同性カップルの指輪選び
今回は、前回のプロポーズの記事で少し触れた婚約指輪と結婚指輪選びについて。
これも私たちにとって、すごく思い出に残っている時間です。
でも実は、指輪選びには幸せな気持ちだけじゃなく、少し複雑な気持ちもありました。
私たちは指輪についてもともと、ここで買おうと決めていたお店はありませんでした。
一生ものの指輪だからこそ、いろいろなお店を回って、実物を見ながら二人で決めたいと考えていました。
普段、初対面やお店の方に対して自分たちから「同性カップルです」と話す場面はほとんどありません。
隠しているわけではないので聞かれたら普通に答えますが、自分たちから関係性を説明する必要がある場面は意外と少ないです。
でも今回の指輪選びは、言わないと始まらない。
ブライダルコーナーを2人で見ていると、「どちらの方が指輪をお探しですか?」と聞かれることがほとんどでした。
婚約指輪は彼女が身につけるものなので、その質問自体は何もおかしくありません。
ただ、その言葉の奥に、「もう一人は付き添いの友達」という前提があるように感じることが多くありました。
つまり、私が贈る側だとは最初から思われていないんですよね。
だから、なんとなく「今日は付き添いかな」「下見かな」という空気を感じたり、私が購入する側だとわかった瞬間に接客の雰囲気が変わったように感じることもありました。
もちろん、それも私の受け取り方だったのかもしれません。
でも、そのたびに「実は付き合っていて…」と説明することになります。
お店の方は見かけだけではわからないので、それは当然のこと。これまでも何度も友達や姉妹だと思われてきたので、私たちも頭ではわかっていました。
それでも、一度や二度なら何とも思わないけれど、それが何店舗も続くと、少しだけ疲れてしまう自分たちもいました。
誰も悪くないんですけどね😢
中には、私が購入する側だとわかると値踏みするように職業を聞かれたこともありました。笑
↑これはちょっと😠😩🤯ポイントですけど😠笑
そんなときに出会った、私たちにとって忘れられない店員さんがブルガリの担当さんでした。
「どちら様の指輪ですか?」とも、「どういうご関係ですか?」とも聞かず、ブライダルコーナーを見る私たちに、ごく自然に話しかけてくださって。
会話の流れで私たちから「実は付き合っていて…」と伝えると、
「そうだったんですね!仲良しですね♡」
と笑顔で受け入れてくださり、その後も何も変わらず自然に接してくださいました。
それが、本当に、本当に、本当に嬉しかったです。
何店舗も回って少しずつ心がぎゅっとなってきたあとだったからこそ、その自然な接客が余計に温かく感じました。
そして、いろいろ試着させてもらった中で、彼女がこれがいい!と思える指輪に出会えました。
指輪の可愛さはもちろん、彼女の手にぴったりと似合っていて「絶対これだね〜!」と二人で顔を見合わせたのを覚えています。
そして、この方から買いたいと思える接客に出会えたことも、ブルガリを選んだ大きな決め手になりました。
購入したのは後日、私ひとり。
彼女と一緒にデザインは決めていたものの、ダイヤの品質やカラットを選ぶのはひとり。
これまでの人生で一番高い買い物で、ものすごく緊張したのを覚えています。
でも、そのドキドキは値段だけじゃなくて、この指輪と一緒にこの人とこれから先も歩んでいきたいという自分の決意を形にするような気持ちだったからかもしれません。
あの日の緊張も、大人になったなぁと思った気持ちも今では大切な思い出です。
そして無事にプロポーズも成功し、次は結婚指輪選びへ。
婚約指輪を購入したブルガリのお店で、そのまま結婚指輪もお願いすることにしました。
指輪によって手が細く見えたり、逆に少しふっくら見えたり。「全然違うね〜!」なんて話しながら、一生に一度の指輪選びを楽しみました。
シンプルなデザインからダイヤ付きまでいろいろ見ましたが、二人ともダイヤがある方が可愛い!と意見が一致。
もちろん、異性カップルでもいらっしゃるとは思いますが、ダイヤ付きでお揃いのデザインを選べるのは、同性カップルならではの特権かもしれないな、なんて思ったりしました。
ちなみに余談ですが、私の方が0.5号大きいサイズで購入したのですが、最近彼女が「むくんでるから交換して!」と言ってくるので、たまに指輪を交換してあげています。笑😆
そして、ここでもまた嬉しい出来事がありました。
購入特典でブルガリの婚姻届をいただけるキャンペーンがあり、「私たちは使えないね〜(笑)」なんて二人で話していたら、
「いつかきっと」と、そう言って渡してくださいました。
何気ない一言だったのかもしれませんが、その言葉がすごく温かくて、今でも忘れられません。
はじめから何も決めつけずに二人へ向き合って接してくださったこと。
「カップルです」と伝えることに身構えなくても、自然にそこにいられたこと。
それが私たちにとって、とても嬉しい出来事でした。
お気に入りの指輪だけでなく、温かい思い出まで持ち帰ることができた、忘れられない指輪探しになりました☺︎


