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Gemini の Nano Banana を使いこなす!プロンプトのコツを紹介

こんにちは、Google の AI「Gemini(ジェミニ)」の公式 note 編集部です。

話題沸騰中の Gemini の新しい画像生成モデル Gemini 2.5 Flash Image、 別名「Nano Banana 🍌」。すでにお試しいただけたでしょうか?

皆さんが、Nano Banana で使ってくれている様子を SNS で見ることができて、とても嬉しいです!

Nano Banana は、Gemini アプリをはじめ、Google AI Studio や Vertex AI の画像生成・編集機能でご利用いただけます。
Nano Banana の基本的な特徴をおさらいしたい方や、前編をまだご覧になっていない方は、こちらの記事からご確認くださいね。

皆さんの遊び心や「やってみたい」を、直感的かつ簡単に叶えることができるのが、Nano Banana ですが、さらに使い方の幅を広げてみたいと思いませんか?

この記事では、Nano Banana に関するさらなる詳細と、よりクリエイティブに使っていただくためのプロンプトのコツをご紹介します!

※Gemini を含む生成 AI の利用に関する説明は例示を目的としています。実際の回答結果については、ご自身で正確性をご確認いただくようお願いいたします。


なぜ「 Banana  🍌」なの?

Gemini の新しい画像生成モデル Gemini 2.5 Flash Image、別名 Nano banana 🍌 は、Google の新しいネイティブ 画像生成モデルです。大規模言語モデルの性能を評価するユーザー投票型の LMArena では、画像編集カテゴリーで最高の性能を獲得しています。

「Nano Banana」とは、Gemini の新しい画像生成モデルが、公式発表前に匿名テストで使われていたコードネームです。当時から、その卓越した性能、特に①キャラクターの一貫性、②精緻な編集能力、③複数画像の合成能力の高さで大きな話題となり、正体が明かされた後も愛称として定着しました🍌

Nano Banana を使いこなすためのプロンプトのコツ

Nano Banana は簡単な言葉でも気軽に画像を創れるのが魅力ですが、プロンプトを少し工夫するだけで、作品の完成度はさらに高まります。

この記事では、皆さんのアイデアをより豊かに表現するための、7 つのコツをご紹介します。

コツ①:情景が目に浮かぶように、具体的に描写する

詳細な情報を加えれば加えるほど、皆さんのイメージをより正確に捉えることができます。なるべく具体的な言葉で表現してみましょう。

Before:「おしゃれなカフェの店内を生成して」

After:「雨が降る窓の外を眺められる、静かな路地裏のカフェを生成して。木製のカウンターにはコーヒーサイフォンが置かれ、温かみのあるオレンジ色の照明が店内を照らしている。読書をしている人が一人だけいる状態にして」

コツ②:キャラクターの個性を保ち続けるには

同じキャラクターで繰り返し画像を生成するうちに、少しずつ姿が変わってしまうことがあります。そのような時は、一度新しい会話を始めるのがおすすめです。その際に、維持したいキャラクターの見た目や特徴を改めて詳しく説明するか、実際に画像を入力することで、一貫性を保ちやすくなります。

以下の探偵キャラクターを、様々なシチュエーションで描いて!
髪型: 少し癖のある黒髪を無造作に分けている
表情: 鋭い観察眼を持つ、思慮深い表情
服装: 着古したトレンチコートと、緩く締められたネクタイ
小道具: いつも手元に虫眼鏡か、メモ帳を持っている
スタイル:可愛らしいクレイアニメ風
まずは、この探偵が深夜のオフィスで証拠を探している場面を生成して!

キャラクターを入力して、一度に複数の姿勢や表情、衣装を生成することもできます。

コツ③:画像の「目的」や「背景」を伝えてみる

どのような目的で画像を使いたいのか、その背景を伝えることで、より意図に沿った結果を得やすくなります。例えば単に「ロゴを作成して」とお願いするだけでなく、「高級でミニマリストなスキンケアブランドのロゴを作成して」のように、具体的な用途を伝えることが、イメージ通りの一枚につながります。

Before:「ノートパソコンとコーヒーが置かれた机を生成して」

After:「リモートワークの生産性向上術というテーマのブログ記事に使うヘッダー画像を作成したい。朝日が差し込む明るい書斎で、ノートパソコンの隣にコーヒーカップと観葉植物が置かれている、爽やかでポジティブな印象の写真を生成して」

