TRPG沼にハマった話
「ドラクエやってる?だったらTRPGやろうぜ!」
その一言が僕の人生を大きく変えるとは、当時の中学生だった僕は知る由もありませんでした。
友人の謎の誘い文句に半信半疑で頷いた僕が渡されたのは、雑誌「コンプティーク」
「読んでおいて!」と言われ開いた先には、「ロードス島戦記TRPGリプレイ」
しかし正直なところ、そのとき気になっていたのはリプレイより袋とじだったのですが(笑)
TRPGとは?
TRPG(テーブルトークRPG)とは、ボードゲームやビデオゲームとは違い、プレイヤー同士が会話(トーク)をしながら物語を進めていくRPGです。
サイコロ(ダイス)を振って行動を決めたり、キャラクターを演じながら冒険を楽しんだりするのが特徴で、ゲームマスター(GM)と呼ばれる進行役が物語をリードしていきます。
そこから始まったTRPG沼。
最初に遊んだのは「D&D赤箱」
レベル1のHPはダイスを1回振るだけで決まるので、うっかり1を振ったら気分はまるでスペランカー。
そんな不安定さが逆に楽しくて、どんどんTRPGにのめり込んでいきました。
PL(プレイヤー)として遊ぶのが楽しくなってきた頃、突然友人から「そろそろGMやろっか?」と無茶ぶりされました。
お約束なんて知らなかったので、てんやわんやの展開に…。
例えば、
「盗賊は怪しいからお店にはいれない」
「冒険3回目でドラゴンを登場させてパーティー全滅」
後でめちゃくちゃ怒られましたが、振り返るとTRPGの「試行錯誤も楽しむ文化」に初めて触れた瞬間だった気がします。
高校に進むと、メインで遊ぶのは「ソード・ワールド」(今で言う無印版)になりました。
マルチスキルを取得できるシステムが斬新で、仲間とともに工夫しながらキャラクターを成長させるのが魅力的でした。
TRPGマニアの友人のおかげで、「ロードス島戦記コンパニオン」「トンネルズ&トロールズ」「ストームブリンガー」「ブルーフォレスト物語」など、さまざまな作品を体験することができました。
でもやっぱり、一番ハマったのは「ソード・ワールド」。
4~5人でGMを持ち回り、毎週のように友人宅でキャンペーンを遊び続けた日々は今でも色褪せません。
沼から一度抜け出し、再びハマる
1990年代後半、TRPG冬の時代が訪れます。
僕も社会人となり、次第にTRPGから離れていきました。
しかし2000年代に入り、リプレイ本を読み漁るようになり、「またTRPGをやりたい」という思いが胸に広がりました。
とはいえ、復帰するのはさらに20年後の話です。
2020年、コロナ禍で時間ができた僕は、何気なくネットでTRPG動画を発見。
動画の多くはCOC(クトゥルフ神話TRPG)でしたが、「そういえばソード・ワールドはどうなった?」と調べた結果、「2.5」に進化していることを知りました。
「これは買うしかない!」とルールブックを一気買い。
「魔動列車?何それ!」と興奮しながら、マイキャラを「フォーセリア」ではなく「ラクシア」に転生させ、仮想卓を展開。
実はこのとき、プレイ経験がないままTRPG動画を作るという無謀な挑戦をしたのですが、視聴者の反応に支えられて楽しく続けることができました。
その後、「もっと経験を積みたい」とオンセンSNSで募集されていた卓に参加。
そこから、あれよあれよという間に毎週のようにセッションに参加する日々が始まりました。
TRPG沼にどっぷり浸かって
気づけば、TRPGはまた僕の生活の中心になっています。
昔のキャラクターたちが、今のラクシアで新たな冒険を始めているような感覚が、とても心地よいです。
そして、気づけば部屋の本棚にはルールブックが山積み。
「もうこれ以上増やすのはやめよう」と思っても、新しいサプリメントや追加ルールを見るとつい手が伸びてしまう。
さらには、セッションが終わった後もアフタートークが盛り上がりすぎて、気づけば深夜1時過ぎ…。
「そろそろ寝なきゃ…」と思いつつも、「あの展開、めちゃくちゃ面白かったな!」と話し込んでしまい、翌日寝不足になることもしばしば。
こうしてオールドルーキーとして、TRPGの世界に再び足を踏み入れた僕の半生。
試行錯誤も含めてTRPGを楽しむ文化は、やはり何歳になっても変わらないのだと感じています。
皆さんにも、「気づいたら抜け出せなくなっていた沼」はありますか?
これからも新しい冒険を楽しみながら、たまにはこんな振り返りコラムを書いてみました。
それでは、また次のコラムでお会いしましょう!
