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Meisterを読みました

NovelJam2024で澤俊之 https://x.com/Goriath_Publish さんの作品。
今回も楽しく読ませていただきました。

毎回、作品の中にギターが登場するでおなじみの澤さんの作品。
今回は、、、バイオリン?!?!

ストラディバリウスがエレキギターになるくらいだからもしかしたら似た物ということかしら。
https://fendernews.jp/10-25-2021-limited-edition-violinmaster-telecaster-relic/

前半ではバイオリン奏者からバイオリン職人の名匠に師事し、職人として腕を磨き始める主人公がバイオリン奏者の巨匠に見いだされ随伴職人として巨匠を支える立場となる。

名匠と巨匠

感覚的には巨匠は芸術家として名をはせた者、名匠は職人として優れている者という使いわけだろうか。
辞典を引いてみて名匠は「すぐれた腕をもつ工匠。名高いたくみ。名工。」であるのに対し、巨匠は「すぐれた能力を持ち、大きな功績を残した人。特に、芸術方面についていう。大家。名匠。」
と書かれている。巨匠は名匠を包含するのかもしれない。優れた技術を持ったうえで功績を築いた者ということだろうか。
確かに本作で描かれるバイオリン奏者ディルクはバイオリンの「弾きやすさ」よりも「音の鳴り」を優先するあたりに
優れた演奏技術を、コンサートツアーを行うほどの人気という点でまさに巨匠ということか。

旨そうな飯

澤作品の好きなポイントのひとつが「旨そうな飯」だ。
本作で出てきたのは”ライ麦パンとザワークラウトの職人ランチ”。
「バターを塗ったライ麦パンに酸味強めなザワークラウトを載せて頬張る」
これだけで口の中には酸味が広がる感覚を覚え、
「ときおりヴルストをかじりながら夕日を眺める。」
で早くもビールが飲みたくなっている。
旨そうな飯の出てくる小説は良い作品だ。

職人からマイスターへ

主人公はその後、巨匠から離れ日本へ帰国。
ある少女との出会いから自身も名匠へと成長していく。

職人から名匠となるには言葉にはできないまた誰からも教わることのできない何か、
"ブレイクスルー"、"キャズム"を超え魔法のような能力が必要なのだろう。
主人公はそれを少女のバイオリンを調整する中で身に着けたということか。

そして名匠となった主人公は再び巨匠の元へ。

さて、ライ麦パンとザワークラウト、ヴルスト買って来ようかな!!

本作はこちらから購入できます。


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