こんなんでいい、映えない弱火BBQ。
家族で自宅から車で15分くらいの所にある どデカい公園へ行った。ここはとにかく広くて公園の中にサイクリングロードがあったり、遊具エリアも3箇所あり、駐車場も第5まであるのに週末になると臨時駐車場ができるくらいの人気振り。
そんな公園に、昼過ぎフラッと行くことにした我が家。当然のように臨時駐車場に車を停め、遊具エリアへと向かおうと、車の扉を開けた瞬間—――――。
(めっちゃ美味しそうな匂いがするッ!!!)
気づけば季節は秋。公園の広場には、バーベキューをしている人と煙と匂いで溢れていた。
遊具で子供達と遊んで、広場にポップアップテントを建てて家族でおやつを食べた。右も左も多分後ろも、皆バーベキューをしている。
夫「バーベキューしたいなぁ」
私「目の前で見ちゃうと、やりたくなっちゃうね」
長男「いい匂い〜」
私「買うと場所取るし、用具はレンタルがいいな」
夫「そうやなぁ」
そんな会話をしていると、私達の目の前に、テントなしで曇天の下、小さな小さなバーベキューコンロを持った家族が現れた。
その家族は、我が家のテントからちょうど見える位置で、小さなコンロで竹串に刺したマシュマロやソーセージ、パンを焼き始めた。
(めっちゃいい!めっちゃ楽しそう!!)
気づくと目の前で繰り広げられる憧れバーベキューを、私と夫は凝視していた。
夫「あれ、ええなぁ」
私「いいね、ああいうのでいいよねぇ」
私達は目の前の家族に、ちょうどいいバーベキューを教えてもらった。我が家は転勤族で、収納力が破壊的にない築古賃貸暮らし。これからハマるか分からない場所の取るどデカいキャンプ道具をいきなり買うのは、なかなかのハイリスクだ。
本格的じゃなくていい。まずは小さく始めたい。
正解を知った私達。もう今すぐバーベキューしたくてたまらない。
そうだ DAISOへ行こう。
広場の火気使用時間は 9:00〜17:00、現在の時刻14:00過ぎ。今から買い物をして、家にある食材を取りに帰って…いける!たぶん…いける!!!
それから一旦テントを撤収し、公園の駐車場から大至急DAISOへと向かう。
炭、着火剤、割りばし、竹串、アルミホイル、焚き火シート、軍手、チャッカマン、マシュマロ、焼肉のタレ、割り箸、使い捨てミニコンロ(300円)、コンパクトミニコンロ(1,000円)を購入。
帰り道にある薬局で、飲み物と割引になっていた焼肉パック(小)を購入。
そこから自宅へ一旦戻って、冷凍焼おにぎりや冷凍ピザ、ウィンナー、チーズ等の食材をクーラーBOXへ詰め込んで、また同じ公園へと向かう。
火気使用時間が17:00までな事もあり、公園のバーベキュー人口はお昼をピークに徐々に減っていたため、駐車場も今度は臨時ではなく広場に近い所に停められた。
(さぁ、いよいよ憧れのバーベキュー開始だ!)
意気揚々と車から降りると、曇天だった空からポツポツ雨が降ってきた。
長男「バーベキューやりたいよぉぉおお!!」
私と夫「…やるよ!!!!!」
小雨は決行です。
気持ちをひとつに!
パンダイブ家、秋のバーベキュー開催!!!!

