あの時、夢を笑われておけばよかった
小学5年生の時、将来の夢について作文を書く宿題が出て、それをひとりずつ発表する授業があった。
順番に発表が進むなか、クラスメイトのひとりが「アイドルになりたい」と言った時、教室中が笑い声で満たされたのを今でもよく覚えている。
みんなが何に対して笑っているのかわからなかったけれど、「自分の夢も笑われるだろうか」と不安になり、作文を机の中に隠して、宿題を忘れたことにした。
それで教室の後ろに立たされることになったのだけれど、私はずっと、笑われたその子から目を離せなかった。
表情ひとつ変えず、凛としたままの彼女が、あまりにもかっこよかったからだ。
夢を諦めた今、思うのは、「あの時笑われておけばよかった」という後悔。
そう思う理由はふたつあって、ひとつは、自分が夢に本気で向き合っていたと確証できないのが情けないから。
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ここまで読んでくださりありがとうございます!とってもうれしいです...‼︎
