ペアーズで会った30歳女性。浮気された者同士で共感したはずが、写真詐欺にしょんぼりした話
バチェラーデートと並行して、ペアーズも使ってみることにした。
ペアーズは、マッチングアプリの中でもかなりユーザー数が多い印象がある。
バチェラーデートのように運営側が相手を決めてくれるタイプとは違い、自分でプロフィールを見て、いいねをして、メッセージをして、会うところまで進めていく。
いわゆる、王道のマッチングアプリだ。
始めてすぐ、30歳の女性からいいねをもらった。
写真を見る限り、結構かわいい感じの人だった。
プロフィールやメッセージの雰囲気も悪くない。
その方は、相手の浮気が原因で、結婚して3ヶ月で離婚してしまったらしい。
自分も少し前に、長く付き合っていた相手の過去の浮気がわかり、かなり心が傷ついていた。
プロフィールにも、そのあたりのことを少し書いていたので、そこに共感してくれたのかもしれない。
メッセージでも、かなり優しい言葉をかけてくれた。
「それは絶対に相手が悪いですよ」
「自分を責めないでくださいね」
そんなふうに言ってくれた。
浮気された側としては、こういう言葉は本当にありがたい。
自分でも頭では「相手のしたことは相手の問題だ」とわかっている。
でも、実際には「自分にも原因があったのではないか」「自分がもっとちゃんとしていれば違ったのではないか」と考えてしまう。
だから、同じように裏切られた経験がある人から、はっきりそう言ってもらえるのは救いになる。
その方の話も、なかなか面白かった。
大学生の頃から、自分に一番合う人を探すために、かなり多くの男性と会っていたらしい。
合コンだったのか、アプリだったのか、詳しい方法までは聞かなかったが、100人くらいと会ったとのことだった。
しかも、ただ会うだけではない。
その情報をエクセルにまとめて、性格や条件などを整理し、総合的に一番合うと思った人と付き合ったらしい。
そして、大学卒業後にその人と結婚した。
ここまで聞くと、かなり計画的だし、合理的だし、ある意味すごい。
婚活というより、もはや研究に近い。
ただ、その結婚が3ヶ月で終わってしまったというのだから、人生は本当にわからない。
慎重に選べばうまくいく、というものでもない。
相手をきちんと見ていなかった、という話でもないと思う。
どれだけ考えても、どれだけ情報を集めても、他人のすべてはわからない。
結婚してから見えることもあるし、時間が経って初めてわかることもある。
そういう意味では、彼女の話は少し怖くもあり、妙にリアルでもあった。
メッセージの流れは悪くなく、一度通話もした。
話してみても印象は悪くなかったので、その後すぐに会うことになった。
ただ、実際に会ってみると、最初に思ったのは、
「あれ、写真と結構違うな」
だった。
マッチングアプリではよくある話なのかもしれない。
いわゆる、写真と実物のギャップである。
プロフィール上の体型は「普通」になっていた。
ただ、実際に会ってみると、自分の感覚では少なくとも「普通」ではなかった。
かなりふっくらしていた。
写真をそのまま1.3倍くらいに引き伸ばしたような印象だった。
特に腕まわりなどは、写真から受けていた印象とはだいぶ違った。
もちろん、人の体型をどうこう言うのはあまり良くない。
年齢と同じで、体型にも好みがあるし、それ自体が悪いわけではない。
ただ、プロフィールや写真で受ける印象と、実際に会った時の印象が大きく違うと、どうしても最初に戸惑ってしまう。
相手は自分の様子を見て、
「なんかしょんぼりしてます?
そうですよね、いろいろ大変でしたもんね……」
と言ってくれた。
その気遣い自体はありがたかった。
ただ、自分の心の中では、
「いや、今しょんぼりしている理由は、それだけではないんです……」
と思っていた。
もちろん、そんなことは言えない。
その後の会話も、少し噛み合わなかった。
相手は自分の離婚や浮気された経験を、かなり「乗り越えた話」として語っていた。
「そんなの気にしている時間がもったいないですよ」
「強くなりましょ〜!」
「私はその後、転職して年収も上がって……」
というような話が多かった。
それはそれで、すごいと思う。
強い人だな、とも思った。
実際、浮気や離婚という経験を、人生の燃料に変えて前に進める人はすごい。
ただ、今の自分が求めていた寄り添い方とは、少し違ったのかもしれない。
自分はまだ、前の恋愛の傷の中にいる。怒りもあるし、後悔もある。
そんなに簡単に「時間の無駄」と割り切れる状態ではない。
だから、相手の励ましはありがたかった一方で、どこか少し置いていかれる感じもあった。
「何年も前に乗り越えた人」と「まだ傷の中にいる人」では、同じ経験をしていても見えている景色が違うのだと思う。
結局、会話は最後まで大きく盛り上がらなかった。
こちらも終始しょんぼりしていたし、相手もそれを感じ取っていたと思う。
一応、LINE交換はした。
ただ、その後のやり取りもあまり盛り上がらず、自然にフェードアウトしていった。
そして、これは余談なのだが、後日、アプリ上で体型表示について通報をした。
すると、数時間後にその方は強制退会になっていた。
これには少し驚いた。
もちろん、体型の件だけで強制退会になったのかはわからない。
他の人からも同じような通報があったのかもしれない。
あるいは、会話の中で年収や転職の話が多かったこともあり、別の理由で運営側が不審に判断した可能性もある。
ただ、自分に対して投資話や勧誘のようなものがあったわけではないので、真相はわからない。
LINEはブロックしていないが、こちらからも連絡はしていない。
今回の結論としては、
「写真とプロフィールの印象は、やはりかなり大事」
ということだと思う。
体型がどうこうというより、実際に会った時に「思っていた印象と違いすぎる」と、どうしても最初のテンションが下がってしまう。
これは男女どちらにも言えることだと思う。
写真を盛りたくなる気持ちはわかる。
少しでもよく見せたい気持ちもわかる。
でも、会った瞬間にギャップでがっかりされるくらいなら、最初からなるべく現実に近い写真を載せた方が、お互いにとって健全なのではないかと思う。
それともう一つ。
同じように浮気された経験があるからといって、必ずしも深く共感し合えるわけではない。
傷ついた経験が似ていても、その後の受け止め方や回復の仕方は人それぞれだ。
すぐ前を向ける人もいれば、時間がかかる人もいる。
怒りで進む人もいれば、悲しみの中で立ち止まる人もいる。
今回の方は、とても強い人だった。
一方で、今の自分には、その強さが少し眩しすぎた。
ペアーズ初回の出会いとしては、正直、恋愛にはつながらなかった。
ただ、アプリ婚活のリアルはかなり感じた。
プロフィールだけではわからない。
写真だけでもわからない。
通話しても、実際に会うまではわからない。
そして、会ってみて初めて、自分が何に惹かれて、何に引っかかるのかがわかる。
婚活は、相手を見る作業であると同時に、自分の反応を見る作業でもある。
今回は少ししょんぼりする出会いだったが、これもまた、40代婚活の記録として残しておきたい。
