【さもない旅行記①】オークランド出張戦記:非情な上司とスーツケースを買い足す女
唐突だが、今私はニュージーランドのオークランドにいる。
初動負荷トレーニングの続きを書こうと思っていたのだが、出張が入ってしまい
記憶がフレッシュなうちに【さもない旅】を先に書くことにした。
今回の出張は、1週間で出発から最初の2日のみ同行者が複数いるが、3日目からは私1人というものである。
去年も同様の出張があったのだが、信じられない強行スケジュール。
帰国後、
私はあやうく出張を命じた上司の名前をデスノートに書くところであった。
オークランドに1週間行くなら、せっかくだから南島にも行ってきてほしい、2つほど新規顧客を訪問してこい、と指令が出されたのだ。
南島の行き先はダニーデンとティマルーだった。日程を見ると2日だけ空きがある。
ここに南島を入れろ、と上司は言った。
2日で2箇所は結構厳しくないですか?
と私は言ってみたが、非情な上司は
神戸から名古屋くらいでしょう?
と軽く笑って突っぱねたのである。
まぁ確かに。地図上で見るとそんな感じ。
えーと、ダニーデンとティマルー間ってどやっていくんですかね?とさらに私は聞いた。
「知らん。どうにかして行け」と非情な上司はあっさり言い放った。
この時の出張については、また改めて書きたいと思うが、新幹線、いや日本の交通機関のありがたさに心底感謝する旅となった。
そう、公共交通機関がなさすぎるのがニュージーランド。
ダニーデンからティマルー行きバスだって1日に2本ほどしかない!
オークランドに帰る飛行機に乗るためには、ティマルー滞在時間はわずか10分になってしまう。
なんですか?これはスタンプラリーですか?
新規顧客に挨拶して自己紹介したら、帰らなあかんやないかいっ!しかも、バス停に来てもらわないと訪問している時間もないやないかいっ!
これは顧客になり得るのか?
なんで来たん?案件ではなかろうか?
いでよ、どこでもドア!
このプラン、どのニュージーランド人に言っても、クレイジー、といわれたものである。
思い出すとあの時の衝撃が蘇る。
心臓がバクバクするので、いったん記憶封印。
こういうわけで、今回は絶対に南島には行かない、と決めていた。
幸い非情な上司も同時期にフィリピンに出張なので、追加の指令はないはず。
仕事はしつつも、オークランドを堪能するぞ!と私はウキウキだった。
去年は初ニュージーランドということもあり、勝手がよくわからなかった。
しかも、南島のミッションのために、あえて空港近くのホテルにしたのだが、(ダニーデンに向かう飛行機は早朝で、帰ってくるのは夜遅いため)そのせいで、仕事の合間にちょっとホテルに戻る、ことができず一日中オークランド市内を彷徨うこととなった。
何度思い返しても、ハードな出張だった。
疲れとしゃべりすぎで(注 仕事!)帰国後私は3日間声が出なくなったほどである。
いかんいかん、
心臓がまたもやバクバクするので、いったん記憶封印!
今回は、是非ともゆっくりたっぷり1人で過ごすオークランドをお伝えしていきたいものである。
さて、今回の出張は、シンガポール航空である!
私がこよなく愛するキャセイ・パシフィックの次くらいに好き❤️
なんなら乗り継ぎのチャンギ空港も大大好物である。
ただ、一点残念なのはキャセイもシンガポールもどっちも機内がめちゃくちゃ寒い。
大袈裟ではなく凍死レベルの寒さなのだ。
去年私は、機内で加圧レッグウォーマーを履き、ウルトラライトダウンにカシミアのストールを巻いて寒さに耐えた。
今回も防寒対策は必須である。
そして今回はトランジットが6時間もあるので、ついでにJewelに行こうと目論んでいる。
そんな計画を立ててほくそ笑んでいると、非情な上司から連絡が入った!
まさかの南島かっ!と全身に緊張が走ったが、指令は
「オークランドでプロポリス入りのスプレー買ってきて!」
というえらく可愛らしいものであった。
去年お土産に渡したプロポリス入りスプレーが痛く気に入ったらしい。
扁桃腺持ちの上司は季節の変わり目には、声が出なくなることがあるのだ。
声が出たらまた非情な指令を繰り出すのではないか?との疑念もあるが、オークランド市内で済む指令ならば受けようではないか!
また、去年はスーツケースが小さすぎて、帰りにお土産のワインがどうしても入らず、スーツケースを買い足した苦い思い出がある。実は私にはその前の東南アジア出張でもお土産がはいらなくなり、スーツケースを買い足した黒歴史がある。
社内では、
「出張でスーツケースを買い足す女」
というありがたくない称号をいただいている。
念のため言っておくが、これは私が買い物好きだからではない!
スーツケースが小さすぎるのである。
反省した私は、不名誉な称号返上のためにもと、アフリカ出張前に大きめのスーツケースを買った。
結果、我が家にはスーツケースが6個ある、という異常事態となり、置く場所がないため、
あちこちの部屋にスーツケースが散乱し、
非情にもオットからスーツケース購入禁止令が出されてしまったのである。
上司ばかりかオットまで非情である。
同僚たちのまたスーツケース買ってくるんちゃう?という期待の目を振り切り、私は大きいスーツケースを持って空港へと馳せ参じた。
いよいよ始まるリベンジオークランド出張。
まずはシンガポールのJewelに一時出国だ。
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