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VACHSS LIVE “THE TAKEOVER” の感想という名のラブレターのようなもの



はじめに:圧倒的パフォーマンス力で殴られる3時間


本ブログで触れさせていただくのは、にじさんじフェス2026内のスペシャルステージとして、5月14日に行われました【VACHSS LIVE “THE TAKEOVER” 】についてです。

本ブログは、にじさんじの1ファンである筆者が、ドルオタとしての視点も踏まえながら、ただ感想を書き連ねたものになっております。
その都合上、有料部も含めた “THE TAKEOVER” に関する重大なネタバレが含まれておりますので、ライブ未視聴の方は閲覧をお控え願います。

またタイトルとして「ラブレター」と称しておりますが、特定のライバーに向けたものではなく、彼らの圧倒的パフォーマンス力に対するものとして考えていただきたいです。

さらに、本ブログで言及する個人名について、敬称略やあだ名の場合がございますが、ご了承くださると幸いです。

見出しにも本文にも圧倒的パフォーマンス力という言葉を使用しているが、一体何のことを表しているのか?という疑問が読者の皆さんの中に生じていても何ら不思議ではありません。
ここで言うパフォーマンス力とは、見せる・魅せる力と言っても過言ではありません。

読者の皆さんの中にもいらっしゃるのではないでしょうか?

無料部分だけ見るかーと思ってYouTubeで配信を見ていたはずなのに、気づいたら6500円を払ってニコ生に移動していた

…という方。かくいう私もその1人です。

もちろんセトリと無料部分の切り方が非常に購買意欲をそそるものであったことは間違いないでしょう。
リスナーが「S.C.R.E.A.M.」だと気づいた瞬間、無料配信が終わる、というにじさんじ運営の掌で完全に踊らされた状況でした。配信を見ていた大半のリスナーは、小柳ロウ・星導ショウ・緋八マナcoverの「S.C.R.E.A.M.」を思い出し、狂喜乱舞し、気づいたら6500円が飛んでいたのです。

まあそういうこともあるわなと思うわけではありますが、結局のところなぜ我々がネチケを買いたくなったかというと、続きを見たいと思ったからに違いありません。いくら月に数万円推しに費やしている気狂いオタクであったとて、見たくもないものにお金は払いません。(もちろん世の中にはそのような物好きもいるでしょうが)

我々に続きを見たいと思わせた要因として、先ほど挙げた選曲センスの良さ、無料部分の切り方の他に、「Replace to be」「バケモノダンスフロア」「インフェルノ」の歌唱によって我々のテンションが限りなくぶち上げられていたということも挙げられるでしょう。

そう、VACHSS全員の圧倒的なパフォーマンス力によって我々のお財布の紐は破壊されてしまったのです。

少なくとも筆者はそう考えております。
そういうことで、次段落ではセトリひとつひとつについて筆者の感想をお伝えさせていただきます。


本題:知らない曲でも楽しめるってすごいことで


“THE TAKEOVER” のセトリは以下のようになっております。

2026/05/14 (Thu.)  VACHSS LIVE  “THE TAKEOVER”

Overture
1. Replace to be (All)
MC①&自己紹介 (All)
2. バケモノダンスフロア (剣持刀也)
3. インフェルノ (加賀美ハヤト)
4. S.C.R.E.A.M. (葛葉, 不破湊, 夢追翔)
MC② (葛葉, 不破湊, 夢追翔)
5. flos (叶, 加賀美ハヤト)
6. ヴィラン (叶, 剣持刀也, 夢追翔)
7. ヒバナ (葛葉)
8. ずうっといっしょ!(不破湊)
MC③ (叶, 不破湊)
9. 夏に去りし君を想フ (叶)
10. 貪欲を患う (夢追翔)
11. Nobody’s Home (葛葉, 加賀美ハヤト, 剣持刀也)
VACHSSならできて当然!6人連続チャレンジ (All)
12. 紋白蝶 (葛葉)
13. III (剣持刀也, 不破湊)
14. asphyxia (叶, 加賀美ハヤト, 不破湊)
15. 鈍色に拍動めく (夢追翔)
MC④ (不破湊, 夢追翔)
16. モニタリング (不破湊)
17. 孤独毒毒 (剣持刀也)
18. Chase the Light! (加賀美ハヤト, 夢追翔)
19. stormy (葛葉, 叶)
MC⑤ (葛葉, 叶)
20. ファタール (葛葉, 不破湊)
21. メリバ (叶)
22. 敗北の少年 (剣持刀也, 夢追翔)
23. 有心論 (加賀美ハヤト)
MC⑥ (All)
24. メメント (All)

