乾燥には十分ご注意を
去年の今頃は大船渡市の林野火災に派遣され、対応に追われていました。
同じく今年もこの時期は雨や雪が降る頻度がとても少なく感じます。
雨が降らないため乾燥注意報が相次ぎ、いつ火災が起きてもおかしくありません。
今回は本職らしい内容になっております。(笑)
乾燥への注意と山火事についてお話させてください。
林野火災注意報・警報とは
令和7年2月に岩手県大船渡市で発生した大規模林野火災を踏まえ、火災予防条例というものが改正されました。
令和8年1月1日から林野火災の予防を目的とした「林野火災注意報・警報」の運用が開始されていたのを皆さんはご存じでしたか?
概要として
発令期間:1月1日~5月31日まで
発令条件:乾燥注意報及び暴風警報が発表されたとき→林野火災注意報
上記に加え、一定期間の少雨を認めるとき→林野火災警報
対応:火災予防条例29条 火の使用の制限に努めなればなりません!
この制限に違反した場合は【罰則】30万円以下の罰金又は拘留が課せられます。
かなり重い罰則ですよね…それだけ危険な行為なのです。
注意すべきこととは

期間中に発令された際は以下の項目に気を付けなければなりません。
山林、原野等に火入れをしないこと。
煙火(花火)を行わないこと。
屋外での火遊びまたはたき火をしないこと。
山林や原野等、引火性または爆発性の物品、その他可燃物の付近で喫煙しないこと。
タバコの吸い殻などの残火、火粉を始末すること。
項目たくさんありますよね(笑)
それだけ火災の危険性が高く、火の取り扱いには注意が必要だということなのです。
火を利用するときやキャンプやBBQを行う際には管轄の消防機関へ届出が必要かぜひ確認してみてください。
かけがえのない森林を火災から守ろう!
森林には、土砂災害の防止や水源のかん養など、様々な働きがあります。
そして林野火災で森林が焼失すると、復旧には大変な年月と労力がかかります。
私が調べたところ、森林の多面的機能は一部貨幣評価できるものだけでも年間70兆円だそうです
1.土砂災害防止・土壌保全【36.7兆円】
表面浸食防止や表面崩壊防止
2.水源かん養【29.8兆円】
洪水緩和、水資源貯留及び水質浄化
3.保健・レクリエーション【2.3兆円】
保養及び療養、娯楽、スポーツ
4.地球環境保全【1.4兆円】
二酸化炭素吸収、化石燃料代替エネルギー
5.物質生産
木材の切り出し、材木を用いた食料の生産
6.生物多様性保全
遺伝子・生物種・生態系の保全
7.快適環境形成
機構緩和、大気浄化、
8.文化保護
景観、教育、宗教、祭礼、芸術、伝統文化、地域の多様性
森林がなくなると甚大な2次被害に繋がってしまいます。
山々に森林が植えられていないだけで年間流出土砂量は307トンであり、これは自然にあふれた山々の150倍近くになります。
そのため、火入れと共に植栽や保全活動を行うことで環境保護にも努めていきたいものですね。
最後にお知らせです
本日、3月1日から7日までの7日間は春の火災予防運動が行われます。
また全国山火事予防運動の期間でもあります。
降雨量も少なく、空気が乾燥するため、山林近くでの火の取り扱いには十分注意し、未然に予防しましょう!
たまには本職らしい内容も発信できたらと思い、書いてみました。
少しでも皆さんへ伝えられたら幸いです。
それではまた!