コツ④:対話を通じて、少しずつ理想のイメージへ

一度で完璧な画像を完成させようとしなくても大丈夫です。Gemini との対話を通じて、少しずつ理想に近づけていきましょう。「いい感じ。でも、照明をもう少し温かみのある色合いにして」「他はすべてそのままで、キャラクターの表情をより真剣なものに変えて」のように、細かな修正を重ねていくことができます。

1 回目の指示:
魔法のポーションが入った、ガラスの小瓶を生成して

2 回目の指示(追加):
いいですね。瓶の形を、もっと丸みを帯びたフラスコのような形にできますか?中の液体は、星屑のようにキラキラと輝かせてほしい。

3 回目の指示(追加):
素晴らしいです!最後に、瓶のコルク栓に古い羊皮紙のタグが結び付けられている様子を追加してください。タグには何も書かれていなくていいです。

コツ⑤:「〜がない」ではなく「〜がある」で伝える工夫

イメージを伝える時、つい「〇〇しないで」「〇〇なしで」といった否定的な言葉を使いがちです。しかし、より良い結果を得るための近道は、その結果として生まれる「望ましい光景」を、具体的な肯定的な言葉で描写することです。

「車が通らない、静かな通りを生成して」と指示するよりも、「ヨーロッパの石畳の旧市街にある、カフェのテラス席や楽しげな人々で賑わう歩行者天国を生成して」と指示した方が、イメージが伝わりやすくなる場合もあります。

Before:「人工的な建物がなく、騒音もない、静かな湖畔を生成して」
After:「風のない穏やかな朝、鏡のように空を映し出す静かな湖畔、聞こえるのは鳥のさえずりと、時折聞こえる水の音だけ。ありのままの自然が広がっている様子を生成して」

Before:「肉や油っこいドレッシングを使っていない、健康的なサラダを生成して」
After:「採れたての新鮮なベビーリーフ、真っ赤なミニトマト、瑞々しいキュウリを使った彩り豊かなサラダを生成して。オリーブオイルと岩塩だけで仕上げた、素材の味を活かした一皿にして」

コツ⑥:画像の縦横比(アスペクト比)を調整する

画像を編集する際、Nano Banana は基本的に元画像の縦横比を維持します。もし比率が変わってしまう場合は、プロンプトで「元画像の縦横比は変更しないで」のように指示してください。

一方で、縦横比が異なる複数の画像をアップロードすると、最後に読み込まれた画像の比率が採用される傾向があります。希望する画像サイズがある場合は、参照画像を一緒に入力したり、プロンプトで直接「16:9 のアスペクト比で作成して」と指示してください。

例:「スマートフォンの壁紙用に、夜空に浮かぶ幻想的なオーロラの画像を、アスペクト比 9:16 で生成して」「SNSのプロフィール写真に使える、笑顔の柴犬のクローズアップ写真をアスペト比 1:1 で生成して」

コツ⑦:カメラワークを指示して、構図を操る

写真や映画で使われる専門用語を用いることで、構図をより細かくコントロールできます。以下のような言葉をプロンプトに加えることで、最終的なイメージを調整するのに役立ちます。

  • 撮影範囲:「広角ショット」「マクロショット(接写)」

  • カメラの位置:「ローアングル(低い位置からのあおり)」

  • レンズの種類:「85mm のポートレートレンズ」

  • 独特な表現:「ダッチアングル(傾いた構図)」

例:「空飛ぶ車が行き交う未来の都市を、超高層ビルの屋上から見下ろした、鳥瞰図(バードアイビュー)で生成して」「ネオンが輝く未来の都市の大通りを、広角レンズを使ってダイナミックに表現した構図で生成して」

画像修正機能で、構図を変更したり、線画にすることもできます。

キャラクターのポーズを変更したい場合は、実際に棒人間でポーズを指示することもできます。

こちらのプロンプトガイドも合わせて、ご確認ください。

クリエイティブにも使える Nano Banana

ここからは、特に SNS でも話題になっている活用例を、実際のユーザーの投稿を交えて、プロンプト例と合わせて紹介します。ぜひ皆さんも試してみてください。

① いつもの景色に、新しい遊び心を

普段は見過ごしてしまうような身近なものも、Nano Banana なら楽しい塗り絵に変身させることができます。 例えば、朝食のトースト、通学路のマンホール、コップに入ったお水まで。 「これを塗り絵にして」とお願いするだけで、何気ない日常に、クスッと笑えるアートと発見を加えてみましょう。

