【Depth Chart】DEFENCE編 2026/02/21
ちょいと気が早いですが2026シーズンのデプスチャート予想です。
Defence編です。
※カレッジフットボールの個人的な楽しみ方として「若者の成長物語」というものがあるので「高校時代・移籍時の評価(★の数)」も記載しております。
★ DEFENSE 編
新体制により、守備の哲学が「耐える」から「奪う」へシフト
■ EDGE
1.#94 Nathaniel Marshall (2025 4★)

2025年シーズンに1年生ながら11試合に出場し、すでにローテーション入り。バスケットボール出身の瞬発力と、1年で約13kg増量したタフなフレームが魅力。Whittingham体制下で、守備の「顔」となることが期待される。
2.#33 Dominic Nichols (2024 3★)
2025年に1サックを記録するなど着実に成長。6フィート5インチ(約196cm)の長身を活かしたエッジセットが得意で、派手さはないものの安定感のあるスターターとして計算できる存在。
3.Carter Meadows (2026 5★) ※新加入
2026年クラスの目玉。全米トップクラス(Rivals 6位、EDGE 2位)の5つ星選手として加入。6フィート6インチ(約198cm)に35インチもの長い腕を持つ「怪物」。最初はサードダウンのパスラッシャーとしての起用が予想されるが、シーズン後半には先発候補も。
4.#37 Julius Holly(2025 4★)
2025年は怪我で苦しんだが、ボウルゲームでデビュー。非常にクイックな第一歩を持っており、スピードを活かしたアウトサイドからのラッシュが武器。
■ Rush LB
1.John Henry Daley (2024 4★) ※新加入

2026年シーズンの目玉。2025年にユタ大で11.5サック、17.5 TFLを叩き出し、オールアメリカンに選出。アキレス腱の怪我からの復帰シーズンとなるが、ウィッティンガムHCのスキームを熟知しており、即座にディフェンスの中心となれる存在。
2.#09 Cameron Brandt (2023 4★)
これまでは内側(DT/DE)でもプレーしてきたが、2026年はより外側のRush LBとしての役割が増えると予想。高い知性とテクニックを持ち、ランサポートにおいても非常に堅実な働きをする。
3.#88 Lugard Edokpayi (2023 4★)
ミシガン伝統の「育成枠」からついに頭角を現す時期です。約2メートルの長身と長い腕は、QBのパスコースを遮るだけでも脅威。2025年に出場機会を増やしており、今季は3番手として勝負の年。
4.Tariq Boney(2025 3★)
ワシントンD.C.の名門St. John's Collegeから加入。高校時代はRBとしても活躍した俊敏性を持つ。体格的にはまだビルドアップが必要だが、サードダウンの「飛び道具」として1年目から顔を出す可能性がある。
■ NT
2026年シーズンのNT(ノーズタックル)陣。主力級の卒業が相次いだ中、ポータルから復帰した逸材と、サイズ自慢のベテラン・若手が揃う
1.Enow Etta (2023 4★)

一度はトランスファーポータルに入るも、ウィッティンガムHCらの説得により残留を決定。EDGEから内側へ転向し、現在は約145kg(320ポンド)の巨躯を誇る。昨季13試合で2.5 TFLを記録。驚異的なクイックネスを維持したまま内側へ入ったことで、今季は全米レベルのブレイクが必至。
2.#92 Ikechukwu Iwunnah (2021 3★)
チーム最古参の一人。ベンチプレスやスクワットでチーム記録級の数字を持つパワーの権化。出場機会こそ限られてきたが、ゴール前やショートヤードの守備では、その圧倒的な低さと強さで中央を封鎖。精神的支柱としても不可欠な存在。
3.Deyvid Palepale(2023 3★)
アラスカ州出身の「重戦車」。300ポンドを優に超えるフレームを持ちながら、機動力も併せ持つ。昨季は育成がメインだったが、2026年は本格的にローテーション入り。特にランストップにおいて、相手センターを押し込む能力はチーム内でも高く評価。
■ DT
2026年シーズンのDT(ディフェンス・タックル)陣。ベテランの層が薄くなった内側に、新ヘッドコーチ・ウィッティンガムの「愛弟子」と、地元期待の新星たちが加わり、新たなローテーションを形成。
1. #95 Trey Pierce(2023 3★)