アンコール
25. DOGLAND (All)
MC⑦&告知 (All)
26. プロミスザスター (All)

にじさんじ公式Xより作成

全26曲、MCや余興タイム(?)も含め、トータル3時間のとてつもなくボリューミーで満足感のあるライブでした。
見ている途中も、見終わってからも、間違いなく筆者が鑑賞した今までのライブの中で、比類なき程にすばらしいものだったと感じております。

しかしながら筆者は、26曲中11曲しか知っていると言える歌はありませんでした。割合にしておよそ4割!なんと半分以上は知らない曲で構成されているというとんでもないライブを楽しむことができた自分自身に筆者が一番驚いております。
(余談ですが、私がとあるアイドルグループのライブに初参戦したときに知っていた曲数は、17曲中11曲で、割合としては6割強でした。今回のライブと完全に逆転している…)

これは、cover曲が多い、VTuberのライブならではの現象だなと思いました。私が主現場としているグループでは、生誕祭は例外として、ワンマンライブでcover楽曲が披露されることは基本的にありませんから、知らない楽曲=新曲なわけです。

当然推しの新曲が出たとなればテンションが上がるのがオタクという生き物ですが、今回は純粋に知らないだけという…
初ライブでは、周りのオタクたちが「や"っ"た"ー!」と叫んでいるのを横目にペンラの振り方すらわからない数分間を過ごしました。

cover曲主体のライブゆえに、演者のことをよく知っている人であれ、知らない人であれ、曲を全く知らない可能性があるという、ある意味で平等な場を作り出しているのが非常に興味深いです。

そんなわけで、1700文字ほど費やしましたがようやく本題の方へ移らせていただきます。


Overture

この界隈で何と称するのが正しいのか存じ上げないため、Overtureと仮称させていただきます。
にじさんじリスナーのみなさまはOvertureといえば、7th Anniversary LIVEを思い出される方が多いかと思いますが、本ブログでいうOvertureとは、公演前に流れる音楽のことを指します。
今回のライブですと、「Replace to be」が始まる前に流れた映像になります。

あの映像で筆者が一番触れたいのは、各々を表す絵文字がビルの電光掲示板に映し出されたあのシーンです。

オタクのみんなならこれだけで誰のことかわかるよね!当てられるよね!という製作者の意図を感じます。
実際に筆者自身も幼稚園児のようにはしゃぎながら鑑賞しておりました。

それからOvertureがカウントダウンで締められている点も非常に興味深かったです。
アイドルですと、ステージに登場・踊る・1曲目のフォーメーションにつくといった一連の流れのためにOvertureが使用されることが多いため、最後に観客全員でカウントダウンをしてライブに対する機運を高めるというのが面白いと思いました。VTuber界隈ではスタンダードなのでしょうか。


1. Replace to be (All)

なんだぁ…あの登場シーンはぁ…?!

この一言に限ります。
各々がVACHSSの1文字を背負っているからこそできる演出が非常に良かったですね。幕が上がるというか、なくなるというか…視覚的にも始まりを告げる効果がありそうだなーと感じていました。

歌詞については色々な方がもうすでに触れられていると思うのですが、我々オタクが思い描く彼らのキャラクター像を如実に表したものだと筆者は考えております。言わば極度に抽象化したVACHSSという感じでしょうか。

それぞれに対する感想を一言でまとめると、
  教祖→さすがにじさんじの特攻隊長
 主人公→VTuberといえばの1人である彼の言うアンチノミーの重さ
  最愛→語るような前半とtheラップな後半のギャップ
 王子様→最後のポーズのこなれ感
ヒーロー→CEOと社長が交互にやってくる
 挑戦者→逆に自信なかったらびっくりだよ
です。

本当にゆめおが作詞作曲してくれてよかった。頭の中に広辞苑が入っているのでしょうか。知らない語彙は取り出そうにも取り出せませんから、彼のこれまでの努力と費やした膨大な時間に感謝です。


MC①&自己紹介 (All)

MCまで感想を書いていると、とんでもない文字数になりそうなので基本的には割愛させていただきます。
しかしながらさすがに自己紹介に触れないわけにはいかないので、こちらは言及いたします。

