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【先輩社員読本】上司と後輩に挟まれたらどうするか

はじめに みんな自分に厳しすぎる

気づけば、中堅と呼ばれている

日々の仕事を重ね、責任が増え、
任される領域も広がった。
いつの間にか「中堅」って呼ばれている。
確かに仕事も一通りできるように
なっているし、後輩の方が多くなっている。
いよいよ「管理職」「マネジメント職」とか
昇格試験を受ける先輩社員になっている。

その一方で、
「自分は本当にうまくやれるのだろうか」
と、立ち止まって考えた時に不安がよぎる
瞬間もあったりする。
けれど、その迷いとか不安を覚えるのは
決して弱さではありません。
むしろ、視野が広がり、感じることが
深くなった証拠
でもあります。

中堅になると、周囲から頼まれることが
増えていきます。
「うまく回さなきゃ」「もっとできるはずだ」と
自分を追い込みがちにもなります。
でも、プレッシャーはあなたが信頼されて
いるからこそ生まれるもの。
自分の良い面も悪い面も、無理に隠す
必要はありません。
丸ごとの自分をうまく扱えるようになること
それが、自然体で力を発揮する最初の一歩です。

弱さや迷いは後輩のヒント

中堅になるとついて回るのが
「育成」という言葉です。
自分だって悩んでいるのに、
人を育てるなんてと感じる人は多いはず。
でも、若手は「完璧な先輩」よりも、
悩んで、失敗しながら前に進んできた
先輩の話
のほうが何倍も響きます。
あなたが経験してきたこと、悩んだこと
そのすべてが、すでに誰かの道しるべに
なります。

いつも痛感することがあります。
人を一番成長させるのは、
制度でも仕組みでもなく、
ひとりの先輩の言葉や
姿勢だったということ。

後輩にたった一言ヒントを渡すだけで、
大きく変わる人を何度も見てきました。
それは、特別なスキルではなく中堅が
持っている経験から生まれたものです。

あなたがしてきた
判断、頑張り、迷い、挑戦。
そのひとつひとつは、
もうあなたの武器になっています。

中堅という立場は、それまでの経験が
周囲に影響を与え始める時期
です。
自分では気づいていないだけで、
あなたの行動や言葉は、
すでに後輩の支えになっています。

この記事に込めた思い

この記事は、

  • プレッシャーの中で自分を責めてしまう

  • 役割の変化に追いつけない

  • 育成に自信が持てない

  • もう少し楽に仕事をしたい

そんな気持ちを抱えている中堅のあなたに
向けています。その変化は、特別なことを
しなくても起こります。

自然体の自分を取り戻したときに、
必ず起こる変化です。

中堅という立場は、もう一度自分を
育て直す絶好のタイミングです。

この本があなたの背中をそっと押し、
肩の力を抜いて、前へ進むきっかけに
なれば嬉しく思います。

中堅としてリブート(再起動)する

この記事は、
理想的な完璧な先輩・上司やリーダーを
目指すためのものではありません。
むしろ、中堅であるあなたが、
「悩みながら進む」ための本です。
あなたがこれまで悩み、つまずき、
考えてきたことは、必ず誰かのヒントに
なります。中堅であるあなたが
✔ 自信を取り戻し
✔ 自分らしく働ける
✔ 部下や周囲に自然に影響を与えられる
そんな「リブート(再起動)」を果たすための
道のりを、ひとつずつ紐解いていきます。

中堅は、会社の要です。
でも、無理をして立っている必要は
ありません。
あなたが「リブート(再起動)」したとき、
仕事も人間関係も育成も驚くほど軽やかに
動き始めます。
管理職になる一歩前に、急に立ちはだかる
プレッシャーという「中堅の壁」は越えられます。


