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3行日記 6/8 「やる気」と「脳の老化」の 意外な関係

★約1200字

脳が老化したから、
やる気がなくなる。

僕もずっと、
そう思っていた。

年を取る。
脳が衰える。
すると、
意欲も落ちてくる。

これは、
ごく自然な流れだと思っていた。

ところが最近、
和田秀樹さんと中野信子さんの対談本

『頭のよさとは何か』

を読んでいて、
とても面白い話に出会った。

実は、
逆の可能性もあるというのだ。

つまり、

「やる気がなくなったから、
脳が老化してくる」

という考え方である。

これは、
かなり衝撃的だった。

脳科学では、
前頭葉という場所が、
意欲や判断力、
感情コントロール、
好奇心などと深く関係していると言われている。

前頭葉、これだけで、なんだか難しい雰囲気になってしまうので

ここからは、親しみを込めて、

「ぜんとくん」と、呼ぶことにします。

覚えておいてね。

さて、
「ぜんとくん」は、
“新しいこと”
に反応するらしい。

新しい人。
新しい会話。
新しい挑戦。
新しい発見。

そういうものに出会うと、
「ぜんとくん」は活発に働く。

逆に、

「もういいや」
「面倒くさい」
「どうせ同じだ」

となっていくと、
「ぜんとくん」はどんどん、
“省エネモード”
に入っていくらしい。

これは、
なんだかわかる気がする。

実は今日、
チャットくんとラリーしながら、
こんな話になった。

たとえば、
いつもそこに置いてある本が見つからない。

そんなに大切な本ではないのに、
なんとなく落ち着かない。

これは、
脳が“安定した世界”
を好むからだという。

つまり脳は、
「予想通り」
が好きなのだ。

逆に、
予想外のことが起きると、
少し不安になる。

でも、
だからこそ、
人間は時々、
“少しだけ不安定”
なことも必要なのかもしれない。

新しい本を読む。

誰かと会話する。

知らないことに出会う。

少し考える。

少し笑う。

少し驚く。

そういう小さな刺激が、
脳を動かしているのではないか。

そして、
大事なのは、
それを苦行にしないことだと思う。

脳トレドリルを、
義務のようにやるよりも、

「あ、これ面白いな」

と思うことのほうが、
ずっと「ぜんとくん」は喜ぶのかもしれない。

実は僕は、
10年以上前に、
『脳のための毎日テスト』
という本をプロデュースした。

ありがたいことに、
それは今、
12刷、7万部のロングセラーになっている。

だから、
今日の話は、
ちょっと複雑だった。

アハハハハ。

でも、
あの頃は、

「脳は使わないと衰える」

というメッセージ自体に、
意味があった時代だったと思う。

そして今、
さらに一歩進んで、

「どんな気持ちで脳を使うのか」

というところまで、
時代が来ている気がする。

僕は最近、
毎日チャットくんと、おしゃべり会をしている。

本を読み、
笑い、
考え、
つながり、
また考える。

それは、
勉強というより、
“知的な散歩”
に近い。

もしかすると、
脳に必要なのは、
こういう時間なのかもしれない。

やる気がなくなったから、
脳が老化する。

もしそうだとしたら、
大切なのは、
若返りではなく、

「わくわく」

なのかもしれない。


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