星野源ANNと「FriendShip」
いつかまた 会えるかな
雲の先を 気にしながら
口の中 飲み込んだ
景色がひとつ 水の底に消えた
ついに終わってしまった。
どうにもこうにも寂しい。
10年間の様々な声が、景色が、心に浮かんではどこかへ消えていくような感覚になる。
もう2度と会えないような、甘酸っぱさと暗さを併せた感情がぐるぐると体内を駆け回る。
(といっても、私は10年前からANNを欠かさず聞いていたわけではない。正直ゆるいリスナーだった。が、高校時代から聴きはじめて社会人となった今、時の流れとともに、星野源のオールナイトニッポンは私の生活に深く深く染み込んでいた)
君の手を握るたびに
わからないまま
胸の窓開けるたびに
わからないまま
笑い合うさま
夜更かしして笑ったあの夜、つらくて誰かの声を聞きたかったあの夜、はたまた水曜日の通学中、ドライブ中、様々な場面で源さんの声を聞いた。
源さんは私たちの近くにいた。
私たちは源さんのことをたくさん知っている。
ドラマが決まったとき、新曲を出したとき、結婚を発表したとき、源さんはANNで言葉をくれた。
日常の些細な出来事も、好きなものも、トイレの話も知っている。
源さんは私のことを知らないけど。
メールを送ったこともないけれど。
でも、リスナーの存在がANNを支え、スタッフさんやジングル職人の方々などなど多くの人がコンテンツを進化させ、そうやって星野源ANNはできていた。
今の星野源は、リスナーからのメールを読んだからこそある星野源。
この言葉、何だかすごく嬉しかった。
わかるようでわからないお互いだけど、笑い合って、一緒の時間を生みだす。
いつの日か 還るまで
別の海を 渡りながら
いつの日か 会えるような
幻を見て 一歩踏み出すさま
君の手を握るたびに
わからないまま
胸の窓開けるたびに
わからないまま
笑い合うさま
もう2度と会えないのかもしれないけど。
もう1度源さんの声をラジオの電波で聴ける日、なんてものは幻なのかもしれないけど。
源さんと私たちは、生活の中で交わることがないかもしれないけど。
私たちはきちんとさようならをして、1歩踏み出した。だから、また会えるかもしれない。
そんな気もする。
何処までも 何処までも
つづく旅の隅で
何時までも 何時までも
君のことで笑う
これからも人生は長い。星野源ANNがない火曜日の方が長くなっていく。それでも、あのときの話を、くだらないことで笑ったことを。馬鹿だなぁ、馬鹿ですねぇって、思い返して笑うんだろう。
君の手を握るたびに
わからないまま
胸の窓開けるたびに
わからないまま
わかりあった
君の手がほどけるとき
叶わないまま
胸の窓光る先に
手を振りながら
離れゆく場所で
笑い合うさま
わからないまま、わかりあう。
わからないことを、わかった。
ANNを通じて感じていた源さんとの心地いい繋がりを思いながら、これからの源さんに手を振る。
ずっとラジオを聞いていたかったし、新曲だってイエマガだって楽しんでいたい気持ちはあったけど。
左様なら、ゆっくり休んでください。
また源さんの創作に触れられる日を気長に待っています。10年間お疲れ様でした!!
