上手い人ほど「基本」が変わる
「基本が大事です。」
スノーボードでも、それ以外のことでも当たり前のように使われる言葉です。
もちろん僕もそう思います。
でも最近、「基本って何だろう?」
と考えることが増えました。
例えば初心者。
最初に覚えるのは、
横滑り。
木の葉。
これらはボードが横向きのまま斜面を滑るので、基本は同じになっても理解できる。
そこから、連続ターン。
ボードの向きが変わり初めて、それをコントロールするようになる。
「横滑りの基本」と「連続ターンの基本」は、
違っていると思うし、違った方がいいとも思う。
このようにレベルややることで、
必要な基本も変わってくると考えてます。
では、
全日本のトップ選手も、
同じ基本で滑っているのでしょうか。
僕は少し違うと思っています。
上手くなるほど、
雪質が変わる。
スピードが変わる。
道具が変わる。
目的が変わる。
そうすると、
必要な技術も少しずつ変わってきます。
つまり、
上手い人ほど必要な基本が変わる。
そんな気がしています。
もう一つ、
僕が大切だと思っていることがあります。
それは、
乗り物が変われば、基本も変わる。
ということです。
横滑りには横滑りの基本があります。
ターンにはターンの基本があります。
カービングにはカービングの基本があります。
ジャンプにはジャンプの基本があります。
圧雪には圧雪の基本があります。
パウダーにはパウダーの基本があります。
コブや不整地には、不整地の基本があります。
セッティングも同じです。
ダックスタンスにはダックスタンスの基本があり、
アルペンスタンスにはアルペンスタンスの基本があります。
つまり、
「これだけ覚えれば大丈夫。」
そんな万能な基本は存在しないのです。
僕は昔、
トップ選手の滑りを見て、
「あれが基本なんだ。」
と思っていました。
でも今考えると、
あれは基本ではなく、
トップ選手が長い時間をかけて辿り着いた技術です。
トップ選手が再現していることと、
初心者が再現できることは違います。
だから、
トップ選手の考える基本の話を、
そのまま初心者へ伝えても、
上手くいかないことがあります。
基本は人によって違う。
レベルによって違う。
雪質によって違う。
目的によって違う。
だけど、横乗りである、左右非対称は全員同じ。
そう考えると、
「左右非対称が基本だよ」という考え方もいいのでは?
次回はここについて深掘りしたい。
スノーボードは、
一つの正解を目指すスポーツではありません。
いろいろな雪があり、
いろいろな道具があり、
いろいろな楽しみ方があります。
でも共通の要素はある。
30年近く研究を続けてきた僕が辿り着いた、一つの答えです。
言語化の鬼 青木玲でした。
考えることで格段に上達する。
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