ジェーン・スーさん、読みましたよ〜
橘ゆずさんに選書していただきました。
こちらの選書企画を知ったのは、いろんな方の感想記事を読んだから。ゆずさんの選書は、その人のnote記事を読んだ上で、その人の感性に合う本をピックアップしてくださるというもの。
そのときの私は、わざわざ自分の記事を読んでコメント返してくださるなんて!と安易な自意識で申し込んだ覚えがあります。
11月末に参加したのに、読むのが今になってしまいました。
というのは、ずっと文章を書くためにとか、noteのつながりを広がるためにとか、目先の利益のためにしか文章を読めなくて。なかなか自分のために読むという感覚になれなかったのが正直なところでした。
ゆずさんに自分の記事を読んでもらって、感想をいただけたのが嬉しくて嬉しくて。それだけで、勝手に満足して積読してました。
ゆずさん、ごめんなさい。
この前、自分なりに頑張って一つの記事を書いた後に、なんだかすごく出し切った感じがあって。空っぽになって、なんだかふわふわしていたところ、あ、ゆずさんの選んでくださった本を読んでみようって。ずっと前のめりになっていたのが、ちょっと解けた気がします。
ということで、感想を書かせていただきました。ゆずさん、ありがとうございます。
ジェーン・スーさん
『おつかれ、今日の私。』
ジェーン・スーさんのエッセイは、本の表紙の絵がピッタリ。お風呂に浸かりながら、ぼーっと体と心をほぐしていくみたいな。
職場で空回りしたり、結婚生活の理不尽さに怒ったり、人間関係に戸惑ったり、キャリアにつまづいたりする職場の仲間の姿が出てくる。ジェーン・スーさんは、一緒においしいご飯を食べながら、その人の心の揺らぎを思う。そして、「今日はお高めのバスソルトを買いなさいよ」なんて声をかける。
読みながら、力が抜けた。人に読んでもらえるようないい文章を書きたい、と力んでいたけど、ジェーンスーさんの等身大の自分に触れたら、この周りにうまく合わせられない弱くてダサい自分がちょっと愛おしく思えた。もっと、武装を解いて、ゆるゆるな自分を許していい気がした。
例えばここ。
ふと感じた瞬間。
気づくと、同じことばかり考えている。
すっごくわかるーー!私もそう!!
私の中にある小さな違和感。そこに言葉を与えてもらったら、なんだか心がほぐれる。
ちゃんと正しく、ユーモアを持って寛大に生きたい。
不用意に他者を傷つけることのない、思慮深い人になりたい。
周りを見渡すと、私以外の大人はみんなそれができているように思える。
先の先を考え、人を慮って行動しているように。
どうして私はそれができないのだろう。
この理想に対する、不甲斐なさ。どうしようもなさ。言葉を与えてもらうって、なんて安心するんだろう。カラカラに乾いた体に、水が染み渡っていくみたい。
文章を読んで、その人に処方箋を出せるなんて、ゆずさん、すごいなぁ。
