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迷探偵 11月11日

帰宅後まもなくして事件は起こった。
毎朝、私たちを起こしてくれる目覚まし時計が行方不明。

息子の証言によると20時半くらいまではリビングのテーブルの上にあったようだがその後の足取りは掴めていない。
帰宅早々、難事件に遭遇。
まずは聞き込みから。

長男「さっきまではあったのに…妹が怪しい…」

娘 「どこいっちゃたんだろうね。一緒に探してあげる!」

妻 「んもう…」

次男「あーうー」

目撃証言から20時半にはテーブルの上にあり、私が帰宅した21時にはすでに行方が分からなくなっている。
わずか30分の犯行。
といっても家はそんなに広くなく妻以外の行動範囲は1階だけだ。
だから5分あれば十分に犯行は可能。

状況からして妻と次男は容疑者から外して構わないだろう。
残るは2人。
捜索の依頼人である長男と、捜査に協力的な娘だ。

この二人にもう一度聞き込みを開始。

長男「(妹に)どこに持っていったの?」

娘 「お外かな?ねんねのお部屋(寝室)かな?」

長男は完全に娘の犯行と思っている。
娘の証言があいまいだ。
外はないだろうと思いながらも念のために確認。
やはりないか…

しばらくみんなで探したが長男は少し寂しそうに探す手を止めた。
時刻は21時半になっていた。
今日の捜査を打ち切り明日へ持ち越す。
長男と娘はねんねの部屋へと入っていった。

事件が動き出したのは22時前。
娘が寝室からリビングへやってきた。
「時計はおもちゃ箱の中だよ。」
突然の自首?
一緒におもちゃ箱を確認するが影も形もない。
これがサスペンスでよくあるミスリード?
次に娘が向かったのは玄関。
ここも確認するが何もない。

これはひょっとして娘が犯人だがどこに置いたか忘れちゃってるだけなのかも???

そして事態は急展開を迎える。

私・娘「あっ!」

あと一か所、探してない場所があった!
階段下の収納だ。
扉が開いていたのでノーマークであった。

娘と二人で中を覗き込む。

私・娘「あったーーー!」

無事に保護された目覚まし時計をそっと寝ている長男の枕元にセットした。
明日の朝の目覚めの顔が楽しみだ。

それにしても娘よ、いたずらもほどほどにね。




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