筆者の界隈での自己紹介は、推しが自分の名前を言う→オタクが推しの名前を叫ぶという流れなので、オタクは自主的にコーレスをしているというのが常です。(たまにアイドル側がその流れをど忘れして喋りに進んでしまい、オタクがタイミングを見失うことはありますが)
そのため、その場でコーレスを考えるというのが新鮮に感じられました。

個人的には社長のコーレスがその後のくだりも含めて一番良かったです。
偶数からの奇数、そして最後尾というコーレスの流れがあり、最後尾まで楽しませる宣言…激アツ以外の何物でもありません。
会場のボルテージを上げたいときは、社長に任せれば間違いないなと改めて実感した瞬間でした。


2. バケモノダンスフロア (剣持刀也)

知らなかった曲その1です。
ただし筆者は現役でボカロキッズなので、曲調としては聞きなじみがありました。

歌い方が好きだと思ったのは、Bメロの「勘ぐり合うの懊悩の脳」という部分での声を裏返す箇所です。A♭4ですから、恐らく地声でも出せるのでしょうが、あえて裏声を使用することでメリハリが生まれたように感じます。

それから剣持節が効きまくったあの口上が非常に上がりました。
そうです、「バケモノ揃いのダンスフロア 最後までついてこれますか!」というやつです。
我々リスナーはVACHSSのことをドリームチームだとかガチャでSSRを引きまくった人のパーティーなどと称しますが、本人にもその自覚があるのが良いですよね。


3. インフェルノ (加賀美ハヤト)

しっかし加賀美ハヤト本当に煽りが上手いな…
言葉だけでなく、身振り手振りでも客席煽りをしていて、これやられたらコーレスじゃなくても声出るわと思いました。

あとシンプル歌も上手い。
音域と跳躍バグなミセスの曲を歌いこなせるのが信じられません。
筆者がこのライブを見ている横に、ミセスファンの母がいたのですが、「聞いてて安心できる」と言っていました。

それから、ライバーに注目が集まりがちで、あまり触れられていないかもしれないのですが、1番サビ最後のフレイムジェットの音ハメが気持ちよすぎて驚きました。芸コマです。


4. S.C.R.E.A.M. (葛葉, 不破湊, 夢追翔)

来ました、我々にネチケを買わせた張本人。
(お前らのせいで、サイト混んじゃったんだぞ!)
少なくともこの段階ではその日1の歓声が聞こえました。

早口+がなり、またもやバグ跳躍とかいうこの曲(さらにド序盤)ってライブで歌う選曲として正解なのか?という疑問は置いといて、にじさんじリスナーの中でのブチ上がり曲であることは間違いないでしょう。

見どころを3つに絞って挙げるとすれば以下のようになります。
その1 不破湊の「やれるかにじフェス かませぇ!」
その2 絶対にクズくんをハッピーにするッピ!
その3 ゆめおの狂気的な笑い
まあぶっちゃけ全編見どころの塊みたいなライブですから、見どころを挙げるのは野暮ではありますが。

後輩が「DOGLAND」をカバーしてくれたからといって、カバー返しされるとこちらの心臓が持ちませんので自重していただけるとオタクは非常に助かります。ありがとうもっとやれ


5. flos (叶, 加賀美ハヤト)

2人の対称さがいい方向に作用しまくっている曲
歌い方も手の出し方も本当に正反対で、それぞれの性質がピタリと現れていました。
叶さんは一切突っかかりがなくするりと流れていくようで、社長はグッとためてパワーを解放するようでした。

叶さんのCメロの歌い方が、儚くて、美しくて、麗しかったです。
社長は意図的にリズムをずらして歌う部分(体感八度五分の夢は)があり、このアレンジもありだなと唸りました。

それから、ラスサビで花びらが降っていたと思うのですが、現地ではどのように見えていたのかがかなり気になります。


6. ヴィラン (叶, 剣持刀也, 夢追翔)

3人ともキリングパートを完全に自分のものにしている…!
キリングパートとは主にK-POP界隈で使われる単語なのですが、曲の中で特に印象に残る箇所を指します。
今回でしたら、
叶さん→2番サビ前の「で?」、ラスサビ終わりの「ヴィラン」
 剣持→1番サビ終わりの「ヴィラン」
ゆめお→2番サビ終わりの「皮膚の下」
(これに関してはゆめおが自分でキリパにしているような気もします)
ですね!どれもバチイケで信じられないほど悲鳴が上がっていました。し、筆者もラスサビの叶さんの表情が良すぎて普通に声出ました。