「この画像のモチーフのみを抽出して塗り絵にして。光と影を完全に無視して」

② 2 次元のイラストを立体的な 3D に

手元にある間取り図を「フォトリアルな 3D にして」とお願いするだけで、空間イメージを作成することができます。建築やデザインの現場で、クライアントとスムーズにイメージを共有するアシスタントとして Nano Banana を使うことだってできるんです。専門的な 3D ソフトの操作に詳しくなくても、ざっくりとしたイメージを共有することができます。

新居のお部屋のレイアウトを考えるという空間イメージも作ることができます。家具が置かれいない画像を入力して、理想のレイアウトをプロンプトに打ち込んでみてください。

「ここは新居です。大きめのモダンなソファベッドと、おしゃれな家具をいい感じに配置してみて。クローゼットも可愛い服を入れて。アート作品も飾ってあるといいな。照明もおしゃれにしたい。パソコンの壁紙はドーナツに。手前に可愛い犬とクッションを置いて」

③ イラストと写真を合成して、クリエイティブな広告へ

イラストと実写、異なる二つの世界をシームレスに融合させることで、新しい世界観を創り出すことができます。アニメのキャラクターが、まるで現実世界に現れたような不思議で目を引く表現は、広告やアートの可能性を広げてくれるかもしれません。

「ポラロイドカメラで写真を撮影してください。構図や小道具にこだわらない、日常のワンシーンのような自然な雰囲気で。例えば暗い部屋でフラッシュを焚いたように、光が全体に均一に広がり、少しブレている感じにしてください。埃やノイズはない。私と同じ大きさの大きな着ぐるみにハグしている様子です。二人の顔は変更せず、そのまま使用してください。背景は白いカーテンに置き換えてください」

思い出の写真と今の自分の写真を入れて合成すると、時間をタイムスリップした写真だって作れちゃうんです。過去と現在、未来と過去など、時間軸の違う写真を Nano Banana 🍌 に入れることで、新しい世界観を表現することができます。

④ 愛する家族が手のひらサイズに? 

皆さんの愛するペット写真を、まるで本物のミニチュアフィギュアのように変身させてみませんか?「この子をミニチュア広告風にして」と Nano Banana に伝えるだけで、リアルなミニチュアフィギュアが描かれます。可愛いペットと思い出が詰まった、唯一無二のコレクションを創ってみましょう。

「入力画像の被写体をリアルなミニチュア版として高解像度で撮影した広告写真。人物、キャラクター、生物を被写体とする場合、全身が写り、比例して縮小されていること。清潔な白背景、スタジオ照明、柔らかな影。手は手入れが行き届き、自然な肌色で、製品の形状と細部を強調する位置に配置。ミニチュア被写体は極小ながら超精密でブランドイメージを忠実に再現し、浅い被写界深度でフレーム中央に配置。高級品写真とミニマルな商業スタイルを模倣した表現」

「アップロードした写真のキャラクターをデフォルメしたソフビフィギュアに作り替え、ふたが半分開いた半透明の球体プラスチックカプセルの中に収まっている画像を生成してほしい。隣には、カプセルから取り出した小さなリーフレットが置いてあり、リーフレットの表紙にはキャラクターのアートワークに加えて小さく「Made with Gemini」と印刷されている。背景は、柔らかな色調とシンプルモダンな家具がある居心地の良い部屋が見える」

⑤  思い出の写真を、特別なスタンプセットに

愛するペットの写真が、Nano Banana によって世界に一つの「スタンプセット」へと生まれ変わります。まるで絵本から飛び出したかのような特別なスタイルは、メッセージカードや SNS 投稿、オリジナルグッズ制作など、創造の幅を大きく広げてくれます。日常の何気ない一枚の写真を、洗練されたクリエイティブな表現に変えてみましょう。

