ボードの幅と「ターン」と「切り替え」
昔は細い板が多かった。
昔のスノーボードは「ターンをつなぐこと。」これがとても重要でした。
切り替えが速いほど、テンポ良くターンを続けられる。
だからライディングモデルは、比較的細いボードが多かったのです。
「細い板の方が切り返しが速い。」
当時の考え方としては、とても理にかなっています
近年はワイドボードがかなり増えてきています。
ターン中のエッジングの強さを求めて。幅のあるボードが人気です。
これらの特徴を整理すると、
ターンと切り替えを分けて考えることができます。
切り替えは細い方が簡単
板が細くなると、
エッジからエッジまでの距離が短くなります。
つまり、
少ない体の動きで、反対のエッジへ移ることができます。
だから切り替えは速くなる。
少ない動きでエッジチェンジができるので、操作も軽く感じます。
切り替え前後は、細いボードの方がスムーズに操作できます。
ターンは太いと楽しめる
一度ターンに入ると基本的にはエッジに乗っている。
キレでもズレでもエッジを使っている。
エッジと雪面の関係を考えると、
適度はボードの太さが、
エッジングをより深く広く楽しめるようになる。
そしてカービングの面白さには、
どれだけ強い外力を生み出せるか。
という考えもあり、
これがカービングの醍醐味とも言えます。
ターンだけを考えるなら、ワイドボードには大きなメリットがあります。
切り替えは技術で補える
僕はワイドが好き。
もちろん、太い板は切り替えが少し遅く感じます。
でも、この部分は技術で補うことができます。
ちょっと乗り方も含めて考えると、
タイミング。
体の使い方。
角付けの作り方。
これらを工夫すれば、切り替えは十分速くできます。
外力だけは、板が助けてくれる
一方で、ターン中の外力は違います。
ここは乗り手の技術だけでは補えない部分があります。
ウエスト幅が生み出すテコの長さ。
エッジまでの距離。
これらはボードの性能そのものです。
つまり、
ターンで生まれる力は、太さの影響を大きく受ける。
そう考えています。
だから僕はターンを優先する
切り替えは、
技術で速くできる。
でも、ターン中に生まれる外力は、
ボードの性能が大きく影響する。
だから僕は、
ウエスト幅を考える時、
切り替えのしやすさよりも、
ターンでどれだけ力を生み出せるか。
こちらを重視しています。
細い板にも魅力はあります。
太い板にも魅力があります。
ターンと切り替えを分けて考えること。
そうすると、ウエスト幅を見る視点が、これまでとは少し変わってくると思います。
言語化の鬼 青木玲でした。
