『母とあの人が再会した日。——元妻の勝ちだと思った瞬間』ー波瀾万丈ライフ
※この記事は、心の整理のために、当時感じたことをそのまま書いています。表現により、不快と感じる箇所がありましたら申し訳ありません。
父が亡くなってから、数年が経ったころのこと。
父方の祖母が亡くなり、葬儀が執り行われた。
父の再婚相手とその子どもたちも、父の家族として当然出席していた。
私は、父の告別式のときに彼女たちに会っている。
前回投稿した『父じゃなくなった日と、離婚はしないと母が決めた日』に登場した、母に抱っこされた赤ちゃんの下に女の子がふたりいて、次女がどことなく自分に似ている気がして妙な感覚を覚えていた。
私たち兄弟は親族として最初から会場にいたけれど、母は一般の参列者としてお焼香にやって来た。
そしてそこで、あの人と再会する。
彼女は母の前で、深々と頭を下げて言った。
「その節は、大変申し訳ありませんでした」
事情をよく知る親族たちは、その様子を静かに見守っていた。
母は堂々と、少し微笑みながらこう答えた。
「そんなこと、昔の話よ。頭を上げて。おかげさまで私は今、とても幸せに暮らせているし」
その姿は、はたから見ても誇らしくて、強くて、何より穏やかだった。
その後、喫煙所でのこと・・。
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