HSPな保育士が家で実践する「一人になりたい」と思った夜の過ごし方3選

園から一歩外へ出ると子どもたちの声がずっと遠くに聞こえて、どこか他人ごとに変わる瞬間。
今日も無事に終わった安心感で、ふう、と口から息がもれます。
その瞬間、どっと疲れが押し寄せてきて「今日はもう誰とも話したくないな…」と塞ぎ込んでしまう。そんな経験はありませんか?
「一人になりたい」と思う気持ちは、あなたの心が発している大切なSOSです。その気持ちをやさしく叶えてあげることで、また前を向く元気が湧いてきます。
この記事では、人間関係でクタクタになった夜、HSP気質を持つ現役保育士の私が家でやっている「一人の時間を確保するコツと過ごし方3選」をご紹介します。
仕事帰りに寄り道する元気すら残っていないけれど、とにかく一人になって心を休めたい。そんな方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
一人になりたいと思うあなたは、自分勝手じゃない
まずお伝えしたいのは、一人になりたい気持ちは『自分勝手でもわがままでもない』ということです。
保育の現場は、即断即決の連続です。
一瞬の判断の遅れがケガに繋がる恐れもあり、私たちは常にアンテナを張り巡らせて神経をとがらせています。さらに他の先生の動きも見ながら、自分の役割を瞬時に判断する連携プレイ。
特にHSP気質があるなら、その刺激は何倍にも感じられているはずです。
これだけたくさんの人と関わって刺激を受けていれば、脳が「これ以上は処理しきれないよ!」とオーバーヒート(脳疲労)を起こすのは当然の反応。
一人になりたい私たちをみて「人との関わりを拒むなんてネガティブだ」と感じる人もいるかもしれません。ですが誰かと話して発散する人がいるように、一人で過ごす時間で回復する人だっているのです。どちらが正しいわけでも間違っているわけでもありません。
体が疲れたら横になるのと同じように、脳を休める方法があなたにとっては『一人になること』だっただけ。
「保育士なのに…」と自分を責める必要はないのです。
同居人がいるときは、「一人になりたい」と伝える
家族やパートナーなど同居人がいる場合は、「仕事で疲れたから、一人になる時間がほしいんだ」と言葉にして伝えてみましょう。
事前に伝えておくと、「相手にどう思われるだろう」という後ろめたさが消え、心置きなく休むための前準備ができるからです。
「家事の分担があるのに申し訳ない」と罪悪感がわくときは、「明日の家事を1つ多めに引き受けるね」と調整するのがオススメ。
疲れている時は、伝える手間を面倒に思うかもしれませんが、モヤモヤしたまま引きこもるよりずっと健全です。
ただし涙が出るほど限界な夜は、家事の調整なんて後回しで大丈夫。「ごめん、10分だけ引きこもらせて!」と、なにより自分を最優先にしてくださいね。
罪悪感なしで過ごすひとり時間は、心の回復スピードが段違いです。まずは素直に甘えてみてくださいね。
一人になりたい気持ちを満たす過ごしかた3選

準備が整ったら、さっそく私のおすすめの過ごし方をご紹介します。
一人になりたいときは五感への刺激を減らし、自分にゆるく優しくしてあげるケアが回復への近道。
効果を感じるまでは「何の意味があるんだろう」と思うかもしれませんが、「私は今、回復のために大事な時間を使っている」と意識する感覚が大切です。どれか1つでも、合わせ技でも効果的ですよ。
①オレンジの照明をつけて、明るさを落とす(視覚)
五感の中で、視覚からの情報は約8割を占めると言われています。
まずは部屋の電気を消し、リラックス効果のあるオレンジ色の間接照明に変えてみましょう。私は調光できる裸電球を愛用し、疲れ具合で明るさを変えています。
涼しい夜なら窓をあけてキャンドルを灯し、揺れる炎をぼんやり眺めるのもおすすめ。火が心配な方は、100円ショップのLEDライトでも十分に脳を落ち着かせることができますよ。
②好きな香りをまとう(嗅覚)
五感の中で最も本能(脳)にダイレクトに届くのが『嗅覚』です。即効性があるので、クタクタな夜にはうってつけ。
ディフューザーがなくても、ティッシュにアロマオイルを数滴垂らすだけでOK。香りに酔いやすい方は、ボトルのフタを開けて置いておくだけでも癒やされます。
香りだけだと手持ち無沙汰になるときは、ホットアイマスクを併用するとさらに没入できます。
※お香は煙で頭痛をおこす心配があるので、使用後の換気を忘れずに。
③自然の環境音を流す(聴覚)
無音だと落ち着かないけれど、歌詞のある音楽は感情が揺さぶられて疲れてしまう…。そんな時は『夜 環境音 BGM』で検索して焚き火や波、虫の音を流してみましょう。
聴くことだけに集中するのが難しければ、目を閉じて布団に大の字で寝転ぶのがおすすめ。
ちなみに私は、小さなプロジェクターで壁に大自然の映像を映し、目と耳から癒やされています。
一人になりたいけどさみしいときはラジオがオススメ
五感に働きかけるだけでは物足らない。ひとりの時間はなんだかさみしい…。
そんな夜は、ラジオを聴くのがオススメです。
ラジオの良さは、誰からも干渉されず、相手の反応を気にする必要が一切ないこと。テレビやYouTubeのように視覚的な刺激が強すぎないため、疲れた脳にも優しいのです。
私のお気に入りは、TOKYO FMの『リリー・フランキー「スナックラジオ」』。ゆったりとしたBGMの中、マスターとアルバイト女子たちの飾らない会話をただ聴いているだけの、絶妙な距離感が心地よくて癒やされます。
カフェに足を運ぶ元気すら残っていない夜だからこそ、おうちでそっとラジオを入れてみてください。誰にも気を遣わず、心地よい「人の気配」に包まれますよ。
まとめ:一人になりたい気持ちを叶えて、明日へのチャージを!
子どもや大人に囲まれ、常に刺激にあふれる保育の現場。
仕事終わりに「一人になりたい」と思うのは、脳が休みたがっているサインであり、決して自分勝手ではありません。
同居人に一言伝えて安心な環境を作ったら、ぜひ五感をゆるめるセルフケアを試してみてください。
・視覚: オレンジの照明で明るさを落とす
・嗅覚: 好きな香りをまとう
・聴覚: 自然の環境音を流す(寂しいときはラジオを)
お薬のようにじわじわと効いてくるものなので、「今は大切な回復の時間」と意識して、ゆったりと浸ってみてくださいね。
今夜、あなたの『一人になりたい』という大切な願いが優しく叶い、擦り切れた心が少しでも回復しますように。