2番サビの剣持の「嫉妬くらいはさせてよ」の振りがよくて、手で枠を作って覗き込む感じなのですが、えファンサやんとなりました。

あと、ゆめおの高音が本当にいいなと思っていて、1番サビ冒頭の「男子のフリする」で、E4からB4にぐいんと上がる感じが歌うますぎてびっくりしました。


7. ヒバナ (葛葉)

正直に言わせてください。
ヒバナの葛葉さんで彼の沼に落ちました。
気づいたら我が家にはトレカもアクスタもにじぬいもあります。助けてください。

イントロの「行けるのか幕張ぃ!」からの客席煽りにテンション上がる
→「その頭を撃ち抜いて」のポーズ+ウィンクに腰抜ける
→「心の根を引き抜いて」で心臓なくなる
→間奏の「まだまだ足りねぇな!お前らもっと声出してけー!」で声帯なくなる
→最後の「NOを空振った愛の中で」の首の後ろトントンで声帯復活

という激動の3分半はあっという間に過ぎ去ってしまいました。
(本当にまだまだ書きたいシーンいっぱいあるので、葛葉さんソロだけ抜粋したブログ書くかもしれません)
→なんと書き上げてしまいました

葛葉さん表情管理もポーズの抜かれ方も上手くて、Billieのツキちゃんか???と思ってます。(知らない方は「Billie ツキ チッケム」でご検索ください)

ほんまにこの葛葉さん見られへんくなるの信じられん


8. ずうっといっしょ!(不破湊)

この不破湊にいったい何人の姫が泣かされたんですか?
絶対に激重ドロドロ感情を姫に対して抱えているわけもないホストが、姫が喜びそうな曲を歌うとかいう超絶営業感がたまらなく好きです。

不破湊の困り眉+半目気味+逆三角形の口になっているときの表情のファンなんですけど、あれ多分ライブでしか見られない不破湊ですよね。普段の配信は割と真ん丸お目目な気がします。

曲後のふわっふわのMCのおかげで、ヴァーチャルホストの客から不破湊のリスナーに戻れてよかったです。


9. 夏に去りし君を想フ (叶)

えっっっっっっっっど
コメント欄はこれと傾国で溢れかえっていました。

曲前のMCで、「盛り上げは得意じゃないけどそっちがんばれるよね?」と言われていましたが、絶対にそんなことはないですよね?
確かにオラオラ系の煽り方をしている印象はありませんが、なんというか煽情的で…おっとこれ以上は

イントロの振り向きからすでに好きです。
途中足がアップになったところは全オタク自分の欲望があふれたと思いましたよね?そうだと言え

言ってしまえばステッキはただの棒でしかないのですが、それを彼の魅力を引き立てる道具に仕立て上げられるというのが叶さんの表現力のすばらしい点ですよね。


10. 貪欲を患う (夢追翔)

ヴァーチャルシンガーソングライターがオリ曲引っ提げてやってきたぞ!
お恥ずかしながら、筆者はこの曲のサムネだけ見てスルーしていた民なのですが、この曲のテンポ感の幅広すぎませんか?

サビ以外は淡々とつぶやくように曲が進んでいったと思えば、サビでは思い思いに歌いにかかるという、メンヘラらしい感情の激変を描いている曲だなと思いました。(確証はないですが、サビ部分だけ3拍子に変わっている?)

この曲の高低差がすごすぎて風邪ひきそうです。
恐らくG2からD5までだと思うのですが、ゆめおはなぜこの音域が出る?
このライブで自分の中の評価が上がった人を挙げるとしたら、ゆめお一択です。


11. Nobody’s Home (葛葉, 加賀美ハヤト, 剣持刀也)

初っ端のハミングが美しすぎるだろ
なぜ男性3人で歌って、A♭4→F#4→E4のハミングがあんなにうまいこといくんだよ
答えは全員歌うま音域激広ライバーだからです。

それから、2番終わりの間奏の社長のがなりがよかったです。がなりから次の音に自然につなげられる歌唱力に脱帽です。

そして何より大地、通称リフターに驚きました。幕張にリフターがあったかどうかは記憶にないのですが、それがVTuberのいる世界にも導入されたというのがすごいですね。


VACHSSならできて当然!6人連続チャレンジ (All)

