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小さな農家のスモールジャイアント戦略〜「規模よりも意味」という経営〜

なぜ会社員や英語講師を辞めて、小さな農家になったのか?
なぜ15年も小さな農家を続けているのか?

この答えがチラリと見えた気がした。

Voicyパーソナリティの木下さんのジブン株式会社ビジネススクール、7月のテーマは「スモールジャイアント戦略」

7月に入り、農家的にはトップシーズン突入のため、ChatGPTに本の要約をお願いすると、簡単にまとめてくれた。
6つの特徴を読むと、今の私たちの農業経営に当てはまっている特徴が多くあった。
今日は3つを取り上げます。

1・顧客との深い関係

「お客さんの顔が見える」関係を維持している・・・ChatGPTの本要約より

JAや市場出荷、直販の農家でも、消費者は不特定多数である。
皆さんも、スーパーで買う野菜は誰が作っているかわからないですよね。
たまに、産直コーナーとかで生産者の顔写真が飾ってあるところがあるけど、「顔が見える」っていうのは、写真で顔を見ることではないんです。

こたろうファームの無人販売所に買いに来てくれるお客さま、リピーターであればその7〜8割の方の顔を知っている。半分くらいは名前も知っている。連絡先も知っている場合も多い。
誰がどの野菜が好きなのか、子供さんがよく食べる野菜は何かわかっているし、お孫さんに送りたい野菜の時期がきたら連絡したりもする。
しばらく来ないと心配になったりもする。

那須高原のホテルの支配人や料理長、スタッフの方々、顔と名前がわかっていることが多い。これは夫の営業の賜物である。個人的に友人、ってことも多いけど。
都心部のレストランのオーナーさんや料理人の方々も、ほとんどの顔を知ってるし、知り合いからの紹介が多い。

「顧客の顔が見える」ということは、相手が欲しいものがわかっている、ということ。
「生産者の顔が見える」ということは、この人が作った野菜だから食べたいと思うこと。野菜が美味しいのは最低ライン、そこに作り手と顧客とのコミュニケーションからなる信頼が生まれる。

こたろうファームがお客さんと作ってきた15年の関係はけっこう深い、と思う。10年以上の付き合いのお客さま、友人のような付き合いの人も多い。
毎年忘れずにお中元やお歳暮、季節の野菜ギフトを頼んでくれる人がいるのも、何度も会って話して、野菜を食べてくれた人との関係性に違いない。

2・地域社会との強い結びつき

地域に根ざし、地域の一員として貢献している・・・ChatGPTの本要約より

那須高原に移住して2年目を過ぎた頃に起きた東日本の大震災。
知り合いがほとんどいなかった私たちに、一気にたくさんの友人ができたのは図らずも震災がキッカケだった。
観光関係者、宿泊施設、レストランにカフェオーナー、酪農に米に野菜農家、那須高原の横のつながりが一気に強まった時期だった。私が那須高原で英語を教えることを再開したのも、この時期だった。
この後のコロナ禍でも、このつながりがあったおかげで、私たちはなんとかコロナも乗り越えた。

当時は時々20人〜30人くらいで昼から夜まで、タコパ、グダパと称して集まった。
2つの危機を乗り越えて、最近は自分たちのビジネスに注力しているので集まる機会は減ったけれど、何かあったらすぐ相談したり、力になってくれる頼れる仲間たちが近くにたくさんいるのは、ほんとうに心強い。

お客さまにお互いの店などを紹介して、「こたろうファームさんで教えてもらったんですー」って言ってお店に行ってくれる方も多い。
何かがもらえるわけじゃないけど、とびっきりの笑顔で接客してもらえます(笑)。
那須高原エリア外の方でも、地域のメンバーになったような気分になれるはず。

3・利益より「意味」を重視する

単にお金を稼ぐことではなく、「良い仕事をしたい」「社会に貢献したい」という思いが強い・・・ChatGPTの本要約より

農業を始めて10年過ぎた頃、私たちも少し歳をとって、ありがたいことに那須での認知度も高くなってきた。
「良い野菜を作りたい」という気持ちは毎年同じだけれど、それに加えて、後進に何を伝えていけるのか、農業界の若い人が希望を持てるような地域になっているのか、などを考えるようになった。
「地域に貢献というのもいいかも」という思いもあり、また友人の紹介などもあり、「那須町人物図鑑」という高校生の取り組みの取材を受けたり、地域の小学生と一緒にマルシェを企画する運営に携わったり。
こういった取り組みは、「利益ではなく、やる意味を大切にしたい」という気持ちから。

那須高原に移住してきて数年で東日本の震災があり、お互いに励まし合い、辛い時期を乗り越えてきた。
このコミュニティがなかったら、今のこたろうファームは無い。
「社会に貢献する」というのはとてもビッグワードだけど、まずは自分の周りの小さな社会に貢献していく、自分にできることをしていきたい。

なぜ安定や出世より変化を選んだのか?

夫も私も東京で仕事を続けていたら、きっとまあまあ稼ぐ共働き夫婦のままだったに違いない。
でも、体調やメンタルを崩しそうになり、「何かが違う」と思った。
夫は元バックパッカー、私は海外留学経験者で、住む場所にはこだわらなかった。不安もあったが、「なんとかなるさ」と思っていた。
安定や出世より、「生きる意味」を探したかったのかも。

たまたま農家になったし、たまたま那須高原ですが、自分のやりたいことと環境が合致していく感じもした。
「那須高原で小さな農業をする」意味が少しずつわかってきた気もする。

「こたろうファームの野菜だから買いたい」という方々のために、私たちは小さい農業を続けている。

「スモールジャイアント」
自分たちのペースで、自分たちらしいやり方で。
小さくても、影響力が大きく、尊敬される存在に。
・・・ChatGPTの本要約より

この地域でこんな存在になれるとしたら、それが私の思う「生きる意味」なんだろうな。


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