【VOL.26】その中古物件、買って大丈夫?|建築士が教える内見で見るべき7つのサイン
リフォーム済み物件でも、構造的な問題が隠れている可能性があります。
見た目だけで判断すると、購入後に高額修繕につながる可能性があります。
内見で見るべき7つのサインを、実践方法でまとめました。
なぜ内見が重要か
中古物件では、見えない問題の見極めが購入の成否を左右します。
築30年以上では25〜30%に床傾斜などの劣化が見られる傾向があります。
(出典:日本建築学会)
見落としは平均200万円以上の修繕費に発展する可能性があります。
(出典:住宅リフォーム推進協議会)
内見の質が高まれば、その後の安心とコスト削減が期待できます。
内見で見るべき7つのサイン
【サイン1】床の傾き ★効果:不同沈下や躯体の歪みを早期発見★
スマホ水平器と1m定規で高低差を測定。

6mm超/1m(6/1000)は要注意(国土交通省告示第1653号)。
10/1000超で健康被害の可能性があります。
修繕200〜600万円が目安です。
【サイン2】外壁のクラック ★効果:耐久性と防水性を把握★
名刺(約0.2mm)を差し込んで幅を推定。
0.3mm未満はヘアクラック、0.3mm以上は補修必須、1.0mm以上は
緊急対応。
(日本コンクリート工学会)。

鉄筋腐食の可能性があります。
【サイン3】雨漏りの痕跡 ★効果:防水層の破綻を発見★
天井のシミ、壁の膨らみ、サッシ周りを確認。
古いシミは乾いた茶色、新しいものは湿って濃い色。
雨の翌日内見が有効。

屋根修繕60〜200万円(損保会社統計)。
【サイン4】基礎のひび割れ ★効果:耐震性と不同沈下リスクを評価★
床下点検口と外周基礎を確認。
幅0.3mm以上・深さ4mm以上は危険、0.5mm以上は即時対応。

(日本建築防災協会)
エポキシ注入3千〜6千円/m。
【サイン5】水回りの劣化 ★効果:給排水の維持コストを予測★
配管寿命は給水管15〜25年、排水管15〜30年(国土交通省)。
水圧低下や赤水は要注意。
戸建交換50〜80万円、マンション30〜50万円。
【サイン6】近隣環境 ★効果:変更できないリスクを評価★
日当たり(冬至で4時間以上)、騒音55〜60dB、ゴミ置き場を
朝・昼・夕に複数回確認。
近隣トラブル**62%**の報告(国民生活センター)。
構造は直せますが、立地は変えられません。

【サイン7】リフォーム履歴 ★効果:建物の健康診断書を確認★
直近10年の修繕記録、耐震補強の有無を確認。
売主・仲介へ質問、またはホームインスペクション(5〜8万円)も有効。
(日本ホームインスペクターズ協会)

耐震補強で**20%**の資産価値向上が期待できます。
3段階チェック法
覚えておいてください。
①目視で異常を数値確認
②環境を時間帯別に確認
③履歴を質問で確認
この3段階でリスクを抑えられます。
今日からのアクション
気になる物件を7つのサインで再チェックしましょう。
不安が残る場合はホームインスペクション(5〜8万円)の活用を検討して
ください。
(日本ホームインスペクターズ協会)
これで数百万円規模の修繕リスク回避が期待できます。
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※出典 日本建築学会、住宅リフォーム推進協議会、国土交通省告示第1653号、日本コンクリート工学会、日本建築防災協会、国土交通省、国民生活センター、日本ホームインスペクターズ協会、損保会社統計
