漫画家アシスタント物語 第5章 〈10〉 秋山プロのサラ金汚染!
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《 画像上:「覇王の船」の一部。主人公が‥‥悪役の漁業監督より存在感が薄い。昭和初期、民権思想、反戦、労働運動、全て絶滅寸前の時代‥‥ 》
< この5章〈10〉は、文庫本約18ページ分 >
その43
秋山プロに入ってから2,3年はジョージ先生にお金を借り、その後はサラ金に手を出した話は前回までに書いた通りです。
23歳で秋山プロに入り、2,3年‥‥1980年当時の私の手取り月給は10万円ほど、サラ金への元金、利息の返済をすると残り8万8千円( 同世代のサラリーマンの手取りが12~4万円 )。やはり月末の生活が苦しくなります‥‥。
そこでサラ金へ‥‥暗い顔してオドオド出かけると‥‥。
キレイなお姉ちゃんが明るく‥‥
「 いらっしゃいませ~~っ! 」
そして、現金自動支払機で追加融資を1万円‥‥ピッ!
「 ありがとうございました~~っ! 」
こうして簡単に‥‥早く、明るく、サクサクとサラ金地獄の深みへはまっていきます。
1982年サラ金人生3年目に入る頃には50万円近い借金になっていました。もう、簡単には返せません。「 ボーナスで返せる 」などという金額ではなくなっていました‥‥
年齢は27歳を越え、もうすぐ30歳に‥‥
12~3万円の月給から利息だけでも毎月1万5千円の支払い‥‥ 元金の定額支払が1万円。 月給から差し引くと残り10万円。 とても生活できないので月末には、また追加融資を‥‥
事態の危機的状況にやっと気付いた時‥‥
「 もう、まともには返せっこない‥‥! 」
何年たっても利息を払い続けるだけ‥‥ でも、借金は増えるだけ‥‥ 私は、自分が置かれている状況がすでに崖っぷちに来ている事を知ります。
部屋代、光熱費、電話代‥‥ 月給を受け取って、必要な経費を支払い、手元に残る現金は6万円ほど‥‥ 1ヶ月や2ヶ月の耐乏生活には耐えられるのですが‥‥3ヶ月もすると、もう耐えられません。
毎日、鮭定食とラーメンじゃやり切れないし、古本屋で買ってきた一冊50円のエロ漫画での自家発電にも限度があり‥‥ たまにはスカッと女遊びもしたい‥‥と‥‥耐乏生活の反動から散財へ‥‥ そして月末の追加融資。これの繰り返し‥‥!
バブル景気の始まりと共に物価は上がります。もちろん給料も上がりますが、借金も増えていくわけです。
私は、ついにヘトヘトになってジョージ先生に相談します。 ジョージ先生にすれば、2,3年借金しに来なくなったので、少しは真面目に暮らしていると信じていたのに‥‥‥‥ その弟子が、ボロボロになっているのですから愕然とするわけです‥‥
「 サラ金ン~~っ? 50万ン~~っ? 何ンでぃ~~っ? 」
ジョージ先生39歳、1982年、週刊誌連載2誌、隔週誌連載1誌、月刊誌連載2誌‥‥‥‥等。
月産250ページ以上!
「 俺ぃはよぉ‥‥体がガタガタになるほど忙しくて、歩けね~ほど疲れてるんだぜぇえええ! おめぃ~は、何考えてんだよぉおおおおおおっ! 」
「その44」より‥‥
サラ金地獄の玄関ドアは‥‥「いらっしやいませ~」と笑顔で迎える!

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漫画家アシスタント物語 第5章
ヤングジャンプでデビューしても楽はできない。 その先からが地獄のレース、だがそのコースは泥沼、迷路と迷走、遅延の地獄だった!
年金生活者にとって、とても嬉しいご支援! 感謝申し上げます!