2026年シーズンのDTリーダー。昨季から主力の穴を埋める活躍を見せ、コンスタントにバックフィールドを荒らす能力を証明。派手なスタッツ以上に「ダブルチームを強いる」献身的なプレーで、外側のエッジ陣(Marshallら)を輝かせる役割を担う。
2. Jonah Leaea★★★ ※新加入
ウィッティンガムHCと共にユタ大から移籍。6フィート5インチ(約196cm)の長身ながら、2025年シーズンにユタで623スナップを消化した驚異のスタミナとタフネスが武器。ミス・タックル率が極めて低く、現代的な「動けるDT」として即座にスターターの座を確保してもおかしくない。
3. #85 Ted Hammond (2024 4★)
2024年クラスの注目株がついにローテーションの核へ。シンシナティの名門校出身で、洗練されたハンドテクニックを持つ。2025年は限定的な出場だったが、今季はPierceのバックアップとして、より多くの出場機会(スナップ数)を得ることが濃厚。
4. #99 Bobby Kanka (2025 3★)
ミシガン州出身の逸材。2025年のデビュー戦(セントラル・ミシガン大戦)でいきなりロス・タックルを記録し、その片鱗を見せた。300ポンドを超える巨体ながら、元タイトエンドという運動能力の高さは規格外。将来のドラフト候補として、今季さらなる飛躍が期待される。
■ MLB
NFLドラフト進出や移籍により主力(Rolder、Barhamら)が総入れ替えとなったが、全米クラスの超新星らのNext Man Upを期待。
経験不足が懸念されるポジションだが、Owusu-Boatengの身体能力とAlfordの戦術理解度のコンビネーションは非常に補完性が高い。さらに、Troy Bowles(現時点ではWLB予想)らとの連携が深まれば、機動力溢れるLBユニットとして機能する。
1.#12 Nathaniel Owusu-Boateng (2025 4★)

兄(NFLブラウンズのJOK)譲りの爆発的なスピードを持つ。2025年シーズンは1年生ながら7試合に出場。圧倒的なレンジ(守備範囲)を誇り、サイドライン・トゥ・サイドラインの追跡能力はすでに全米トップレベル。今季、新生ディフェンスの真のリーダーとして君臨する準備は整った。
2.Max Alford★★★ (2022 3★) ※新加入
BYUから移籍。現ミシガンDCジェイ・ヒルの下でプレー経験があり、複雑なスキームを完璧に理解している「フィールド上のコーチ」。RBコーチ、トニー・アルフォードの甥でもあり、チームへの適応に不安なし。確実なタックル技術とリーダーシップで、若いOwusu-Boatengをサポートする重要な役割。
3.#29 Chase Taylor (2025 3★)
ジョージア州出身のフィジカルなLB。高校時代に培ったハードヒットと、6フィート2インチ、230ポンドを超えるパワーが武器。中央の密集戦に強く、パワーランを多用するBig Tenのライバル校(オハイオ州立大、ペン州立大など)との試合で重宝される存在。
■ WLB
2026年シーズンのWLB(ウィル)陣。NFLドラフトや卒業で入れ替わりが激しい中、高い血統を持つ若き実力者と、ポータル経由のベテラン勢がポジションを争う。
1.#18 Troy Bowles (2023 3★)