このパートで現地にいた方々もネチケで見ていた方々も一息ついたことでしょう。
今までのライブモードの彼らから浴びる致死量のキラキラにより呼吸困難になっていた我々ですから、普段の配信で見る彼らの雰囲気にものすごく安堵しました。

ろふまお、くろなん、Cellmatesの進行役(?)がいて、全員MC力高めの中、ゆめおが進行役を務めるのがよいなと思いました。(わちゃわちゃ集団VOLTACTIONを裁き切れる実力の持ち主なので)ゆめおの安定感半端なかったです。

リコーダーの音程は、めちゃくちゃ甘めに考えれば2/12、厳しめに考えれば0/12の正答率かな…と妹と話しておりましたので、もうどうあがいてもこの段階でライブの終演は確定していたわけですね。
(もちろんそんなわけはありませんが)


12. 紋白蝶 (葛葉)

この曲は知らなかった曲その5だったのですが、このライブのセトリの中で一番好きな曲になりまして、本家の音源も何度も何度も聞かせていただきました。
(歩きながら聞いていると間奏部分の自転車のベルでいちいち後ろを向いてしまうのは筆者だけでしょうか)

ヒバナの時とは違って、インカムではなくハンドマイクなので、それならではの片手客席煽りが非常によかったです。
この曲がヒバナと比べて曲調が爽やかめということもあると思うのですが、にこにこ笑顔の葛葉さんをたくさん見ることができました。(人外味あふれる葛葉さんもよいですが、にこにこ笑顔の葛葉さんが一番好きなもので…)

これは絶対に触れるべきだと思ったのですが、イントロとアウトロの煽りと間奏部分の語りかけのギャップすごくないですか?
オラオラかっこいい系だったのに、間奏部分で急に「おれも楽しい~ ははっ」とかゆるふわな感じで語りかけられて、オタクは完全に浄化されてしまいました。


13. III (剣持刀也, 不破湊)

にじさんじの有料ライブでホロの曲聞けんだ
ご存じの方も多いかと思いますが、今回披露された「III」はホロライブ所属の宝鐘マリンさんとこぼ・かなえるさんのオリジナル曲で、いわばライバル会社のカバー曲ということになります。もちろん所属タレント同士の仲が悪いというようなことはありませんが、それでもお互いの箱のオリ曲のカバーはあまりありませんでした。(マリ箱なんかはそこそこありますが)
そんな中まさかの「III」、しかもSena×Justen Coverバージョンで本当にテンション上がりました。

まずこの曲のいいところって、推しの英語歌唱を聞けるという点にあると思っておりまして、特に剣持リスナーの方は大歓喜したのではないでしょうか。(本人から漏れ出る英語力に対してこちら側に供給されるエピソードが少ないため)

それから不破湊がJustenさん(マリン船長)パートなのも刺さりました。まあつまること、ドせくちいというわけなので…

2人のイメカラが紫なので会場は紫のペンライトで埋まっていましたが、ステージは赤やオレンジのような楽曲の色に染められていて、ものすごく対照的に感じられました。


14. asphyxia (叶, 加賀美ハヤト, 不破湊)

この曲の難易度鬼高じゃないですか?
本家の音源も何回か聞かせていただいたのですが、音の跳躍が激しく、なぜ生で歌っている彼らは音を外さないんだ?となっておりました。
答えは(以下略)

イントロの不破湊ほんまに配信と同一人物なのが信じられないのですが、あんなに儚げな雰囲気出せるんですか?しかも直前まで「III」でぶち上げていた人がですよ?
この雰囲気の曲を不破湊がソロで歌うんかーと思って期待していたところ、両サイドから叶さんと社長が登場して、そんなことあっていいんですか!?となりました。二段構えで驚かされてしまいました。(しかもラプンツェル叶と天使社長とかいうファン投票第一位の髪型(筆者の主観))

その後の1番Aメロ初っ端の叶さんの歌い方が本当に好きで、「だってどうしようもないことばかりじゃない」の「だぁって」の部分でぐりんと上がる歌い方がとてもよかったです。

1番サビ終わりの社長もすごくよくて、「discordに耽美して」の「耽美」の部分でのがなりと最後フォールで処理するという…どんな喉してるんですか?