第1章 中堅が抱えている不安

「中堅」は実は最も不安定な時期

キャリアを積めば、給与もそれなりに
上がっていくし、クライアントからは
信頼され、さすがよくわかっているねと
褒められる、なんてことも経験しちゃったり
している。
けど、正直、プレッシャーに思うことも
あったりする。
自分の能力の限界が少しずつ見え始め、
若い頃の勢いだけでは突破できない壁が
現れる。
もう、後輩キャラでいられる立場でもない。
中堅とは、入社後すぐの新人とは異なり、
一人で一通りの業務をこなせる能力を
持っていると認識されます。
創意工夫を凝らして仕事をやり遂げる能力が
求められます。』
って書いてありました。
さらに、
『若手社員の指導や育成も担います。』
だって。
求められることが「中堅」には多すぎると
思いませんか?
目の前にある業務だけでなく、
部下の育成とか会社の将来を考えることも
求められる。
忙しさに悩殺され、そんなことも考える
余裕なんてない。
毎日があっという間に過ぎていってしまう
最も不安定な時期なのです。

「ちゃんとやらなきゃ」という不安

中堅になると、
周囲の期待は自然に増えます。
仕事の幅は広がるし、
任される領域は増える。
でも権限は管理職ほど強くない。
なのに成果は求められます。
この期待と責任の板挟み状態が、
あなたの中に「ちゃんとしなきゃ」という
プレッシャーを生みます。
しかし、このプレッシャーのほとんどは
「あなた自身が勝手に作っている理想像」
過ぎません。
実は周囲は「完璧」なんて求めていない。
求めているのは、あなたの自然体での
安定したパフォーマンス
だったりします。

自分はただの歯車なのか?

ふと「自分って」って虚しくなる瞬間も
あるかもしれない。でもそれは違うと思う。
「歯車」って、かみ合ってるから全体が回るんだ。
あなたが少しズレただけで、
上も下も動かなくなる。
チームの空気が悪くなるときって、
たいてい中堅が疲れてるときなんだ。
それくらい、影響力があることに、
気づいていないだけなんです。

自分の弱さがバレるのが怖い

中堅になると、弱さを見せないクセが
つきます。
できないと思われたくない。
若手に不安な先輩だと思われたくない。
上司には「任せて大丈夫」だと思われたい。

しかし、弱さを隠して踏ん張るほど、
仕事はどんどん重なっていきます。
自分の弱さを隠せば隠すほど仕事は
やりにくくなってしまう。

逆に、「ここがちょっと苦手で」
「こういう癖があるんですよね」と
軽く開示した瞬間、周りはあなたを
助けやすくなる。

中堅に必要なのは弱さを消すことではなく、
弱さの扱い方を知ること

この認識が変わるだけで、
仕事は驚くほど息がしやすくなります。

このままの自分でよいのか問題

中堅の多くが抱える最大の不安。
それが「今の自分のままで、
この先やっていけるのか?」
という問いです。

できることは増えたけれど、
同時に限界も見えてくる。
でも、その不安は成長が止まった
証拠ではありません。

むしろ、「中堅にしか訪れない、
次のステージに入る前の前兆」
なのです。
不安が芽生えたということは、あなたが
変わる準備ができたということ。

不安は、成長の予感

本章で見てきた不安は、
どれもあなたが弱いからではありません。
むしろ逆です。任されるようになったから
不安が出てくる。

頼られるようになったから弱さを
隠したくなる。経験がたまったから
アドバイスに迷う未来が見えてきたから
不安が生まれる。

これは、
「中堅が次の段階へ進むときに
必ず通るプロセス」
です。
あなたは変わる途中にいる。
それだけのことです。

成長を感じるために必要なことは何か?

自分の経験を整理し、
後輩に伝えられる形にする。
経営の抽象的な言葉を、
現場の言葉に翻訳する。

中堅が成長することに必要なことは、
「仕事の意味を言葉にすること」です。

そんな急に言葉にしなさいって言われても、
経営の発する言葉があいまいだから
伝わらないんじゃないの?
って思うこともあります。

「もう中堅なんだからしっかりしてよ、
経営のことも意識してよ。」
今は不満に思うことかもしれないけど、
こんな不満もひっくるめて
もっと仕事を楽しめて成長を実感できたら
嬉しくないですか?
具体的にこれから解説していきます。

第2章 中堅は、組織の『変電所』

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