NFLのタンパベイ・バッカニアーズの名将トッド・ボウルズの息子。2025年シーズンは全13試合に出場し、2.0 TFL、1.0サック、さらに1ブロックキックを記録。フットボールIQの高さはチーム随一。スピードを活かしたカバーリング能力に加え、パスラッシュのセンスも開花。今季はディフェンス全体の司令塔としての役割が期待される。
2.Nathaniel Staehling (2022 3★) ※新加入
ノースダコタ州立大(NDSU)から加入した実力派。2025年シーズンはNDSUでチーム3位の74タックル、3インターセプトを記録し、カンファレンスの優秀選手賞(Honorable Mention)を受賞。FCSレベルでは敵なしの状態。怪我に苦しんだ時期もあったが、現在は完全に回復。MLBもこなせる汎用性があり、即戦力としての期待値は極めて高い。
3.Aisea Moa (2022 3★) ※新加入
ミシガン州立大(MSU)から宿敵ミシガンへ移籍。元々はエッジに近い役割もこなせた大型ラインバッカー。6フィート2インチ(約188cm)、245ポンドの体格を活かし、ラン攻撃を力でねじ伏せる役割と体格からは想像できない広範囲のカバープレーを担う。ウィッティンガムHC好みのタフなプレースタイルであり、特にパワーランを多用する相手に対してカバーもでき、オープンフィールドでタックルできるパワーとスピードのハイブリッド系として重宝される存在。
■ CB1
2026年シーズンのCB1(エースコーナーバック)陣。一度は移籍を検討した大黒柱の残留により、一気に強固なユニットへと再編。
1.Zeke Berry (2022 4★)

2026年1月にトランスファーポータル入りを表明し激震が走ったが、数日後に撤回して残留。2025年シーズンには10本のパスブレイクアップを記録し、All-Big Tenセカンドチームに選出。ニッケルから外側のCBへ転向して成功した経緯があり、カバレッジ能力とタックル技術のバランスはチーム随一。今季はドラフト上位進出を狙う勝負の年。
2.#36 Keshaun Harris (2019 WO)
元々はウォークオン(奨学金なし)から這い上がった苦労人。2019年入学のため、2026年は驚異の「7年目」。怪我人が出た際にどこでも埋められる信頼感は絶大。スピードスターとしての顔も持ち、スペシャルチームでも不可欠な存在。
3.Jo’Ziah Edmond (2024 4★)
2026年ついにブレイクの兆しを見せる若手筆頭。6フィート1インチ(約185cm)の長身を活かしたプレス・カバレッジを得意とし、高校時代はWRとしても活躍した抜群のボールセンスを持つ。練習での評価が非常に高く、Zeke Berryに次ぐ2027年スターター争いの筆頭。
■ CB2
2026年シーズンのCB2(対面コーナーバック)陣。不動のスターターへと登り詰めた「島」の住人と、テキサスから強奪した超逸材が火花を散らす
1.#20 Jyaire Hill (2023 4★)

2025年シーズンに飛躍。36タックル、5パスブレイクアップ、1インターセプトを記録し、PFF(Pro Football Focus)の格付けでもチームトップクラスの評価を獲得。6フィート2インチ(約188cm)の長身と陸上仕込みのスピードを併せ持ち、相手のエースWRを完封する「アイランド(島)」を形成。今やZeke Berryと並ぶ、Big Ten最強デュオの一角。
2.Jamarion Vincent (2026 4★) ※新加入
2026年クラスの目玉補強。一度はベイラー大にコミットしていたが、ミシガンが「フリップ(強奪)」に成功。テキサス州出身で、100m走でもトップクラスのタイムを持つ爆速コーナー。1年目からローテーション入りが期待される逸材であり、将来のCB1候補。春季キャンプでのアピール次第では、Edmondらと激しい2番手争いを展開。
3.#32 Jeremiah Lowe (2024 3★)
ケンタッキー州の名門校出身。派手さはないが、2025年には学術賞(Academic All-Big Ten)を受賞するなど非常にクレバーな選手。5フィート11インチのサイズから、外側のCBだけでなくニッケル(スロットカバー)としての適性も高い。層の厚いセカンダリーにおいて、状況に応じた「器用なバックアップ」として重宝される存在。
■ SLOT
2026年シーズンのSLOT(ニッケルバック)陣。ウィッティンガム新体制の象徴とも言える移籍加入組と、全米屈指のポテンシャルを秘めた若手が、最も高い機動力を求められるこのポジションを争うが質・量ともに全米トップクラス。Snowdenの確実性とEarlsの爆発力の使い分けは贅沢の極み。特に、近年のBig Tenで増えている「スロットにエースWRを配置する戦略」に対し、この2人がいればミシガンは絶対的な優位性を保てる。
1.Smith Snowden(2023 4★)

