人生がドン底のときは漫画を読もう(無料記事です)
人は本当に人生のドン底にいるとき、「自分と向き合う」とか「傷を癒す」なんてことは不可能だ。
うっかりそんなことをしてしまったら死んでしまう。そんな極限状態がこの世には存在する。
4年前、突然夫と死別したときがまさにそれだった。
常にあたまの中は恐ろしい妄想でいっぱいで、目を閉じれば瞼の裏に夫が死んでいる姿が浮かび上がってくる。あの頃のわたしには不安と恐怖しかなかった。
そんな極限状態のとき、少しでも気を抜くとすぐに不安と恐怖に飲み込まれてしまう。怖い記憶が蘇っては気が狂いそうになり、未来の不安を考えては気が狂いそうになる。
内省するために自分の傷を掘り起こしてくるなんて自殺行為以外の何ものでもないし、だからと言って目を閉じて瞑想なんて恐ろしくてできない。空白を作るなんてあの頃のわたしにはとんでもないことだった。
とにかく一瞬でも油断すれば、そこに不安や恐怖が滑り込んでくるから、隙間を埋めるしかなかった。
記憶から逃げて、未来から逃げて、空白から逃げて、逃げて逃げて逃げて、あの頃わたしにできたことは、とにかく逃げて時間を稼ぐことだった。
あたまの中を過去や未来でいっぱいにせず、だからといって空白にもしてはいけない。あたまの中を不安や恐怖以外のもので埋めるために、わたしはひたすら本を読んだり、動画を見たり、アニメを一気見したりした。
そんなとき友人から一冊の本が届いた。
星先生の日常はほのぼのして、なんだかシュールでクスッと笑える。まったく害がなくて、ほんわかした気持ちになれる。
地獄の底で這いつくばって血反吐を吐きながら暮らしていたわたしを、一瞬で温かな世界へワープさせてくれる。漫画にはそんな力があった。
漫画を読んでいるときは、怖いこと考えないで済んだ。
そこからわたしの漫画の扉が開かれた。
あれからわたしはありとあらゆる漫画を読み漁り、今ではスッカリ元気になった。
そして今、その友人が辛い状況に陥っている。わたしに漫画をプレゼントして、わたしを救ってくれた命の恩人である友人が。
今こそ、ここ4年で読み漁った漫画の中からとっておきの元気が出る漫画を、今度はわたしから彼女に贈りたい。辛い日常からいっとき解放されるようなホッとしてクスッと笑える、そんな時間をプレゼントしたい。
そこで考えに考えて選んだのがコチラの5冊だ。

今日はコチラの5冊(プラスおまけ)をご紹介していきたい。
① 『いやはや熱海くん』
まず第一に思い浮かんだのが『女の園の星』と少し似た空気感のあるコチラ。なんとなくBL?でも全然激しくなくてほのぼのしていてクスリと笑える。わたしのイチオシだ。
高校生の熱海くんと、彼を取り巻く友人たちのほんわかした日常。心が弱ったときにほんのり温めてくれる、そんな作品だ。
② 『霧尾ファンクラブ』
二つ目に選んだのはコチラ。
クラスメイトの霧尾くん推す女子二人のお話。ちょっと独特なので好き嫌い別れる作品かもしれないけど、とにかく最後が本当に最高。そんなラスト最高すぎる。良すぎる。っていう終わりが待っているので、ちょっと苦手だなっと思っても最後まで読んでみてほしい。
一見恋愛ものかと思うかもしれないけど友情。マジで友情尊いなってなる。胸熱で泣ける作品。
③ 『スキップとローファー』
三つ目に選んだのはコチラの作品。
田舎から出てきた真面目な高校生のみつみが、東京の高校での出会いを通して成長していく物語。
読んでみたらわかるけど、みつみが真面目で純粋で真っ直ぐでとてもいい!
毒親育ちでちょっとやさぐれた志摩くんの心の闇をみつみの健全で純粋な心が洗い流していくのを見ていると、わたしまで心洗われる。どっちかっていうと幸せな家庭で愛されて真っ直ぐ育ったみつみより、毒親育ちの志摩くんに共感してしまう。
そして自分でもビックリしてしまうくらい声を出してゲラゲラ笑える。元気になる。同時に温かい気持ちにもなる。
元気になりたいときにオススメの漫画。
④ 『 凪のお暇』
ドラマもヒットしたので知っている人も多いと思うけど、最近完結したので改めて。
やっぱり人生ドン底で弱っていて、これまでの人生を捨てて新しい人生を生き直そうとしている人には心を支えてくれる作品かなぁ〜と思って。実際わたしも凪ちゃんがゼロから自分の人生を生き直す姿に支えられたし。
後半は凪のお母さん(超毒親)の物語なんかも出てきて、さてこれからどうするのか?誰を選んで生きていくのか?と思ったら、あのラスト。
いやーよかったよ。理想の恋人と支え合い、自分の夢を叶えて、、、っていうそんなおとぎ話みたいなラスト、もはや求めてないもん。
地に足のついた選択に力をもらった気がするから、今人生に行き詰まっている人がいたらぜひ読んでみてほしいな。ドラマとはまったく違うラストだよ。ちなみにAmazonプライム会員なら1巻は無料で読めるのでぜひこの機会に読んでみて〜
⑤ 『本なら売るほど』
これはなんとなく直感で。話題になっていた本で気になっていたんだよね。
(あとわたしの選書があまりにも偏りすぎているので違うテイストも入れてみた。)
古書店を営む店主の日常をオムニバス形式で切り取った作品。
様々な事情のお客さんとの交流がほっこりあったかい。短編小説を読んだような静かで落ち着いた読後感を味わえる。
以上がわたしが友人のために選んだ漫画たち。
日常とは切り離された避難場所がほしい方へ。
心を温めてほっこりしたい方へ。
オススメの漫画です。
⑥ おまけ
ちなみに今回はお友だちがすでに持っていたり知っているだろうということで選ばなかったけど、コチラもオススメ
『きのう何食べた?』
シロさんとケンジの日常。おいしいご飯を食べ、お互いを思いやる。直接的な表現がまったくないのに、そこにあるのは「愛」でしかない。
好きな人と一緒にごはんを食べられるって本当にしあわせなことなんだよなぁ。
『カラオケ行こ!』
『ファミレス行こ。』
『カラオケ行こ!』は合唱部部長の中学生とヤクザとの交流を描いた作品。『ファミレス行こ。」はその後大学生になった聡美くんとヤクザの交流を描いた作品。
甘酸っぱくて切ないけどクスリと笑える。
文章でこの良さを伝えるの難しすぎるので、とにかく黙って一度読んでほしい。百聞は一見に如かず。
あえて一言で表現するなら、狂児が良い。というか良すぎる。狂児が最高すぎる。映画化もされているけど、映画より断然漫画の狂児が良いよ。
以上、弱ったときに読むべき漫画5選(おまけ3選)でした!ぜひ読んでみてね〜
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