Ebb — わからないままにしておく
1919年5月12日。
ヴァージニア・ウルフはこう書いている。
what produces either ebb or flow I’m not sure.
潮が満ちたり引いたりする。
でも、その理由はわからない。
説明しない。
物語にしない。
心理分析にしない。
ただ、「わからない」と置く。
LLMにこの一文を渡すと、
“mysteries of human nature” と返ってくる。
空白を埋めたがる。
未確定を嫌う。
でもウルフは埋めない。
そこが静かに強い。
出版の朝、少し落ち込む。
褒められないと気になる。
30分で回復する。
それでいい。
中心は、芸術の喜び。
潮はある。
原因は特定しない。
最近、入力はほぼ見ていない。
誤字もある。
でもそれも潮の一部だと思う。
完璧に制御していない。
それでも進む。
スローであることは、
遅いことではない。
わからないままにしておけること。
それが、たぶん強さだ。
