蚊取り線香をつくった人 上山英一郎
蚊の季節になりました。
樹木の「榧」は
葉を燻して蚊を追い払う蚊遣り火として使われてました。1890年 蚊取り線香が登場するまで一般的でした。
さて、日本の夏…といえば金鳥「蚊取り線香」が有名です。気になりました❗️
「蚊取り線香」発明者
▪️上山英一郎 (以下 敬称略)
1862.8.30-1943.9.7

和歌山県有田市 みかん農家生まれ。
立教大学、慶應義塾大学で学ぶも病気で帰郷し
篤農家として農業産業に貢献しました。
1885年 大日本除虫菊(株)
(現社名 金鳥)創業
1886年
恩師 福沢諭吉の紹介状でアメリカ サンフランシスコの植物販売会社社長 H・E・アモアと出会います。上山は、蜜柑、竹、棕櫚などの種を進呈し、アモアからは除虫菊の種子を貰い栽培研究を始めます。
原産は地中海 胚珠の部分に殺虫成分ピレトリンが含まれてます。
(注:1960年代にピレスロイド系「アレスリン」が生産されるようになり現在は使用していない)
1890年 仏壇の線香からヒントを得て棒状の蚊取り線香【金鳥香】を考案します。
しかし燃焼時間40分ほど。一晩中もちません。
そんな中、妻のゆきが、倉で見た蛇をヒントに渦巻き🌀状にすることを思いつきます。
(夜はヤブ蚊、明け方はイエ蚊が人間を襲ってきているそう。🦟 😱)
ダブルコイル製法 手作業の様子

製麺作業のように型取りしたものを2本束ねてコイル状に巻いていた。
(朝日新聞2019、5.19オンラインニュース)
1902年 現在の渦巻き状 蚊取り線香が誕生
60cm 6時間持続
1905年 海外向けに大日本除蟲菊貿易合資会社
蚊取り線香の発明は、国内農業従事者などの虫さされ被害のみならず、今なお感染症被害に苦しむ途上国の人々にとって、簡便で効果抜群のために世界中で人々を蚊から守り愛用されています。
また、少ない水で育つ除虫菊は瀬戸内の産業発展にも多大な貢献をし、広島県尾道市には除虫菊神社(亀森八幡神社境内)にて上山英一郎は御祭神として祀られています。
現在の主流は無香リキッド系などですが、交番や屋台、花屋さんなど、今でもたまに蚊取り線香を見かける時があります。
私にとっては懐かしい香りです。
あの香りとともに、両親や姉や従兄弟たちと軒先で花火をした子供時代を思い出します。
最後ですが、現在の社名「金鳥」の由来は
「鶏口なるも牛後なることなかれ」の
上山英一郎の座右の銘から名づけられました。
