【夢を叶えない東南アジア滞在記㉔】ベトナム・ホーチミン#14
2日後、朝早くに御一行のホテルへ向かった。御一行様は集合時間前に近くの朝食を楽しんだり朝から活動的だ。ホテル向かいの旅行会社に少しずつ客が集まって来て、10人乗りくらいのバンで割と時間通りに出発。ベトナムでの初観光。楽しみすぎる。
今回のツアーでは、Handicapped Craft Shop、クチトンネルを訪れ、メコン川クルーズを行うという1日コース。今までのらりくらりとフーティウを食べていた日々とは大違いなスケジュールびっしりコース。カンボジアやバンコクでもそんな忙しくしてなかった。ツアーのアテンドをしてくれるのはベトナム人好青年Mさん。私たちが不便なくツアーに参加出来ているか常に気を遣いながら、わかりやすい英語で案内してくれた。
1.Handicapped Craft Shop
ベトナム戦争で使用された枯葉剤による後遺症を持つ人や、身体に障がいを持つ人が自立支援の一環として、漆の工芸品を作り、販売している場所だ。正直私は漆工芸品に全く興味が湧かなかったため、さらーっと見て終わってしまった。
2.クチトンネル
全長250kmの地下トンネルネットワーク‥数十年かけて建設されたらしい‥ベトナム戦争勝利の秘訣はこのトンネルにあると言われているらしいが‥戦争があった20年くらい、この地下で生活し、身を潜めながらアメリカ軍を困惑させるほどの戦いを見せたベトナム人の不屈の精神。


トンネル手前までは広いエリアも
トンネルの中を這いつくばったりしゃがみながら進む体験もあり、現地ガイドが先導してくれた。途中でもう進めないと思ったら、最寄りの出口から出てくださいと言われたが、私は確か、ものの10mも進めなかったと思う。閉所恐怖症という自覚はないが、突然の窮屈さへのアレルギーなのか、お腹とか背中あたりからバーッと「無理無理無理無理!」という反応が沸き上がった。情けなさすぎる。自分の国を守るとはこういうことか‥と、こういうことか‥と言っても結局は解像度高く想像できなくて、この地で起きた事実と自分の想像のギャップが天と地ほどあることだけはわかって絶望した。
この広い跡地に入った時から、奥の方でずっと爆発したような大きい音が気になったが、射撃の体験が出来るエリアからだった。私はその音が本当にストレスで、パーンと聞こえる度に気持ちが削られていたが、射撃場付近までいくと、人の話す声がほぼ聞こえなくなるほどの大きさと耳への振動で、一刻も早くその場から離れたくなった。戦場なんてこんなもんじゃないんだろうな、とまた無言になりたくなるようなブルーな気持ちになった。

クチトンネルでの見学や体験が終わり、ランチを食べメコン川クルーズへ。フェリーターミナルに着くと、大きな船に乗り、川の隙間に挟まったような島へ向かった。写真の通り、なんだか雲行きが怪しく、これからちっさなボートに乗るのに大丈夫かなあと私は心配ばかりしていた。
次の記事はこちら:
https://note.com/good_hawk844/n/n059aebb4d694?magazine_key=m3e2a571afabf
