【育児日記】ママのとこ持ってきて
「ごちそうさま〜」
「はーい。ママのとこ持ってきて〜」
私はつい最近まで、これをよくある食後の親子の会話だと思っていた。食べ終わった食器を母のいる台所に持ってきて欲しい→これをギュッとして「ママのとこ持ってきて〜」と伝えていた。
『ママのとこ = 台所』
いつの間にか、この言い回しが私にも長男(5歳)にも当たり前になっていた。同義語として成立していた。
駄菓子菓子、
この言葉のやり取りが成立しない相手が現れた。
絶賛イヤイヤ期真っ只中の我が家の次男(2歳)だ。
ここ最近は自我という自我が芽生えに芽生え、もしも自我の木なるものがあれば、蕾から花が咲き、そろそろ何かしらの実がなりそうな勢いだ。
次男がお茶碗やらコップやらをカタカタ鳴らしながら一生懸命持って、まだカタコトの日本語を使って笑顔で言う。
「ママ…どうじょ?」
(くぅ〜〜。かわいい!!!)
私が洗面台で洗顔中で目が開かなかろうが、
「ママ、どうじょ!」
私がベランダで洗濯物を干そうとしていようが、
「ママ、どうじょ!」
私がトイレでお尻を出していようが、
「ママ、どうじょ!」
ちなみに、私がトイレの鍵をかけていると、次男は取り立て屋くらいの勢いで、扉をバンバン叩く。最近はもうこちらが諦めて、トイレ時は鍵をかけず出入り自由のフリーパスにしている。
『ママのとこ = ママのとこ』
次男の解釈は、我々とは一味違った。そこにママがいれば、どこであろうと『ママのとこ』なのだ。
…うん。そうだね、プロテインだね。
(©パッション屋良)
厄介だが、間違ってはいない。
*
言葉通り私がいる場所に、毎食ドヤ顔で持ってきてくれるようになった次男。
私 「あ、うん…そうなんだけどさぁ…」
次男「ママのとこぉ〜よぉぉぉおおお?」
こちらが少しでも受け取りを躊躇しようものならば、次男は自分の正論で返す。やれやれ、何言ってるんだ...お前が言ったんだろうが!と言わんばかりに、強く反発してくる次男。2歳になり本格始動したイヤイヤ期と本来持っている我の強さが相まって、最近の次男は1度爆発するとかなり面倒くさい。
次男「ママ、どうじょ!」
私 「…ありがとう」
今日も私は、家中のありとあらゆる場所で、次男から食べ終わった食器を引きつった笑顔で受け取り、せっせと台所へと運ぶ。

(いつきさん、いつもありがとうございます♡)