15. 鈍色に拍動めく (夢追翔)

この曲大好きなので一刻も早いリリースをお願いします。
まず曲名で、「拍動めく」を「ゆらめく」と読ませるのがものすごくおしゃれだと感じました。鈍色は平たく言えば灰色にあたるのですが、平安時代には喪服の色として使われていたそうです。死を想起する言葉が歌詞として使われていたのもこれが要因ですかね。

それだけ聞くとものすごく暗い曲に聞こえますが、実際は疾走感あふれる超絶爽やかソングです。むしろ、死にたがりの自分がどのように行動するかという決意を表した前向きな歌という解釈の方が似合いますね。

1番サビからゆめおがオリジナル楽曲のMVを背負って歌うのがいいなと思いました。もちろん彼はこれからも進み続けると思いますが、1つの集大成のようでした。

っていうかこのライブのために3曲も書きおろしてるの…?もっと休んでくれやっぱり毎秒作曲して


16. モニタリング (不破湊)

この男、リスナーがヴァーチャルホストに見る幻影をわかりすぎている
「ずうっといっしょ!」に引き続き、「モニタリング」とかいう激重感情の曲を歌われて、不破狂は息をしているのでしょうか?このライブで1番心を抉られたのは不破湊リスナーで間違いないですね。(曲前MCの「1人でもう1曲歌ってみていいっすか」のテンションで出されていいものじゃなさすぎる)

不破湊の虹彩って上が紫、下がピンクなので、半目状態になるとピンクしか見えないんですよ。1番サビ冒頭の「MWAH!」のところとかわかりやすいんですが、この曲ではそれがハートにしか見えなくて本当に助かりました。

あと、ラスサビ前の透明感半端なくないですか?もちろん曲にもよるのですが、「コールボーイ」とかオラオラ系の曲の不破湊と別人にしか聞こえません。


17. 孤独毒毒 (剣持刀也)

この曲剣持が自分で選んだんかなぁ
実は「孤独毒毒」より後は、剣持がろふまおの活動を修了するということが発表されてから書いているのですが、オタク的にはあまり起こってほしくない方向での歌詞との解釈一致が起こってしまっています。

にじさんじ2期生として加入している彼は、本当に思い切りのいい性格だと思っていて、だって普通に生きていて当時は覇権コンテンツでもなかったVTuberとかいう新しい世界に飛び込めることってなかなかなくないですか?ワードセンスや配信内容から彼の頭が良いことなど容易に想像できるわけですが、それなら尚更だと思います。そのままいわゆる良い大学に行って、優良な企業に就職して安定した人生を送ることだって可能だったでしょう。
「大抵の奴らはひよってばっかり」で「丁半のどちらで迷ってばかり」のところを、「尻目にサラッと避けて」「ラッタッタと跳ねて行こう」とできるのが剣持刀也という人間なんだなと改めて実感した出来事でした。

めでたいライブのレポでこんな湿っぽい話をするのは嫌ですから、好きポイントを挙げさせていただきます。
その1 「自信がないの?」でカクカクと嘲るような動き
その2 「あっ!」でピタッと止まって見せどころを作ってくれるところ
その3 「アタシの値札はアタシが貼るだけだ」とかいう強い歌詞なのに困り眉

強く生きようなオタクのみんな


18. Chase the Light! (加賀美ハヤト, 夢追翔)

戦闘力高
筆者はこの曲を知らなかったので、イントロのシンセっぽいピコピコした音で、あーなんかかっこいい系のボカロかな?と思ったわけです。
そしたらそこに飛び込んでくるのはまさかのデスボ
さすがに腰抜かしました。

ケロケロボイスのゆめおの歌めちゃくちゃよくないですか?元から歌が上手いのは当然自明のことなんですけど、オートチューンをつけていても、この人歌上手いんやろなと感じさせる高音の透明感でした。

そしてここでもやはり煽りが上手い加賀美ハヤト。
「これから始まるフェス2026 お祭りは踊らなきゃー!!!」(間違えてたらすいません)からのゆめおのヘドバン。
盛り上がらんわけがない。


19. stormy (葛葉, 叶)

オレたちオタクは蚊帳の外
配信の画面に映る前から、現地の人の悲鳴で多分くろのわやなってわかってた人ほかにもいますよね?それぐらいみんな声出てました。

ラップっぽい歌い方をする曲なので、手を振り下ろすというか、Yoと言わんばかりの動きを2人とも頻繁にされていたわけですが、その動きの対比がよかったです。葛葉さんが手を伸ばして治安悪めに振り下ろす感じで基本的に打点が高くて、叶さんが肘は曲げたままで余裕綽々と揺らしてる感じで顔辺りに手がありました。

曲後のMCで葛葉さんが「喧嘩したと思った?」と言っていましたが、恐らくオタクはだれもそんなこと思っていないでしょう。むしろ喧嘩風の掛け合い助かると思っていたはずです。
てか喧嘩したと思った?って言うぐらいなら背中合わせるな、向かい合うな、意図的に揃えたわけでもない衣装被るな


20. ファタール (葛葉, 不破湊)

お前らがうちらのファタール
なんでこの曲とこんなに親和性高いのに、2人とも歌ってこなかったんですか?VACHSSのライブで歌うとかいう運命のためだった…ってこと!?

