ワーママの私が気づいた、思春期の息子を責めないために必要だったこと
あの日、私は責められる覚悟で
出社しました。
実は私は2月、5日間も休んだのです。
派遣という立場で、時給制。
有給も使い切り。
正直、心はずっと落ち着きませんでした。
娘のインフルエンザB、その後の胃腸炎。
流行る時期だから仕方ない。
誰のせいでもない。
わかっているのに、「休みすぎた」「申し訳ない」という気持ちは消えませんでした。
パパは完全出社。
休むのは私。
これは我が家の選択。
でも、収入が減る現実もやっぱり痛い。
心の中では、ちょっとしたライブ状態です。
「稼ぎたいかー!」
「おーーー!」
……誰もいないけど。笑
派遣は、正社員とは違います。
任される仕事の量も責任の重さも違う。
でも今の部署で派遣は私ひとり。
面接のとき「スキルアップしていける人が条件」と聞き、
ここで成長したいと思った日のことを
今も覚えています。
「ぜひ来てください」と言ってくださったのが、
今の直属の上司でした。
パソコンも得意ではなかった私に、
一から丁寧に教え、
できる場面を用意してくれた。
会議内容を社員の方へ説明する役目まで任せてくれた。
本当にありがたい環境。
正直、「本当に私でよかったのかな」と不安になることはあります。
でもそのたびに思うのです。
不安になるだけで終わらせず、
その期待に見合う自分になればいい、と。
そんな上司に、今回も救われました。
低空飛行どころか、ほぼ地面すれすれで上司のところへ行きました。
「ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした」と言う私に返ってきたのは、
「お互い様ですよ」と一言。
それだけ。
それだけなのに、涙が出そうになりました。
娘のことまで心配してくれて。
責めるどころか、労う言葉。
ああ、責められないって、こんなに心が軽いんだ。
もしあの日、
「休みすぎだよ」という目で見られたら。
きっと私は、
自分を小さくしていたと思います。
自信をなくし、
必要以上に萎縮していたかもしれません。
責められないことは、
人を甘やかすことではない。
前を向く力を渡すことなんだ、と知りました。
思春期の子どももきっと同じです。
失敗したとき。
うまくいかなかったとき。
いちばん欲しいのは正論ではなく、
「大丈夫?」の一言なのかもしれません。
そして、
もうひとつ気づいたことがあります。
私は、仕事という場所で満たされていました。
信じてもらえたこと。
任せてもらえたこと。
必要とされたこと。
その積み重ねが、私の心を支えてくれていたのです。
ママが外で満たされることは、
わがままではありません。
それは、家族を後回しにすることでもありません。
満たされている人は、
優しくなれます。
余裕があるから、
責めずにいられる。
私は、
あの上司のような大人になりたい。
誰かが低空飛行で謝りに来たとき、
「大丈夫」と言える人でいたい。
そして、家では息子に。
思春期の揺れる心を、
責めずに受け止められる母でありたい。
外で満たされてもいい。
成長したいと思ってもいい。
その先に、優しい大人になりたいと願える自分がいるなら。
それはきっと、間違っていないのだと思います。

