【構造批評】-タングステン急騰編-足りないのは一金属ではない、中国依存が露出した工具材料全体の急所‼️
🟧序章|詰まり始めたのはタングステンではなく、工具材料全体
4月14日の日経速報は、富士精工が中国の輸出規制強化を受け、超硬合金主原料のタングステンに調達不安があると報じています。見た目はタングステン不足ですが、重要な点は、そこではありません。
既発注のタングステンパウダーが中国通関で止まり、代替調達にも数量確保の確約が立たない中で、工具材料全体の供給網が詰まり始めていることです。富士精工自身も、代替となる超硬素材の調達に努めているものの、安定供給に必要な数量を確保できる確約には至っていないとしています。影響が見込まれる製品群はドリル、リーマなどで、事業規模は連結売上高の約30%です。
問題は、価格が上がったから高く買えば済む、という段階ではありません。中間材の通関停止、数量確保の不透明さ、代替材への需要集中が同時に起きると、工具産業はタングステンだけでなく、人工ダイヤ粉末や各種結合材、被膜材まで含めた広い材料群で急所が露出します。今回の本体は一金属の高騰ではありません。ものづくりを支える工具材料全体の詰まりです。
🔵第一章|価格高ではなく、中間材の供給停止
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