「添付した画像をモデルに、この子の毛色、模様、顔立ち、体型や骨格、全体のシルエットといった身体的特徴を忠実に再現した丸型のスタンプセットを作成してください。

■レイアウト:
・スタンプは 3x3 のグリッドに合計 9 個配置してください。
・スタンプが押される背景は、日本の和紙のような質感のあるホワイトで、均一に明るく、影のないクリアな状態にしてください。
・各丸型スタンプの下部の縁に沿って、「Made with Gemini」というテキストをシンプルで読みやすいサンセリフ体で配置してください。テキストの色と質感も朱肉の赤色で、スタンプの一部として自然に見えるようにしてください。

■内容:
・それぞれのスタンプは異なるポーズや表情で描いてください。例えば、座っている姿、気持ちよさそうに寝ている姿、おもちゃで遊んでいる姿、何かを見上げて首をかしげている姿、嬉しそうな笑顔、驚いた表情、あくびをしている瞬間、あるいは少し不機嫌そうな顔など、バリエーション豊かに表現してください。
・各スタンプは、顔のクローズアップ、上半身、全身の構図がバランス良く混ざるようにしてください。

■スタイルと質感:
・スタイルは、日本の伝統的な朱肉で押したようなリアルな質感を追求してください。
・色はすべて「朱肉」の赤一色で、手で押したような濃淡の差やかすれ、ムラのあるインクのテクスチャを再現し、本物のスタンプのような風合いを出すようにしてください。」

ステッカージェネレーターでは、画像を入力して、ステッカーの種類(タイプ)を選択するだけで、表情豊かなステッカーを作成することができます。

⑥ 気になる服を、Nano Banana で試着しよう

気になる服の写真や、スタイリングの組み合わせに悩む服の写真を Nano Banana に入力すると、着せ替えした画像を生成することができます。物語のシーンに合わせた衣装を試したり、新しいブランドのデザインをシミュレーションしたりと、クリエイティブが広がります。

⑦ ごはんのカロリー計算

Gemini の Nano Banana なら、お昼のカロリーを自動で計算して、わかりやすく画像に載せることだってできてしまうんです。

Gemini アプリに食事の写真を添付して、こちらのプロンプトを入力してみてください。プロンプトをアレンジして、他のスタイルで出力することもできます。

アップロードされた写真内の料理を自動分析し、カロリー注釈付きのスタイリッシュなインフォグラフィック「分解図」を生成します。
# 手順 - まず、写真内の料理を特定します。
- 次に、その主要な構成要素を自動判定します。これらの構成要素を視覚的に分離し、宙に浮いているように見せます。
- 分離した各成分に、識別された「名称」と「推定カロリー」を明瞭なフォントで注釈として追加。
- 全体の美観は高級料理雑誌の特集ページのように洗練されプロフェッショナルな印象に。
- 背景は純白または薄いグレーのミニマルスタイルを採用。
- 左上隅に「Gemini Calorie Calculator」のテキストを配置。

⑧ アイデアの壁打ちから広告制作まで、マーケティングに Nano Banana を活用

Nano Banana は広告バナーのアイデアを何十パターンも生成したり、ターゲットとなるペルソナ像を具体的にビジュアル化したりと、企画の初期段階から使うことができます。
具体的な画像アイデアをもとに、議論を進めることで、コミュニケーションがより円滑になるはずです!

Gemini の画像生成モデル「Nano Banana」を使いこなそう!

今回は、Nano Banana を使いこなすためのプロンプトのコツと、クリエイティブな活用例をご紹介しました。

Nano Banana の魅力は、AI と会話するようにイメージを形にできる、柔軟な「対話力」です。

特別なスキルは必要なく、大切なのは、頭の中にある自由なイメージ。

まずはお手元の写真一枚で、気軽に Nano Banana とのクリエイティブな対話を始めてみてください。

「もっとこんな画像にしたい!」という想いが出てきたら、ぜひ今回ご紹介したプロンプトのコツや作例を参考に、試行錯誤のプロセスそのものを楽しんでみてくださいね。

皆さんの毎日が、よりクリエイティブで楽しいものになるよう、これからも Gemini がお手伝いします。

▶︎無料の Gemini アプリ
▶︎Google Workspace(企業向け)
▶︎Google AI Pro / Google AI Ultra プラン(個人向け)

※ 広告利用含む商業利用でNano bananaを利用する場合は、Google Workspace with Gemini もしくは Vertex AI をご利用ください。

Gemini Nano Banana に関する Google 公式ドキュメントは、こちらもご覧ください。