ロングターンの後半って何してる?
ロングターンの後半。
みなさんは、何をしていますか?
「荷重する。」
「もっと踏む。」
「体重を乗せる。」
そんなイメージを持っている人も多いと思います。
昔は「ターン後半の沈み込み荷重」という言葉もよく使われていました。
ターン後半で体を沈み込ませて、ボードに荷重をかける。
そんな考え方です。
でも、最近は少し考え方が変わってきています。
ターン後半というのは、ボードにかかる抵抗が一番大きくなる局面です。
ターンが深くなればなるほど、進行方向を変えようとする力も大きくなります。
すると、その抵抗によってボードには自然と大きな力が加わります。
つまり、外力がどんどん増えていく局面なんです。
ここで考えたいのは、
荷重は自分で作るものなのか?
ということです。
もちろん、自分で体を動かすことはできます。
でも、ターン後半では、外力そのものが荷重を生み出してくれます。
だから、自分で無理に踏み込まなくても、ボードには自然と大きな荷重がかかるようになります。
では、乗り手は何をしているのでしょう?
僕は、
「バランスをとること」
だと考えています。
増えていく外力に対して、バランスを崩さない。
ボードが曲がろうとする力に合わせて、自分もその場に居続ける。
その結果として、大きな荷重を受け止められるようになります。
極端な話をすると、
その角付けを維持できるのであれば、
何もしなくてもいい局面
とも言えます。
もちろん、本当に何もしないわけではありません。
細かなバランス調整は常に行っています。
でも、「もっと荷重しよう」と力む必要はない。
むしろ、余計な力を入れることでバランスを崩してしまうこともあります。
よく見るのが、
「もっと踏もう!」
と思った瞬間に、足だけでボードを押し始めてしまうケースです。
すると、せっかく外力が作ってくれている流れを、自分で邪魔してしまいます。
結果として、エッジはズレて、ボードは走らず、ターンも苦しくなる。
ターン後半は、荷重を作る時間ではありません。
荷重を受け止める時間です。
そして、そのために必要なのは、大きな筋力ではなく、
外力と釣り合うバランスです。
ターン後半の仕事は、「踏む」ことではない。
増えていく外力の中で、その場に居続けること。
そう考えると、ロングターンの後半が、今までとは少し違って見えてくるかもしれません。
言語化の鬼 青木玲でした。
