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ドサクサ日記 9/29-10/5 2025

29日。
Ponpoko Radio収録。この日は「無人島に持って行く寿司3貫」という話でかなり盛り上がった。まずは設問のシチュエーションがよくわからない。無人島に持って行くレコードだったら、島で楽しく音楽が聴けるのかなとか思うが、それが食べ物の場合、最後の晩餐的なものなのかなと不安を憶える。仮に生き延びるチャンスがあると考えると、中トロよりお稲荷さんだろう。

30日。
ボイトレからのリハーサル。この日は久々の世田谷スタジオ。東日本大震災のときは、このスタジオでリハーサルをしていた。管弦チームを迎えてのツアー後半戦のリハで、このツアーをやり切ったらバンドを解散するつもりだった。どういうわけか、俺たちは生き残ってしまった。あれからもいろいろなことがあったが、生かされたと思って続けている。来年で結成30年。

1日。
能登の木を使って作っているギターの試奏のために奈良へ。MORGでいろいろな面白い体験をさせてもらった。使う木材によって響きが違う。南米のマホガニーと日本のヒバでは、同じピックアップや回路を使っていても、その音色にはっきりと違いが出るところが面白い。そのあとは、KC君のスタジオでDischarming Manの蛯名君の録音を応援。五味兄の経営するthroatに寄って買い物と談笑。店先でAGE FACTORYのエイスケ君に会い、そのあとは拓人のお店でパスタを食べるというフルコース。へずまりゅうを見かけることはなかったが、俺が好きな「奈良」を堪能。ちなみに鹿云々は「俺らの知らない架空の奈良の話ちゃうか」とのことだった。MORGでは有難いことに藤枝用のマイクスタンドをいただいた。KC君に藤枝までの運搬をお願いした。

アジカン30周年に向けて作っている。然るべくタイミングで披露しますので、お楽しみに。音はむちゃくちゃいい感じ。

2日。
熊本の水害の災害廃棄物。瓦礫として捨てられるしかなかった木を何とか利用できるように交渉して、苦労して木材に加工する道筋を作った人たち。その木材で作ったコンソールデスクの納品。取材をしたのは2022年の6月。何か支援できないかと考えていたけれど、やっと形にできて嬉しい。特注家具はそもそも作るのが難しい。引き受けてくれた野原さんと園田さんに感謝。

組み立てられたコンソールデスク。それぞれに録音用の機材が設置される。イスは京都は宇治の家具屋さんから寄付してもらったスツール。ここでいろいろなミュージシャンが録音のチェックをする日が来るのが楽しみ。釘を抜いてくれたボランティアの皆さんや、板に加工してくれた製材所の方々にも感謝したい。多くの人の思いが連なっている。

3日。
午前中は用宗で地元の建築家や大工さんと街歩き。スタジオ建設の参考にと何度か小林君と来ていたが、改めて素敵なところだった。その後は岡部を経由して藤枝へ。藤枝MYFCのコールリーダーの一左とご両親のご案内で、原町「は組」の屋台を引かせてもらった。その後は、民家の軒先で宴会をされていた「き町」の皆さんにビールをいただいた。「レンタカーなので」と告げたが「置いていきゃーええ」とのことで、運転は友人に頼んで飲ませてもらった。一気に距離が縮まって嬉しかった。その後は方々ほっつき歩いて屋台や地踊り、太夫や三味線方の演奏を堪能。夜には上伝馬の皆さんにこれまたビールをご馳走になった。とても楽しい夜だった。12kmを歩いてヘトヘトで宿に戻ったところ、193ビールの差し入れ。皆で楽しく宴会夜の部。

用宗の海。最高。
上伝馬の屋台。MUSIC inn Fujiedaのお隣の地区。

4日。
宿で仲間が作った朝食を食べ、温泉施設「ゆらく」へ。新しい道の駅や東京芸大とコラボしているという施設を見学。その後は現在の陶芸センターを見学して、びく石牧場のキャンプ場脇の「ゆるびく村」へ。鹿児島から移住してきたという村長が説明してくれた藤枝=静岡県中部の魅力についての話が面白かった。旧市街に戻って再びお祭り見学。下伝馬の屋台の「上踊り」を間近で観ることができた。MIFのある地域は栄区。GPSで屋台を探してみると(そういうサービスがある)、一番奥にいる様子だった。それを訪ねて歩いていったところ、いくつも地域の屋台と地踊りを観ることができた。女性しか乗っていない、人間国宝が歌うなど、個性があって面白い。てこで屋台の角度を変える若い衆の不良感や地踊りの所作も様々でとても楽しかった。

5日。
ラコスバーガーの20周年を祝うフェスへ。懐かしい顔ばかりで、なんだかほっとする。Raccoさんを介していろいろな人と出会ったなと思う。ブッチャーズの吉村さんと親交を深めたのもそうだった。ラコスバーガーがキャンプサイトの前にあった頃、一緒に夜中にリサイタルを開いたのだった。見た目がギリギリのところで愛らしい、なんか謎のオッサン感をこれからも全開にしつつ、いろいろな人たちを繋いでほしいと思う。例えば、2011年の春に、ギターを担いで東北の街に行く勇気のなかった俺を、ハンバーガーと一緒に大船渡まで連れていってくれたのがRaccoさんだった。誰かと誰かが繋がったり、知らない街に縁ができたり、そういう場所/存在としてどうか末長く活躍してほしい。あらためて20周年おめでとう。次は牛窓で釣りっスね。

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