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知らなかった! 公式リリースされていたアリス・コルトレーンの未発表ライブ

※無料で全文読める「投げ銭」スタイルのノートです。

先日、フォローさせていただいているNakakou1108様が書いたこちらの記事を拝見しました。

「ふむふむ、このアルバムを選んでるんだ。オレだったら・・・」などと思いながら読み進んでいくと、記事の終盤に見たことのないアリス・コルトレーンのレコードジャケットが掲載されていてびっくり!

慌てて詳細を調べ、YouTubeで試聴。即座に注文しました。

 ALICE COLTRANE
『THE CARNEGIE HALL CONCERT』

 ALICE COLTRANE
『THE CARNEGIE HALL CONCERT』
  2LP (00602458825696) / Worldwide / 2024

side-A
1. Journey in Satchidananda

side-B
1. Shiva-Loka

side-C
1. Africa

side-D
1. Leo

Alice Coltrane - piano, harp, percussion
Pharoah Sanders - tenor saxophone, soprano saxophone, flute, fife, percussion
Archie Shepp - tenor saxophone, soprano saxophone, percussion
Jimmy Garrison - bass
Cecil McBee - bass
Ed Blackwell - drums
Clifford Jarvis - drums
Tulsi - tamboura
Kumar Kramer - harmonium

Recorded at Carnegie Hall, NY, February 21, 1971

2024年3月22日にリリースされたアリス・コルトレーンの未発表ライブ。

1971年2月21日にニューヨークのカーネギー・ホールで録音されたライブ音源の完全版がオフィシャルリリースされたものです。
1年前にこんなレコードが出ていたとは。なんたる不覚!

アリス・コルトレーンが師事していたスワミ・サッチダナンダが設立したインテグラル・ヨーガ・インスティテュートの資金調達のために開催されたコンサートに出演した際の演奏で、同イベントには共演者としてローラ・ニーロとTHE RASCALSが名を連ねています。

夫であるサックス奏者のジョン・コルトレーン(1967年7月17日死去)の死から約3年半後に行われたこのライブは、彼女がリーダーとして初めてカーネギー・ホールに出演した記念すべき公演です。

メンバーは以下。

アリス・コルトレーン(ピアノ、ハープ)
ファラオ・サンダース(サックス)
アーチー・シェップ(サックス)
ジミー・ギャリソン(ベース)
セシル・マクビー(ベース)
エド・ブラックウェル(ドラム)
クリフォード・ジャーヴィス(ドラム)
トゥルシー・レイノルズ(タンブーラ)
クマール・クレイマー(ハーモニウム)

豪華ラインナップ!
注目はなんといっても、ファラオ・サンダースとアーチー・シェップの参加。ジョン・コルトレーンの愛弟子といえる2人のサックス奏者の共演は、本作の聴きどころのひとつですね。

エルヴィン・ジョーンズ(ドラム)、マッコイ・タイナー(ピアノ)と共に”黄金カルテット”と呼ばれたジョン・コルトレーン・グループでベースを弾いていたジミー・ギャリソンの参加も注目ポイント。そのギャリソンとセシル・マクビーによるツインベース、エド・ブラックウェルとクリフォード・ジャーヴィスのツインドラムも、ブラックジャズ愛好家にとってはよだれものの組み合わせです。

トゥルシー・レイノルズのタンブーラと、クマール・クレイマーのハーモニウム(リード・オルガン)を起用してインド音楽の要素を取り入れた熱演は、80分に及びます。

Impulse! Recordsによってレコーディングされたものの、お蔵入りとなった貴重なライブ音源。これまで公式発表されなかったことに怒りを覚えるくらい素晴らしい演奏です。

前半の2曲は、1970年7月4日と同年11月8日に録音された音源で構成された4thアルバム『JOURNEY IN SATCHIDANANDA』の収録曲。
カーネギー・ホール公演が行われたのは、このアルバムが発売された直後のようです。


後半の2曲は、ジョン・コルトレーンの楽曲。

「Africa」は、PrestigeやBlue Note、Atlanticといったからレーベルから作品を発表してきたジョン・コルトレーンが、Impulse! Records移籍第一弾として制作した『AFRICA/BRASS』(1961年)の収録曲です。


「Leo」は、ジョンの未発表音源にアリスがハープやオルガン、ストリングスなどをオーバーダビングして物議をかもした『INFINITY』の収録曲ですが、1966年に実現した唯一の来日公演でも披露されています。


『THE CARNEGIE HALL CONCERT』がリリースされる以前にも、ヨーロッパのHi HatというレーベルからCD(2018年)と10インチ(2019年)の2形態で発売された『CARNEGIE HALL '71』で、1971年2月21日に録音された「Africa」を聴くことができました。
(アナログ盤は、約28分の演奏をA面とB面に分けて収録)

私も10インチを入手しましたが、こちらはアンオフィシャル。
当日演奏された全4曲を収録する公式リリース盤を買わない理由がありません。

Nakakou1108様のおかげで、素晴らしいレコードを入手することができました。心より感謝申し上げます。


『THE CARNEGIE HALL CONCERT』のリリースに合わせて、セシル・マクビーのインタビューが公開されています。
『JOURNEY IN SATCHIDANANDA』のレコーディングや、カーネギー・ホールのライブに参加することになった経緯などが語られているのでぜひ!


我が家の『JOURNEY IN SATCHIDANANDA』は、セシル・マクビーのサイン入りです!

 ALICE COLTRANE
『JOURNEY IN SATCHIDANANDA』

 ALICE COLTRANE featuring PHAROAH SANDERS
『JOURNEY IN SATCHIDANANDA』
  LP (AS 9203) / US / 1971

side-A
1. Journey in Satchidananda
2. Shiva-Loka
3.
 Stopover Bombay

side-B
1.
 Something About John Coltrane
2. Isis and Osiris

tracks A1 to B1
Alice Coltrane - harp (A1, A2), piano (A3, B1)
Pharoah Sanders - soprano saxophone,
percussion
Cecil McBee - bass
Rashied Ali - drums
Tulsi - tamboura
Majid Shabazz - bells, tambourine
Recorded at Coltrane's home studio in Dix Hills, NY, November 8, 1970

track B2
Alice Coltrane - harp
Pharoah Sanders - soprano saxophone,
percussion
Rashied Ali - drums
Charlie Haden - bass
Vishnu Wood - oud
Recorded at The Village Gate, New York City, NY, July 4, 1970


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