ゲレンデを遊ぼう!
スノーボードの楽しみ方は、人それぞれです。
カービングが好きな人。
パウダーが好きな人。
グランドトリックが好きな人。
ジャンプが好きな人。
どれも良いですよね。
でも、もし「もっと上手くなりたい」と思うなら、一つだけおすすめしたいことがあります。
いろいろな雪で、いろいろな遊び方をしてみることです。
例えば、朝一番のきれいなフラットバーン。
ここでは気持ちよくカービングを楽しめます。
ターンのラインを変えたり、角付けを変えたり、ボードの走りを感じたり。
スノーボードの気持ち良さを一番感じられる時間かもしれません。
でも、そのフラットバーンでできることは、カービングだけではありません。
グランドトリックもできます。
ノーズプレス。
テールプレス。
180°や360°。
フラットだからこそ、細かいボードコントロールを練習するには最高の場所です。
少し滑っていくと、ゲレンデにはいろいろな地形があります。
小さな起伏。
壁。
バンク。
自然にできたギャップ。
そんな場所を見つけたら、ぜひ遊んでみてください。
少しジャンプしてみる。
地形を使ってスピンしてみる。
飛ばなくても、ノーズを持ち上げて乗り越えてみる。
そんな遊びも、スノーボードの楽しさの一つです。
実は、こうした遊びは、単純に「遊び」で終わりません。
すべてが滑りにつながっています。
例えばノーズプレス。
ノーズをしならせるためには、前足へ自然に乗る必要があります。
テールプレスなら、後ろ足とのバランスが必要になります。
ジャンプではタイミング。
スピンでは体とボードの向き。
どれも、雪面の上でボードを自由に扱う感覚を育ててくれます。
特に、
ノーズやテールのしなり、反発を使った遊び。
これは、カービングにもとても役立ちます。
ボードはターン中にもしなります。
外力を受けてたわみ、元へ戻ろうとする働きがあります。
普段からノーズやテールを使って遊んでいる人は、
「ボードがしなる感覚」
「反発が返ってくるタイミング」
を自然と体で覚えています。
だからカービングでも、ボードとの会話が上手になります。
逆に、カービングだけを何年も続けていると、
どうしても使う動きが限られてしまいます。
もちろんカービングは上達します。
でも、ジャンプをすると新しい感覚が見つかることがあります。
グランドトリックをすると、ボードの自由さに気付くことがあります。
地形で遊ぶと、雪面の見え方が変わることもあります。
一見関係なさそうな遊びが、実はカービングへ戻ってきたときに、大きなヒントになることは少なくありません。
スノーボードは、「滑る」だけのスポーツではありません。
雪で遊ぶスポーツです。カルチャーです。
ゲレンデ全体が遊び場。
きれいなバーンも遊び場。
地形も遊び場。
壁も遊び場。
だから、今日はカービングだけ。
ではなく、
少しジャンプしてみる。
少し回ってみる。
少しノーズをしならせてみる。
そんな時間を作ってみてください。
きっと新しい発見があります。
そして、その遊びが、いつの間にか技術になっています。
カービングだけを練習するより、雪をたくさん遊ぶ。
その方が、スノーボードはもっと楽しくなり、もっと上手くなっていくと僕は思っています。
言語化の鬼 青木玲でした。
