小さなアイドルと大きなおしり
大学の帰り道。
ふとスマホを見ずに歩いてみようかなと思った。
すると歩いてすぐ
「ファンサありがとう!」という声が聞こえた。多分小学生くらいの男の子。
なんだろう気になる。この公園の中では何が行われてるんだろう。しかしよく見えずまた歩き始めた。
そしたらまた「ファンサありがとう!」って。
ただの一本道でものの1分で2人のアイドルに遭遇することある?ここは東京ガールズコレクション?𝑪𝑨𝑵𝑴𝑨𝑲𝑬 𝑻𝑶𝑲𝒀𝑶!とか心の中の佐伯ポインティがつっこんでる顔が思い浮かぶ。
さすがに気になってしょうがなかったので、その声の先を見ると、そこには踊ってるちっちゃい女の子とお父さんがいた。
声的にさっきの子やないかい!
どういう経緯か分からないが女の子が踊りと決めポーズを男の子に披露しているようだった。その横でお父さんが楽しそうに見てる。自分も心の中では( ◜ω◝ )こんな顔してた。
そして最後にお父さんが「ファンサありがとう!」と嬉しそうに言ってた。あんただったんかい!
アイカツのダンサーの先生がお父さんになったらこんな感じなのかなとか思ってた。
さらに歩くと見たことないサイズの茶色いかたまりが2つ移動していた。それがわんちゃんのおしりだと認識するのに時間がかかった。
ホントにこの驚きを共有できないのが悔しいくらい、とんでもない大きさのおしりだった。悔しい。
それはそれはプリティーで立派なぷりけつ。
そして絵本のような黒いばってん。
アホが見る豚のケツ〜♩みたいな歌があった気がするけど、まさにあのおしりの穴がまんま付いてて驚きと喜びはひとしおだった。
縁起のいいものを見た気がして、勝手に願い事をしといた。
帰ってから家で見たインスタのリールで、どこかのおばあちゃんが言ってた。
「幸せが足りてないんじゃなくて幸せに気づいてないだけ」って。
かわいいが渋滞してる道に気づかなかったみたいに、近くにあるのに気づいてなかったことがあったんだってはっとした。心が緊張してたのかもしれない。
なら心も体も緩めてあげようと、めずらしくお風呂なんて沸かして、入浴剤まで入れちゃった。
しょうぶの湯ってやつを入れたんだけど、過去一いい香りで、お風呂を洗った30分前の自分に天才で賞をあげたい。
ありがとうファンサしてたあの子、インスタのおばあちゃん、ぷりけつのわんちゃん。
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