ユタ大学からウィッティンガムHCと共に移籍してきた、このポジションの「解答」。2025年シーズンはユタでスロット守備の要として活躍し、PFFでも高い数値を記録。175cm台と小柄ながら、持ち前のクイックネスとIQで相手の俊足スロットWRを完璧に封殺。新ディフェンス・スキームを最も熟知している一人。
2.#02 Shamari Earls (2025 4★)
2025年クラスの至宝。本来は外側のCB(Jyaire Hillの対面など)も務まるサイズと、10.5秒を切る100m走のスピードを併せ持つ。1年目からローテーション入りし、その爆発的なアスリート能力でブリッツやランサポートでも貢献。Snowdenから技術を吸収すれば、全米No.1級のニッケルに化ける可能性。
■ SS
2026年シーズンのSS陣。前年(2025年)に頭角を現した「規格外の大型セーフティ」と、地元期待の「ハードヒッター」による、非常に若くポテンシャルの高いコンビ。
1. #25 Mason Curtis (2024 4★)

2025年シーズンのミシガン守備陣における最大のサプライズ。6フィート5インチ(約196cm)というセーフティとしては規格外のサイズを持ちながら、10試合で19ソロタックル、1インターセプトを記録。2025年のチーム内「最優秀新人守備選手」に選出。そのリーチを活かしたパスカットはQBにとって悪夢。かつてのカイル・ハミルトン(レイブンズ)を彷彿とさせる、ミシガン次世代の「ユニコーン(希有な存在)」。
2. #05 Jacob Oden (2024 4★)
デトロイト近郊出身、父もミシガンというサラブレッド。2025年シーズンは主にスペシャルチームとバックアップで経験を積み、ワシントン戦では値千金のインターセプトを記録。6フィート1インチ(約185cm)の体格はSSとして理想的。非常にインテリジェンスが高く、ディフェンスの指示出しもこなせる。Curtisが「高さとリーチ」なら、Odenは「読みとハードヒット」で勝負するタイプ。
■ FS
ベテランの去就と若手の台頭が重なり、ポータル経由の「ラン防衛の鬼」と、2年生にしてディフェンスの核となった「全米級の逸材」が火花を散らす。
1.Chris Bracy(2023 3★) ※新加入

メンフィス大から加入した今オフの「隠れた目玉」。2025年シーズンに81タックル、9.5 TFLを記録。特筆すべきはPFFによるランディフェンス評価で、全米のセーフティ230人中3位という驚異的な数値を叩き出した。カバレッジに課題を残すが、ウィッティンガムHCのスキームではそのフィジカルさが最大の武器に。移籍直後からスターター争いの最前線に立つ。
2.#14 Jordan Young (2025 4★)
2025年、クレムソンへのコミットを翻してミシガン入りした4つ星の至宝。1年目から10試合に出場し、15タックル、3パスブレイクアップを記録。特にノースウェスタン戦で見せた試合を決定づけるパスカットは、彼の勝負強さを象徴。高い身体能力とボールホークとしての資質を併せ持ち、2026年は全米にその名を知らしめるブレイクの年となる。
3.#31 Nico Andrighetto (2022 2★WO)
ウォークオン出身ながら、そのハードワークでコーチ陣の信頼を勝ち取ってきた苦労人。2025年シーズンも主にスペシャルチームとバックアップとして堅実なプレーを披露。セカンダリーに怪我人が出た際の保険として、また若手への模範として、チームに不可欠なピース。
折を見て、更新していきたいと思います。
では。
