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【スパイクの底、見たことありますか?】子どものケガを防ぐ、週末5分の玄関チェック

「最近、うちの子、走る姿がちょっと重そうだな……」

「また『すねが痛い』って言い始めたけど、練習のしすぎかな?」

少年サッカーのパパコーチやベテラン指導者としてたくさんの子どもたちを見ていると、親御さんからこんな切実な相談をよく受けます。

一生懸命に練習している我が子が痛みを訴えると、本当に心配になりますよね。

「休ませたほうがいいのかな」「走り方が悪いのかな」と、あれこれ悩んでしまうお父さん、お母さんも多いと思います。

でも実は、その悩みのヒントが、病院のレントゲン室ではなく、皆さんの家の「玄関」に転がっているかもしれない、と言ったら驚かれるでしょうか。

今日は、週末の試合や練習のあとに、ちょっとだけ意識してほしいお話です。

スパイクは、子どもの体を一番近くで見ている「証言者」

普段、お子さんのサッカースパイクって、どうやって扱っていますか?

「泥がついたら洗う」「小さくなったら買い替える」

きっと、それくらいだと思います。毎日忙しいですし、それで十分です。

ただ、私たち指導者やトレーナーの目から見ると、スパイクは単なる道具ではありません。

その子がピッチの上で、どうやって歩き、どうやって走り、どこに無理な負担をかけているかを、すべて記憶している「証言者」なんです。

スパイクの裏側、つまり「ポイント(スタッド)」のすり減り方を見るだけで、その子の体の使い方のクセが、かなりの確率で読み取れます。

今回は、ジュニア世代に特に多い「3つのすり減りパターン」と、そこから分かるケガのサインについてお話ししますね。

パターン①:内側のポイントが極端に減っている

(親指の付け根のあたりや、内側のスタッドがすり減る)

これは、走る時や立つ時に、体重が内側にぐにゃっと倒れ込んでしまっているサインです。

専門的には難しい名前がついていますが、要するに「内側に体重がかかりすぎている状態」です。

このクセがある子は、

・すねの内側が痛くなる(シンスプリント)

・膝のお皿の下あたりが痛む(オスグッド)

・土踏まずが落ちてしまう

といったトラブルを抱えやすくなります。

パターン②:外側のポイントばかりが減っている

(小指の側や、外側のスタッドがすり減る)

先ほどとは逆に、外側にばかり体重が逃げてしまっている状態です。

一見、力強く踏ん張っているように見えて、実は足首のクッションがうまく使えていないことが多いです。

このクセがある子は、

・足首をグキッとひねりやすい(捻挫の癖)

・太ももやすねの外側がいつもパンパンに張る

といったことに注意が必要です。

パターン③:つま先のポイントだけが削れている

(ダッシュの時に使う、一番前の部分だけが極端に減る)

かかとが地面にしっかりつかず、常につま先立ちのような状態で走っている可能性が高いです。

サッカーを始めたばかりの子や、一生懸命スピードを出そうと焦っている子によく見られます。

このクセがあると、ふくらはぎの筋肉が休まる暇がありません。

結果として、アキレス腱の痛みや、かかとの痛み(セーバー病など)につながることがあります。

もちろん、これらはどれか一つだけにきれいに当てはまるわけではありません。左右で減り方が全然違う、ということもよくあります。

大切なのは、「うちの子のスパイク、変な減り方をしていないかな?」と気づいてあげることです。

今夜、玄関でできる5分間のステップ

さっそく、今日の夜にでも、お子さんのスパイク(普段のトレーニングシューズでも構いません)を玄関に並べて、裏返してみてください。

見るポイントは次の3つだけです。

ステップ1:左右の減り方を比べる

右足と左足を並べてみて、左右でスタッドの高さが明らかに違わないか見てみましょう。

もし左右差が大きいなら、どちらか片方の足にだけ、ものすごい負担がかかった状態で何時間も走っていることになります。

ステップ2:どこが一番減っているか確認する

先ほどの「内側・外側・つま先」のどこに当てはまるか、なんとなくでいいので眺めてみてください。

ステップ3:「まだ履ける」に惑わされない(ここが一番大切です)

これが本当に見落とされがちです。

子どもたちは、多少ポイントがすり減っていても「まだ穴が開いてないから履ける!」「このスパイクがお気に入りだから」と言いますよね。

でも、ポイントの高さがバラバラになったスパイクで走るということは、例えるなら「片方の靴底に小石を挟んだまま、ずっとダッシュしている」のと同じ状態です。

傾いた土台の上でいくら激しい練習をしても、体に無理な負担がかかって、ケガの確率が上がってしまいます。

「もったいないな」という気持ちは痛いほど分かりますが、ケガをして大好きなサッカーができなくなり、病院に通うことになるほうが、子どもにとっても親御さんにとっても、ずっともったいない。そう思って、思い切って買い替える決断をしてあげるのも、親にしかできない大切なサポートです。

最後に

特別な知識がなくても、専門的な道具がなくても、週末に1回スパイクの裏を見るだけで、我が子の体を守ることができます。

もし「あれ、すごく偏って減っているな」と気づいたら、

・いつもより念入りにふくらはぎをマッサージしてあげる

・お風呂上がりのストレッチを一緒にやってみる

・次の買い替えのタイミングを少し早めてみる

それだけで、未来のケガを未然に防ぐことができるはずです。

ケガをしてから治すのは時間がかかりますが、ケガをする前に大人が気づいてあげるのは、実はそんなに難しいことではありません。

そのヒントは、いつも玄関に並んでいます。

今週末、お子さんが泥だらけになって帰ってきたら、「今日も頑張ったね」と声をかけながら、こっそりスパイクの裏をのぞいてみてくださいね。


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こんた サカママ・サカパパの味方|コーチング専門家 最後までお読みいただき、ありがとうございます! いただいた応援は、これからも親子が笑顔でピッチに立てるような、本質的な「知恵」と「勇気」を届ける活動費として大切に活用させていただきます。 もしこの記事が、お子さんの一歩を変えるきっかけになれば、これ以上の喜びはありません。