私の思う信頼できる弁護士とは
弁護士選びについては、もう少しお伝えしたいです。
破産を考えたとき、多くの人がまずネットで弁護士を探します。
ところが検索結果には広告がずらり。
「どの弁護士に頼めばいいのかわからない」
たいへんごもっともです。
実は、弁護士選びは“見た目の経歴”だけでは判断できないのが現実です。
「ベテラン=安心」とは限らない
弁護士は司法試験に合格すれば、年齢に関係なく弁護士として働き始めます。
司法試験ストレート合格の 30代・10年目の弁護士
脱サラして一念発起した 50代・2年目の弁護士
この二人の外見だったら、もしかしたら50代の先生のほうにお願いしたいと思うかもしれません。
弁護士歴は、日弁連の弁護士検索で登録番号を見れば大まかに把握できますし、最近はホームページに「司法試験合格年」を明記している先生も増えています。
ただし、ここで注意したいのは――
「弁護士歴が長い=破産に詳しい」ではないということ。
10年以上のキャリアがあっても、実は破産案件は数件だけで、メインは離婚事件というケースも珍しくありません。
破産は“専門性”がモノを言う
破産申立は、
財産調査
免責不許可事由の判断
裁判所とのやり取り
など、経験値が結果に直結する分野です。
だからこそ、できれば 破産申立を日常的に扱っている弁護士に依頼したいところです。
最も手っ取り早いのは、債務整理をメインに扱う事務所から探すこと。
「弁護士なら何でもできる」と思われがちですが、医療でいえば、風邪をひいたときに外科へ行かないのと同じです。専門が違えば、当然ながら扱い慣れている領域も違います。
最終的には「相性」が決め手
破産は、生活の根幹に関わるデリケートな手続きです。
だからこそ、自分が話しやすいか、安心して任せられるかという相性はとても大事です。
借入理由がデリケートな場合、女性弁護士、男性弁護士と選ぶのもいいですね。
ホストに騙されて借金を膨らませてしまった若い女性に、女性弁護士が親身になって奮闘してくれたケースがありました。
話を遮らない
不安を軽く扱わない
料金や流れを曖昧にしない
こうした姿勢は、相談の段階で十分に見えてきます。
口コミは“話半分”で
良い口コミは、正直あまり当てにしないほうがいいです。口コミ代行業者に依頼している事務所も存在します。
もちろん、すべてがそうではありません。
ただ、口コミの数や星の多さだけで判断するのは危険です。
むしろ、悪い口コミ評価を見ると、これは投稿者に責があるのでは? とか、このぐらいなら自分は許容範囲だな、何が不満だったのか分からない、などということが見えてくると思います。
ところで、私が信頼できる大好きな先生方は、個人で事務所を構え、大々的な広告は出さず、ほとんどの依頼者は紹介でやってくる方たちのようです。これはちょっと残念なところではありますが、一人ひとりに時間をかけて向き合い、時には収入を度外視するので心配になってしまうほどです。
まとめます。
破産の弁護士選びで大切なのは、
破産案件の経験が豊富か
債務整理を専門的に扱っているか
自分と相性が合うか
口コミを鵜呑みにしないこと
広告の多さに惑わされず、“自分の人生を預けられる人”を冷静に選ぶことが、破産手続きの第一歩になります。
次回は、いよいよ法律事務所に相談に行ってみましょう。