っていうか全オタク、2人の配役逆だと思っていませんでしたか?筆者は思ってました。
中島健人さんがプロの王子様なのと同様に、不破湊もオレらの王子様なんですよ。だから中島健人さん→不破湊、キタニタツヤさん→葛葉さんだとばっかり思い込んで聞いていたらまさかの逆でした。
でも確かに共通衣装の葛葉さんアレクサンドル・ラグーザみ強いから違和感も特段ありませんでしたね。

「ファタール」の葛葉さんは、「紋白蝶」の時とは打って変わって人外感マシマシでした。カメラワークと彼の表現力がいい方向に絡み合いすぎて、オタクは卒倒しました。「致命的な欠落をくれたね」から「身勝手な巨星」にかけて、最初はテンポ通りに手を叩いていたのですが、徐々にゆっくりと叩いていくのが本当に良かった。

不破湊の全ての仕草が何回見ても王子様にしか見えん。特にいいなと思った振りなんですけど、「ファタール」の不破湊って結構耳に手を当てて、リスナーの声を聞いてるよ感出してませんか?
オタクの幻覚だって?…まあそうかもしれません


21. メリバ (叶)

さすがに最愛
配信のコメントが「叶、愛してるぞ」で埋まるのも納得のパフォーマンスでした。

「痛いくらいにキスをしよう」で始まったこの曲で、叶さんのファンの方は始まりにして息も絶え絶えだったことでしょう。
しかしなんとその後にハートを描くというとんでもファンサをかましてくれたのです奴は。私がよく参戦するアイドルのライブでも頻繁に行われる典型的なファンサですが、このライブでどベタなファンサが行われたのは初めてだったのではないでしょうか?
もちろんみなさんもわかっている通り、こういう典型的なものって本当に破壊力高いんですよ(だから残っていくのですが)。自分がもらったファンサだと思いたくなってしまうほどに。あれで何人の観客が叶さんに落ちたんでしょうね。

それから「アイウォンチュー アイニージュー アイラブユー」の破壊力も凄まじかったです。なぜあそこで悲鳴が上がらなかったのでしょうか?会場の方は絶命してしまったのでしょうか。

そして最後に言うべきは確実にこれだと思います。
これもくろのわやんありがとう


22. 敗北の少年 (剣持刀也, 夢追翔)

ハモリが美しすぎるな
1番は剣持メロディ、ゆめおハモリで、2番はゆめおメロディ、剣持ハモリでした。お互いの声同士が一切喧嘩せず、引き立てあっているのが非常に良かったです。
ハモリって結構相手に釣られてしまう人が多いと思うんですけど(バナナマンさんの某番組とか…)、釣られることなく5度上ハモリを続けられるのは練習の賜物だなと思いました。

筆者はこの時まで知らなかったのですが、2人はママさん(絵師さん)が同じ、いわゆる兄弟だったのですね。通りで相性がいいわけだ…

あとえにからの技術力どうなってる??
まず雨が降っているのがすごいし、それと同時に演者の顔が濡れているのがすごい。顔の方は汗の技術と同様かな?とも思うのですが、演出として美しすぎます


23. 有心論 (加賀美ハヤト)

社長の歌声はどこまでもまっすぐ届く
社長といえば、デスボだとか声量だとかが注目されがちだと思うのですが、「有心論」を聞くとむしろ社長の本領はこっちなのでは?と考えてしまいます。
それほどまでにメッセージ性のある曲と社長の歌声の相性がよく、我々リスナーの心にガツンと響きます
その証拠に、と挙げていいのかはわかりませんが、今まで演者が舞台上に現れた時には観客席の悲鳴が上がっていたのに、初っ端から社長の歌声が響き渡ったせいというか、おかげというか誰1人として声を上げることはありませんでした。多分絶命したんやろうなぁ…