夫「隣の火力ええなぁ…」
私「格差すごいねぇ」
我が家が憧れたちょうどいいバーベキューをしていた家族は、もう撤収していた。その為、周りは本格バーベキュー、ちょうどいいバーベキュー改め弱火バーベキューをしているのは我が家だけとなった。格差が勝手に広がった。
途中小雨で右の使い捨てミニコンロ(300円)の火が完全に消えるトラブルはあったものの、想像以上に弱火バーベキューの満足度は高かった。
いつものスーパーのウィンナーが、炭火で焼くだけでとんでもなく美味しい。コストコで買って食べきれずに冷凍し、あと一歩で化石化しそうだったピザも見事に生き返った。
すごい…!すごいぞ!!炭のチカラ!!!
これだけ化学が進化した昨今、エステーが脱臭炭をいまだ売り続けているのも納得だ。
そしてこの日の出来事は、今まで事前にバーベキューする事を決めてからのバーベキューしかやってこなかった私の中で、1周回って大発見だった。
私はずっと『BBQ = イベント』だと思って生きてきた。イベントとは、金銭感覚がバグって財布の紐が緩みがちだ。「せっかくだから…」「足りないよりいいよね?」等と、皆でバグを起こし買い物カートに思い思いの商品をガンガン入れ、レジで自作自演のドッキリに遭うまでがセットである。
しかし、弱火バーベキューはイベントではない。突然の思いつきでやる『日常』だ。家の冷蔵庫に眠る主に茶色い食材を引っ張り出して、足りる…か?くらいの量でちょうど良い。

弱火でもちゃんと美味しかった。
今月2歳の誕生日を迎え本格的にイヤイヤ期に突入した次男と、じっとしていられない長男(5歳)。
楽をする為に行っていたはずの外食も、
「座って!」
「静かに!」
「ぎゃ〜!ジュースこぼした!」
最近はただただ疲れ、まるで接待。
しかし、ここは公園。
子供達よ…
思う存分動けばいい。公園だもの。
途中で飽きても、遊べばいい。公園だもの。
夫と子供達が公園で遊んでいる間、私は1人、弱火と向き合う。久しぶりにゆっくり食事をした。最高だった。
あえてこの最高に無理やり水を差すならば、今の私はマウスピース歯科矯正中で、今とんでもなく歯に物が詰まりやすいので、帰宅して歯を磨くまでずっと歯間に肉がピロピロしていた事くらいだろうか。
*
映えない弱火バーベキューの良い所は、片づけも簡単な所だ。
簡易ポップアップテントと少量の炭を片づけ、撤収作業は10分程度で終わった。
帰りの車内で長男が「また行こうね。またバーベキューしたい。」と、何度も言っていた。長男以上に「またバーベキューしたいね」と、夫と私は何度も言っていた。次男は遊び疲れて寝てしまい、そこから朝まで起きなかった。
*
弱火バーベキューその後…。

届いたら思ってた倍くらいデカくて笑った。
日常からのイベントへ♡
(左の黒い線どうやっても消えない…。)
(ここの欄って何行くらいまで打てるんだろう…。)
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああゐああああああああああああああああああああああああああああああああああゝあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
(…まだまだいけそう!)
昨日は、ネットで私が夜中にポチッたこのコンロセットのデビュー日だった。
朝、夫は次男を連れて買い出しへ。私と長男は自宅から持って行く食材や道具を準備。そして、前回と同じ公園へ向かう。

強火バーベキューは、気持ちをも大きくする。買い出しに行ってくれた夫はステーキやら手羽中やら牛肉やら色々買い込んでいて「八千円も使っちゃった♡」と言っていた。
妻は大コンロをポチり、夫は普段は躊躇する食材を迷わず買い込む。夫婦揃って完全にイベント化によるバグが起きていた。

夫が色々買ってきてくれたのに、長男は家から持ってきたアルミホイルに包んで焼いただけのジャガイモに塩をかけて、「美味しい美味しい」と言って1番食べていた。
次男は、焼きうどんを「ちゅるちゅるぅ〜」と言って、美味しそうにひたすら食べていた。
親は強火でバグってしまったが、子供達は平常だった。

今、私のスマホにはお気に入り登録してカートまで入った状態のキャンプ用の折りたたみテーブル(大)が、注文ボタンを押されるのをスタンバイして待っている。
中火に抑えるのって難しいなぁと思う今日この頃。

#賑やかし帯 (いつきさん、ありがとうございます♡)
