが、何から準備したら良いですか?」

この質問は本当によくいただきます。
結論から言えば、やりたいことが明確に決まっているのであれば、基本はとてもシンプルです。

開業届を出し、サービスを開始する。
極論すれば、それだけです。

もちろん、事業計画や戦略設計は大切です。
ですが、「失敗したらどうしよう」と不安ばかりが先に立つ場合、その事業はまだ具体化できていない可能性があります。

本当にやりたいことが明確で、サービス内容が具体的にイメージできている人は、案外そこまで悩みません。
やることが見えているからです。

逆に、「失敗が怖い」という感情が強い場合は、一度立ち止まってもよいかもしれません。
あるいは、副業という形で小さく始める方法もあります。

マネタイズが難しい段階で生活をすべて賭けてしまうのは、精神的な負担が大きくなります。
副業としてテストし、需要を確認し、改善しながら育てる。
このプロセスは非常に有効です。

この記事を読んでくださっている方の中にも、

「やりたいことはあるけれど、失敗が怖い」

と感じている方がいらっしゃるかもしれません。

その場合、まずやっていただきたいことがあります。

それは、サービスを“極限まで細かく分解する”ことです。

私はピアノ調律師なので、この仕事を例に考えてみます。

ピアノ調律師の業務は、大きく分けると

・調律
・修理
・調整

があります。

さらに関連業務として、

・買取
・販売

も含まれます。

一見すると幅広い仕事ですが、ここで分解して考えます。

この中で最も始めやすいのは何か。

答えは「調律」です。

その次が「調整」。

この2つは、基本的に工具とカバン一つがあれば始められます。
あとは技術力です。

一方で、修理となると話は変わります。

部品の仕入れが必要になります。
パーツの調査、在庫管理、保管場所。
場合によっては作業スペースも必要です。

買取・販売も同様です。

仕入れ資金が必要になり、
ピアノの保管場所、
修復する場所、
輸送の手配。

一気に固定費とリスクが増えます。

だからこそ、まずは「調律一本」で始めるという選択が現実的になります。

できることを最小単位まで削る。
その最小単位でサービスを開始する。
そして、少しずつ広げていく。

これはピアノ調律に限った話ではありません。

どんな職業でも同じです。

飲食業なら、いきなり店舗を構えるのではなく、
間借り営業やテイクアウト専門から始める。

デザイン業なら、
まずは単発案件から受ける。

教育サービスなら、
小規模なモニター募集から始める。

いきなりフルパッケージで始めようとするから、
準備が重くなり、不安も大きくなります。

極限まで分解する。
最小単位で始める。
そこから広げる。

これが、私が考える起業の現実的なスタートです。

完璧に準備してから始めようとすると、
永遠に始められないこともあります。

まずは小さく。
そして確実に。

やりたいことがあるなら、
その一番小さな形を見つけてみてください。

そこからすべては始まります。

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