本当に社長の言葉ってよくて
「すみません、こういう時あんまり器用なこと言えないんですけど、ありがとうございます!!!」
そういうのでいいんだよ。っていうかそういうのがいいんです。


24. メメント (All)

本当にずるい男たちすぎる
(アンコール前)最後の曲にしてやってきた「メメント」。マイクスタンドとともにしっとりと歌い上げられて、アンコールはあるかもしれないけど、ライブが確実に終演へと近づいていると実感しているオタクたちにとっては致命傷にもなりうるものでした。

オタク的好きなポイントで言うと、間奏部分のダンスで踊った人が次の人に受け渡すような動作を最後にしていたところですね。特にわかりやすかったのは、剣持、葛葉さん、ゆめおだと思います。
確かきゅーすとのOvertureで1度そのような演出があったような記憶があります。

曲が終わった後、歓声よりも拍手がされていてこの曲の楽しみ方はこうだよなと深く頷いてしまいました。
そして退場シーンもなくバツンと映像が切れてしまったのでライブが終わった虚無感とともにアンコールへの期待感も高まりました。


25. DOGLAND (All)

やっぱりVACHSSはこれなしじゃ終われないよな!!!!!!!!
ほんまに待ってました。
今回VACHSSのライブを現地であれネットであれ見た人の中で、この歌ってみたを聞いたことない人っているんでしょうか?そのぐらい伝説となっているこの曲ですが、同時にVACHSSといえばという曲にもなっているので、流石に「DOGLAND」なしでライブが終わるとはだれも考えていなかったかもしれないですね。(5/29現在5006万回再生、バズったアイドルのMVぐらい回ってますね)

1人1人のソロパートが来る度に、悲鳴が上がっていて本当に共感の気持ちでいっぱいでした。
(甲乙つけ難いですが)筆者は、この中だと葛葉さんが1番いいなと思っているので、葛葉さんパートだけ語らせていただくと、遠吠えの部分が本当によかったです。歌ってみたの動画でももちろん良かったんですけど、ライブならではで最初にちょっと溜めが入っていたんですよ。テンションが上がらはったのかなんなのかわかりませんが、ニコニコ笑顔でめちゃくちゃ楽しそうな表情でした。

ちなみにその後の不破湊パートで、叶さんと葛葉さんの間を通り抜けて近づいてくるのかなり好きです。

「旗を奪って」の時に、葛葉さんの瞳孔ががっと開くんですけど、歌っている時に表情豊かなのが本当にすごい人だと思います。慣れとか練習とかいろいろ要素があるのでしょうが、次この顔しようと考えるラグもなく、反射的にやりたい表情が出てくるまで努力を重ねているんだろうなと密かに考えておりました。


26. プロミスザスター (All)

ライブ…終わっちまったよ…
本当にすばらしいライブでした。ずっとこの夢の時間が続いてほしいとも思いましたが、終わるからこそライブはいいんです。
ライブは必ず終わりを迎えるからこそ、儚さがあるからこそ、特別感があり、何度も何度も行きたくなるのです。次を求めてしまうのです。

歌声の親和性が高すぎて、サビのユニゾンは1人で歌っているかのように聞こえました。もちろんソロ部分もよかったですが、5年前よりもさらに親睦を重ねた今はユニゾンの方がずっと魅力的に感じます。

銀テの発射のタイミングがばっちりでした
筆者の主現場では、アンコール前に銀テが発射されることが多かったのでVTuberのライブって銀テないんや…と思っていたら、正真正銘の最後の曲のラスサビで発射されて、演出として最高やなとなりました。

VACHSS全員が我々オタクのであり、道標であり続けてくれます。
我々も前進し続ける彼らの後を追い続けられるよう、追いつけるよう、日々精進していきたいですね。


おわりに:ネットチケットを買おう


VACHSS LIVE  “THE TAKEOVER” のネットチケットは、5月31日23時59分まで発売しております。
なんと視聴期限は6月1日23時59分までと、あと72時間以上もの時間、このすばらしいライブを見ることができます。(1回3時間だから24回は見れるね!)

このブログをご覧になった方の中で、 "THE TAKEOVER" を見ていないという方はおそらくいらっしゃらないでしょうが、もしお1人でもいらっしゃったら、ぜひネットチケットを購入して、伝説の見届け人となりましょう。

それでは約14,000字もの長文を読んでくださりありがとうございました。

彼らの歩む未来に幸福あれ!

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