売れるって、何?
最初は好きだったんだ。 あの商品の良さを伝えたくて、客に話すのが楽しかった。 でもな、会社が言う「売る」ってのは、そんな甘っちょろいもんじゃなかった。 ノルマ、数字、会議、売れ売れ売れ売れ、売れなきゃ意味がない。
ある日、気づいた。 好きだったはずの商品が、目の前にあるだけで嫌になってた。
ボールペンの売り方?知らんがな。
研修でよくある、お決まりの問い。 「このボールペンを私に売ってみなさい」
青年は言った。 「私はボールペンを使いません。なので、ご披露できません。」
講師、ポカーン。 だがそれでいい。 商品を売るってのは、誰かの生活に必要なものを届けることだ。 その誰かが 「いらない」 って言ったら、そこに売る理由はない。
胡散臭いセミナーの常套句
「こうすればあなたの会社の商品は売れますよ」 「広告をこの手法で打てば、劇的に売上が伸びます」
はぁ?それで売れるんなら、苦労せんわ。 大抵こういうやつらは、物を売ったこともなければ、商品に心から感動したこともない。 数字を増やせば売上が伸びるって、本気で思ってやがる。
そんな時代はとっくに終わったんだよ。
騙されるな。売るんじゃない、届けろ。
ネット広告も、ノルマ営業も、もう過去のものだ。 物を売るんじゃない。 必要としている人に届ける。それが本当の販売だろうが。
なぁ、もう一度聞くけど、 売れるって、何だよ。
