保育園で泣いた娘と、小学校でサインを求められた私
娘が泣いた。
それを見た瞬間、胸がぎゅっと苦しくなった。
有給を使って、小学校の授業参観と保育園の保育参観へ行ってきた日のことです。
まずは娘の保育参観。
普段から娘は保育園の話をよくしてくれます。
「今日は〇〇くんと遊んだー」
「〇〇ちゃんとお姫様ごっこしたんだよー」
おしゃべりも上手になり、最近ではママやにいにに口ごたえもしちゃいます。
やんちゃで天真爛漫な娘。
そんな娘が保育園ではどんなふうに過ごしているのか、ずっと気になっていました。
参観の日は体操の日。
子どもたちは遊んでいたおもちゃを片付けると、先生の声かけに合わせてホールへ移動しました。
小柄な娘は前から2番目。
名前を呼ばれると、元気よく「はい!」と手を挙げて整列します。

先生の話を聞き、自分で考えて動く姿を見ているだけで胸がいっぱいになりました。
家ではまだまだ甘えん坊なのに。
こんなに小さい体で、ちゃんと集団生活を頑張っているんだなぁ。
マット運動をしたり、追いかけっこをしたり。
子どもたちはみんな楽しそうでした。
ところが、体操が半分くらい進んだ頃。
娘の表情が少しずつ曇り始めました。
口をへの字にして、次の瞬間にはぽろぽろと涙。
どうやら私が帰る時間を思い出したようでした。
朝、「今日は保育園に行くけど、そのあとママは小学校に行くから一緒には帰らないよ」
と伝えていたことを、ちゃんと覚えていたのです。
時々私のところへ来て手を握ったり、
「ママ帰らないで」
と小さな声で言ったり。

その姿が切なくて、申し訳なくて。
でも同時に、そんなふうに思ってくれることが愛おしくもありました。
最後は先生に手をつないでもらいながら追いかけっこへ。
本当はそのまま連れて帰りたかったけれど、娘を預けて保育園を後にしました。
次に向かったのは息子の小学校。
ちょうど外国語の授業中でした。
「What’s your name?」
「When is your birthday?」
「See you!」
などの会話を友達同士で読み合い、前に出て発表する授業。
教室に着くと、私のほかにもう一人お母さんが来ていました。
私は一番後ろの席に座る息子の斜め後ろで授業を見学。
すると息子の仲良しの友達が手招きしてくれました。
見せてくれたノートには、
「See you next time」の文字。
「ヒカキンだね!」
と笑うと、親指を立てながら
「See you next time!」
と決めポーズまで見せてくれました。
可愛い。
そして息子のところへ戻ると、なんと同じく「See you next time」の文字。
さすが仲良しコンビ。
以心伝心だったようです。

息子は勇気を出して手を挙げ、英語で発表。
母は『動画に撮りたかったぜ』と心の中で思ってるうちに、いつの間にかもう一人のお母さんは帰っていて、教室にいる保護者は私だけになっていました。
すると突然、先生が私を指差しながら、
「Special guest! Get your sign!」
と子どもたちに声をかけたのです。
え、私?
びっくりしている間にも、子どもたちが次々と列を作り始めました。
サインなんて人生で求められたことがないので戸惑いましたが、とりあえず対応。
「名前は?」
「ちょっと待ってね」
と普通に日本語で話していたけれど、あとから考えたら英語の授業。
せっかくなら英語で返せばよかったなぁと少し後悔。笑
それでも子どもたちはサインを書き終わるたびに、「ありがとうございます」と丁寧にお礼を言ってくれて。
小5なのに、まだまだ可愛い。
そんな姿に思わずにやけてしまいました。
ちなみに息子はというと、列には並ばず。
実の母のサインをもらうのは恥ずかしかったのでしょうか。
よく見ると並んでいたのは男の子ばかりだったので、先生がそう指示していたのかもしれません。
英語だったのと、いきなりでパニック状態であまり聞けずに真相は分からずです。笑
保育園と小学校。
それぞれ違う場所で過ごす子どもたちの姿を見ることができた一日でした。
家では見えない顔がある。
友達といる時の顔。
頑張っている顔。
寂しくて泣く顔。
どれも大切な成長の証でした。
子どもたちからたくさん元気をもらい、また仕事を頑張ろうと思えた一日。
たまには有給を取って学校行事に参加するのも、なかなかいいものですね。

