【早稲田中・算数】過去問を分析してわかった合格対策ガイド
早稲田中学校の算数について、2019〜2026年度の8年分の入試問題を大問1題ずつすべて読み込み、分野・形式・難易度を分類しました。「早稲田中の算数は何がどのくらいの頻度でどんな形で出るのか」、そして「50分60点のテストで何をどこまで仕上げれば合格ラインに届くのか」。この2つの問いに、憶測ではなく8年分の実データで答えます。
こんな方に向けた記事です
・早稲田中学校を第一志望・併願で考えているご家庭
・過去問に入る前に「早稲田算数の地図」を頭に入れておきたい方
・大問1・2の小問集合をどう固めるか、具体的な手順を知りたい方
・残りの期間で「やるべき分野」を優先順位づけしたい方
まず押さえる基本データ
・試験時間:50分
・満点:60点
・大問数:5題(〔1〕〔2〕が小問集合、〔3〕〔4〕〔5〕が誘導つきの大型問題という構成が定着)
・小問の総数:15題前後。問題量が極端に多いわけではない
・円周率:3.14を使用(図形が出る年は毎年指定。2020年度のように22/7を指定する年もある)
・解答形式:答えのみを解答用紙に記入。記述で考え方を説明させる形式ではない
・作図:切り口や軌跡をかき入れる問題は出るが、定規・コンパスの使用は認められていない
・第1回・第2回とも、試験時間・構成・頻出分野はほぼ同じ
※試験時間・満点は公表情報にもとづきます。最新の募集要項も必ずご確認ください。
早稲田算数の「型」は8年間ほとんど変わっていない
毎年ほぼ同じ骨格で作られています。〔1〕は計算1問+小問2問の小問集合で、数の性質・条件整理・特殊算が入ります。〔2〕は「次の問いに答えなさい。ただし、円周率は3.14とします」で始まる図形専用の小問集合で、平面図形2問+立体(多くは回転体)1問という並びが定番です。〔3〕〔4〕〔5〕は1テーマを(1)(2)(3)で深掘りする大型問題。〔5〕はほぼ毎年、立体図形が指定席になっています。
1問あたりの重みが非常に大きい
60点を15問前後で割るので、1問およそ4点、大問1題で12点前後です。合格者平均点は年度によって30〜40点台の間で変動しており、「6割前後をどう積むか」の勝負になります。つまり、大問1題を丸ごと落とすと致命傷になる一方、難問1問を捨てても十分に立て直せます。奇問より、標準からやや上のレベルを正確に処理しきる力が問われる設計です。
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