見出し画像

1/4【はじまり】|借金640万再建ログ -パチンコの喫煙所でAIと出会った-

わたしが初めてChatGPTに触れたのは、昨年末のことだった。  
場所はパチンコ屋の喫煙所。  

親友が、社員や家族に向けた年末のメッセージを見せてくれた。  
読んでみると、なかなか良い文章だった。  

「さすがやね。ええ内容やん。読んだら頑張ろって思うわ。でも、これ書くの時間かかったやろ?」  
そう言うと、親友は首を振った。  

「ChatGPTやで。全然大変ちゃう。前は30分かかってたけど、今は0.5秒でできる。」  
そして、こう続けた。  
「お前もAI使いこなせんと、これから会社でお払い箱になるで。」  

AIを使いこなす。  

そのときのわたしには、あまり関係のない話に思えた。  
タバコをふかしながら  
「便利な時代になっていくなぁ」  
その程度の感想だった。  
タバコの火を消して、親友と店内へ戻る。  
それが、最初だった。  

---

いつもの生活。  
朝から競輪、競艇。  
仕事が終わればパチンコ。  
寝ているとき以外、賭け事をしている。  
そんな毎日だった。  

ある日を境に、  
何をしても勝てない日が続いた。  
負ける。また負ける。  
軍資金が尽きる…  
消費者金融を回ったが、どこも貸してくれなかった。  

携帯を手に取り、親友へ電話しようとした。  
スマホには、親友の名前。  
でも、指が止まった。  

なんだか…  
もう、疲れた。  

押すのをやめた。  

不安を押し殺すように寝た。  

---

次の朝。  

不安は消えない。  

もうこれ以上、頼れる人はいない。  

どうしよう。  
なにから手をつければいいのか、  
頭の整理が追いつかない。  

その時、ふと  
ChatGPTのことを思い出した…  

こうして言葉を書き始めた。  

借金は640万。  
まだ何も解決していない。  

あの喫煙所で  
タバコをふかしていた時間。  
振り返ると、  
あそこがわたしの人生の岐路に立ったかもしれない。

いいなと思ったら応援しよう!